返信


■--・テントひろば
++ 乱 鬼龍 (幼稚園生)…4回          

.「経産省前テントひろば」5年のたたかいと
 |  そこから視えてきたもの  (上)
 └──── (川柳作家・テントひろば運営委員)

 日本の国家権力の牙城ともいうべき、東京霞ヶ関経産省の“一角”を
“占拠”し、テントを立て、脱原発、再稼働阻止等を訴え、福島をはじめ
全国の、そして世界の人びとと結んで、24時間体制を維持しほぼ5年間、
民の声、在野の声を上げつづけてきた「経済産業省前テント」は、多くの
皆さんもすでにご承知のように、さる9月21日(日)深夜3時半に国家権力
の手によって撤去された。

 このほぼ5年間、わたしは連日のようにテントに通い、また泊まりこみ
もし、時には右翼や在特会などの攻撃にも抗し、また全国から、あるいは
世界から、テントを訪ねて来る人びととも交流し、私自身にとっても、非
常に学ぶところがあった。
 東電福島第一原発の大事故と、その放射能大汚染の事実は、多くの事故
に対する根底的な問いかけ、また否定をせまるものである。
 それはまた戦後の左翼、革新、労働、市民、反戦反核運動、といったも
のもまた、その例外ではなく、激しく、厳しく、それらの「過ち」や「限
界」といったものを問うたものでもあったと私は思う。

◎文明史的大転換を突きつける

 2011年9月11日に「テント」が立ったとき、おそらく、テントを立てた
側も、権力の側も、5年間もこのような「テントひろば運動」とでも呼ぶ
べき行動が継続するとは、ほとんど誰も思わなかったのではないか。
 しかし、この大事故、大事件は、まさに日本史始まって以来ともいうべ
き、歴史的な事態であり、それは一国家権力の打倒などという水準ではと
てもすまない「文明史的大転換」であることを、今日を生きる全ての人び
とと全人類に突きつけた全地球的課題である。
 3・11の事態を受けて初めて、原発とはこんな危険で怖ろしいもので
あったのかということを知って立ち上がった、多くの素朴な人びとの怒り
と思いは、かっての新左翼運動や全共闘運動を叩きつぶしたようにはいか
ないということを“敵”原子力帝国の側も、その階級的本能で理解してい
たに違いない。対応を間違えれば、自らを支配階級、国家権力の座から、
失墜させるような事態になりかねないということを、おそらく彼らは恐怖
したに違いない。
 そうした彼我の力関係や、世論の背景等の力の“総和”の中で、「テン
トひろば」は約5年間にもわたって、その意気を高く示しつづけることが
できたのだと思う。 (「下」に続く)

 出典:「世代の杜」第9号(2016年12月「早稲田の杜の会」発行)より

 ※「脱原発青空川柳句会」のご案内
  日 時:12月11日(日)13時より16時
  場 所:東京都千代田区霞ヶ関経産省(テントフェンス前)
      席題2題 乱 鬼龍選 入選者に呈賞
  問い合わせ:070-6472-1947 (乱)

.. 2016年12月05日 08:11   No.1128001

++ 毎日新聞 (部長)…210回       
東電は原発事故被害者へ誠実に賠償せよ
 |  収束作業労働者を人間らしくあつかえ
 |  東電は福島第一原発事故の責任をとれ
 |  12/7(第39回)東京電力本店合同抗議のご案内
 └──── 「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」呼びかけ

東京電力の傲慢、独善、無責任体質は、現在も継続中です。
東京電力への抗議の声を挙げましょう。
今回、東京電力本店への申し入れ文、質問文を募集しておりますので、
希望される個人、団体は準備の上、当日、持参をお願い致します。

「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」呼びかけの、
“東電は責任をとれ!東電本店合同抗議”を、以下の通り開催致します。

 日 時:12月7日(水)18時30分より19時45分頃まで
 場 所:東京電力本店前
 呼びかけ:「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」
 賛 同:126団体

 *当日の天気予報は、「晴れ」です。
・ぜひ多くの方々の参加を、お願いします。
・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
・なお、当日は前段で、17時30分〜18時15分、
 「再稼働阻止全国ネットワーク」主催の「川内原発今すぐ止めろ!」
 九州電力東京支社抗議行動(有楽町電気ビル前:JR有楽町駅
 日比谷口すぐ)が行われます。合わせてご参加下さい。

◎東電関連の新聞記事などをまとめます。

1)原発賠償「とにかく謝れ」。激務で睡眠不足うつ病に。
 東電社員が体験証言。   東京新聞 10/31(月)
2)「汚染水」3トンが漏えい。福島第一原発・淡水化装置付近で
              福島民友 11/2(水)
3)福島第一原発、送電線の鉄塔38年未点検。保安規定違反
朝日新聞デジタル 11/3(木)
4)柏崎刈羽原発、地震による液状化で浸水の可能性。
読売新聞 11/17(木)
5)東電子会社に業務改善勧告、電力市場で相場操縦。
TBS系(JNN)11/18(金)
6)<元原発作業員>白血病「被ばく原因」 東電を提訴。
毎日新聞 11/22(火)
7)東電福島第二原発、地震で燃料プール冷却止まる。
 1メートルの津波確認   東京新聞11/22(火)
8)東電福島第二原発建屋に水たまり。福島県沖地震で、
 東電公表2日遅れ     福島民友 11/25(金)
9)<福島原発事故>廃炉・賠償20兆円へ。
経産省試算、従来想定の2倍へ 11/27(日)



.. 2016年12月05日 09:57   No.1128002
++ 乱 鬼龍 (小学校低学年)…5回       
.「経産省前テントひろば」5年のたたかいと
 |  そこから視えてきたもの  (下)
 └──── (川柳作家・テントひろば運営委員)

◎党派を超えた結果を示したテントひろば

 この5年間をふりかえると、長かったようでもあり、あっという間だっ
たという気もする。昼、夜、24時間体制を、ずっと維持しつづけることは、
そう簡単ではなかったが、前記したような熱い思い、強い怒り、そして決
意を持った多くの人びとが、文字通り老若男女、今までの党派的主義主張
を超えて結集し、粘り強く闘ってきたことは、今日、新たなる戦時下とも
言うべき極右化の日々の中で、この時代とたたかう、そのために力をあわ
せるということはどういうことなのか、というひとつの形を「テントひろ
ば」は示したとも言えると思う。
 しかし、もちろんそれは「テントひろば」万々歳の大絶賛というわけに
もいかないということもまた明らかなことだ。

◎戦後の“城内平和”を激しく揺さぶった

 今日の時代状況の中で、矛盾の存在しないものはない。テントにもこの
5年の間に色々な出来事もあり、去って行った人達がいたのも事実だ。し
かし問題は、矛盾が存在することが問題なのではなく、その矛盾を真剣に
謙虚に、体丸ごとで受けとめて、その止揚≠ノ向けて誠実に努力しよう
とする姿勢が、そして胆力≠ェあるのかどうかということなのだ。
 矛盾から逃げ出していたのでは、いつまでたっても矛盾は解決されない
し、たたかいにとってますますマイナスに作用するであろうことは、あま
りにも自明なことではないか。

 そのような意味で、脱原発という歴史的大事業は、戦後史(そして明治
維新以来150年ということも含めて)総体の城内平和∞常識≠ニいった
ものを、ことごとく激しく揺さぶり、激しく否定したと言えると私は思う。
 しかしそれは、決して絶望への入口などではない。こうした強く激しく、
熱い思いと決意こそが、今日から明日への、希望への入口なのだ。この歴
史的大事業、大転換に連なる、ひとつひとつに全力を挙げる秋を思う。

 出典:「世代の杜」第9号(2016年12月、「早稲田の杜の会」発行)より
 ※訂正1つです。12/2発信の【TMM:No2947】★2
  「経産省前テントひろば」5年のたたかい(上)で
  正:さる8月21日(日)深夜3時半
  誤:さる9月21日(日)深夜3時半


.. 2016年12月06日 08:49   No.1128003
++ 木村雅英 (部長)…183回       
経産省・エネ庁は「今だけ金だけ自分だけ」の大嘘つき!その12
 |  東電賠償・廃炉費用、老朽の託送料金上乗せに反対
 |  安倍政権も官僚も原発ゼロの会(国会議員78名)の談話を尊重せよ
 └──── (経産省前テントひろば)

◎ 12月7日超党派の議員連盟「原発ゼロの会」が記者会見をし、膨らむ
原発費用を国民の電気料金に上乗せする政府の方針に反対する談話を発表
した。
 「東電破綻処理し責任明確に」と訴え、経産省主導による東電・原発の
救済策を非難した。東京新聞によれば、<会見で河野太郎共同代表(自民
党)も「議論の前提となる数字が出てこないことに、自民党からも経産省
に対して不信感が出ている」と批判した。>そうだ。
 安倍政権も官僚も「原発ゼロの会」の当然の主張を尊重するべきだ。

◎ 以下に談話の大筋を引用する。
 詳細はこちらをどうぞ。 こちら

 東京電力福島第一原発(1F)事故の賠償・廃炉費用や老朽化で廃止をす
る原発の廃炉関係費用を託送料金に上乗せして回収するなど、電力会社の
負担を軽減し国民負担を増大させる議論が経済産業省の「電力システム改
革貫徹のための政策小委員会」(貫徹小委)と「東京電力改革・1F問題委
員会」(東電委員会)で進んでいる。前者は今年9月27日、後者は10月5日
にスタートし、いずれも年内に一定のとりまとめをするという。
 国民的議論はもちろん国会の関与も一切ないままに原則を歪めた国民負
担増大案がまとめられるのであれば言語道断である。
 これまでに提案されている託送料金上乗せ案(参考資料)には根拠がない
か飛躍した論理が用いられており、そもそも議論の前提となる数字等も十
分に公開されていない。
 原発ゼロの会は、各種費用の託送料金上乗せに反対するとともに、「原
発の後始末費用」については原則に立ち返るべきであると強く主張する。
【総論】
1.既に東電賠償・廃炉費用は国民負担に転嫁されはじめている
2.東電債務超過回避のために費用見積りを隠すべきではない
3.老朽炉の廃炉関係費用の見積りを明らかにすべき
【東電賠償・廃炉費用について】
4.原賠機構一般負担金「過去分」はあり得ない
5.「使用済燃料再処理等既発電費」の前例を悪用すべきではない
6.1F廃炉費用の託送料金上乗せの根拠がない
7.1Fへの廃炉会計制度(廃止措置資産)適用には歯止めがない
8.東電破綻処理、株主・貸し手責任の完遂が前提
【老朽炉の廃炉費用について】
9.「安全神話」の反省がない
10.ベースロード電源市場とのバーターにすべきではない
11.廃炉促進の特別法で分割償却を担保すべき
12.託送料金上乗せは電力会社に不当な損益改善効果
13.会計制度を歪めるべきではない
14.「原発は安い」というコスト計算に意味はない

※「テント日誌12月9日(金)経産省前テントひろば1807日後」より転載


.. 2016年12月15日 15:06   No.1128004
++ 日下部 (幼稚園生)…1回       
毎月、東電・東葛支社前(千葉県)で抗議行動を行っています
 |  さよなら原発 「東電・東葛支社前アクション」
 └────   「原発止めよう! 東葛の会」@流山市

 さて、私たちも、毎月、「東電・東葛支社前アクション」という名称で、東電・東葛支社前で抗議行動を行っています。同時に、その都度、抗議文や要望書を出したり、公開質問状も提出したりしています。質問状には、内容の良しあしはともかく、文書回答をもらっています。
 このところ、福島第一原発の汚染水対策としての地下水対策として「凍土遮水壁」の問題を取り上げ、質問状を提出しました。そして、添付のような回答書をもらいました。
 10月初旬に質問をしたところ、広報担当者(東葛支社支社長代理)は、「間もなく凍土遮水壁は完成します」と口頭で答えていましたが、実際はご承知のとおりです。
 そして、改めて11月に質問状を提出しました。その回答が添付文書です。
 私たちとしては、「素人にわかるように」とかいて質問をしたのですが、回答書だけではよくわかりません。東電のHPを見ても、技術的な図面などが示されていますが、私たちには、とても理解できません。というわけで、「たんぽぽ舎」のスタッフの方に、添付しました回答書を解説していただける方がおいでにならないかと思って、メールを差し上げています。

1.「凍土遮水壁」工事の完成までの工程をできるだけ具体的に、私たちのような素人にもわかりやすくお示しください。

2.また、過去の報道によれば、完成しても、日量50トンほどの地下水の流入はあるとのことです。この地下水対策の今後の展望も併せてお示しください。


.. 2016年12月16日 08:19   No.1128005
++ 木原壯林 (高校生)…54回       
高浜原発抗告審では民意を大切にしたご判断をお願いします
    ※原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様へ
    大阪高等裁判所へのチラシです
              (若狭の原発を考える会)
━━━━━━━
※たんぽぽ舎の冬休みは、12月29日(木)より2017年1月7日(土)までです。
 2017年1月10日(火)より平常業務とさせていただきます。
 従いまして、「メールマガジン」も上記の期間はお休み致します。
━━━━━━━
※2017年1月6日(金)再稼働反対!金曜官邸前抗議行動は、たんぽぽ舎の冬休み
中ですが通常通り、参加します。
 いつもの「金曜」ビラも持って行きます。ご協力をお願い致します。
━━━━━━━
※2017年1月11日(水)2つの抗議行動にご参加を!
    川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動
 日時:2017年1月11日(水)17:30〜18:150  場所:有楽町電気ビル前
                                                                  (有楽町駅日比谷口すぐ)
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
    東電は原発事故の責任をとれ!「第40回東電本店合同抗議」
 日時:2017年1月11日(水)18:30〜19:30   場所:東京電力本店前
 呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎   賛同:東電株主代表訴訟など126団体

.. 2016年12月24日 06:54   No.1128006
++ 経産省前テントひろば (小学校低学年)…6回       
Mさんへの不当な逮捕・勾留を止め、直ちに釈放を!
 | 抗議声明: 2017年1月20日
 └──── 経産省前テントひろば

◎ 抗議声明 

 Mさんへの不当な逮捕・勾留を止め、直ちに釈放を!
     経産省前テントひろば 2017年1月20日
 警視庁は、1月16日午後4時ころ、経済産業省脇の東京メトロ霞が関駅地下鉄の13番出口で発生したボヤを口実に経産省前テントひろばの仲間のMさんの身柄を事実上拘束して深夜まで事情聴取し、零時を過ぎた午前1時ころに「建造物損壊」の容疑で不当にも逮捕した。
 しかし、上記のボヤは,エレベーターボックス入口の外壁と経産省の敷地を囲うコンクリートの狭い隙間の枯れ葉が燃えてエレベーターの外壁を少しばかり(高さ7・8センチで幅60センチほど)を焦がしたというものである。枯草の火は直ぐに消えたし、エレベーターの外壁のその焦げ具合は雑巾で拭けば拭き取れる程のものだ。刑事事件にするような事件ではない。何よりMさん葉タバコを吸っていた事実はあるが、故意にエレバーターの外壁を火で損傷したような事実は一切ない。刑法260条の建造物損懐罪は、故意に建造物を毀損した行為を処罰する犯罪類型である。仮にMさんに過失があっても建造物損壊罪に問うことは許されない。
 それにも関わらず1月18日の東京地検の森中検察官はMさんの勾留請求し、同日東京地裁の松原経正裁判官は勾留決定をして1月27日(金曜日)までの10日間の身柄拘束を認めた。警察・検察・裁判所が一体となった全く不当な弾圧だ。しかも、今回弾圧されたMさんは78歳と高齢である。彼は「原発を一刻でも早くなくそう」との一心で頑張っているが、いくつかの持病も抱えている。逮捕当日も経産省前で座り込みをしていたが、夕刻の不当な身柄拘束の直前には経産省本館正門前で転倒している。国家権力がこのような高齢で持病を抱えたMさんに不当な事情聴取を強行して逮捕し10日間の勾留を続けていることに、私たち経産省前テントひろばは、満腔の怒りを持って抗議する。
 そもそも今回のMさん逮捕・勾留は警視庁による反原発運動への不当弾圧でもある。警視庁は事件2日後の18日、港区西新橋のテントひろば事務所に対して警察官20名以上を動員し、また、Mさんの自宅にも10名を動員して不当な家宅捜査を強行している。そして、警察は何とMさん逮捕の事務所にあった報道記事などを押収した。全く不当な家宅捜査である。
 さらに、19日には経産省正門に、「平成29年1月16日15時40分頃、当省敷地内で放火事案が発生しました」とする朱書きの「重要なお知られ」なる看板が立てられた。これは警察と経産省が結託して今回のMさん逮捕をきっかけに反原発運動を攻撃するために事件を意図的に歪曲し、誇張、拡大しようとするものである。
 この一事を見ても今回のMさん逮捕が、テントひろばに対する経産省・警察の敵意と嫌悪が背景にある不当弾圧であることは明らかだ。
 私たちは警察・検察は病気のMさんへの違法で不当な人権侵害を直ちにやめて、自由回復のためにMさんを直ちに釈放することを要求する。Mさんに対する不当逮捕、不当勾留を糾弾!ただちに釈放を要求する。
私たちテントひろばは、Mさんの早期の釈放、身柄奪還のために闘い抜く。また同時に原発再稼働反対の旗を高く掲げ、政府・経産省の原発政策の根本的転換まで闘う。


.. 2017年01月25日 08:36   No.1128007
++ S・S (小学校低学年)…5回       
雪の中でのチラシ撒きは指先がじんじんと痺れてくる
 |  1/20原発いらない郡山金曜行動支援行動の報告
 └────  (経産省前テントひろば)

◎ 3か月ぶりの郡山支援行動に行った。1月20日(金)午後には逮捕され
たMさんを巡りテントひろば記者会見が予定されるなか、天候を心配しつ
つ昼過ぎに車で出発。
 東北自動車道をひたすら北上し、福島県に入ったころからチラチラ雪が
舞ってきた。5時にホテル到着。テントニュース99・100・101号に折りを
入れ100部もち、幟(のぼり)旗を用意して防寒対策をとり6時に郡山駅に
向かう。
 駅前に来ても地元福島メンバーが到着しない。雪がかなり激しく降る
中、私は傘を差しながら281さんのバナーを両手で広げる。用意したニュ
ースを駅頭の通行人に配布していると、マイクを使った街宣行動を始める。

◎ ここのところ、配布のチラシ受け取りが悪くなってきていたが、今回
のチラシ配布では意外なほど良くなっているとのSさんの感想。私もそれ
ではと、チラシ配布を始める。若い女子高生や青年男子も受け取るのはう
れしい限りである。
 地元73歳Aさんは、放射能と小児甲状腺癌について訴え、同じくBさん
は安倍首相の政策全体に対する批判を述べる。
 東京から同行したOさんも、街ゆく人々に「経産省テント」での脱原
発の活動を紹介しつつ、「福島を忘れてはならない」とマイクで丁寧に
訴える。

◎ 雪のなかでのチラシ撒きは、寒さのため指先がじんじんと痺れてく
る。それでも、予定通り1時間の街宣を貫徹する。冬の郡山行動はこの点
での厳しさがあるが、終了後は冷え切った身体を温かい料理とワインで温
め、現地の方たちと交流し、9時過ぎにホテルに戻る。途中、雪が降り続
き、かなり積もってきた。明日の浪江希望の牧場へ行く路面が心配である。

◎ 翌土曜日は朝8時半ごろ、ホテルを出発。浪江に向かう広い街道には
雪もついていないので心配なく通行できた。ところが、山道に入ってから
は雪が深く、狭い道路が真っ白い雪に覆われ、スピードを落としての慎重
な運転を心掛けた。にもかかわらず、ゆっくり走っていたせいで一度は上
り坂で車が止まってしまった。そこで、スリップを起こしてしまい、万事
休すと思ったが何とか何とか脱出できた。
 11時半ごろ「希望の牧場」に到着。昨日と打って変わって空は澄み
切って綺麗に晴れあがっている。しかし風が強く気温は低い。牧場は
真っ白な雪で覆われている。そのせいか牛舎から出てきている牛の数は
少ない。
 コンテナハウスのカギは空いているが、吉沢さんはいない。周辺を探す
と、遥か彼方にその姿を発見する。近づくと香港からの来客4名と応対を
していた。

◎ 彼らはドキュメンタリーの画像を撮っているようだ。カメラを持ち、
取材をしている。白石市から譲り受けた牧草ロールの説明をしている。
その餌を牛に食べさせる画像を撮るため、吉沢さんがホイールローダーを
運転して大きなロールを持ち上げて運び、牛の群れに放り投げた。吉沢
さんが手を叩くと牛が一斉にロールに群がり美味しそうに食べ始める。
私も初めて見る光景である。「餌をくれてやる」場面である。
 香港のグループにも持ってきたテントニュースを渡し、吉沢さんにも渡
し、牧場を後にした。帰りは常磐道をひたすら南下し東京に向かう。

 (「経産省前テントひろばニュース」第102号2017.1.24より
  了承を得て転載)



.. 2017年02月01日 08:12   No.1128008
++ S.E (幼稚園生)…1回       
.「廃炉こそ社会の元気の一里塚」
 |  「冬枯れの原発荒野に春芽吹く」など盛会
 |  2/19「脱原発青空テント川柳句会」の報告
 └──── (経産省前テントひろば)

 2月19日(日)「脱原発青空テント川柳句会」が開催されました
 選者は、乱鬼龍氏。席題は「芽」「元気」。
 参加者は初参加の方1名が加わり11名、良く晴れて陽に当たっていると
暖かでハトや雀もたくさん来ていました。
 また、日比谷野音で行われていた「総がかり集会」の前後に立ち寄って
下さる方も多くみられました。
入選句の発表後、入選者へ選者より様々な景品が手渡されました。
入選句は以下の通りです。

席題・「芽」
特選・「陽と風がぬるみ梢に芽吹く春」-無位史膳(むいしぜん)
秀句
・「悪の芽は目利きの民に通じない」-花水蓮
・「自由の芽潰す与党に鉄槌を」-恭ん
・「冬枯れの原発荒野に春芽吹く」-三茶
・「人の波野音満杯希望の芽」-ぎんなん
・「芽を出すか考え意見する時代」-芒野

席題・「元気」
特選・「この時代元気正気は貴重品」-芒野
秀句
・「夢もらうひとときの旅ピラミッド」-藤康
・「原発を停めよ止めよと元気満つ」-三茶
・「廃炉こそ社会の元気の一里塚」-恭ん
・「友あふれ心自然に踊り出す」-無位史膳(むいしぜん)
・「脱原発元気一杯今日も又」-落葉

次回の「脱原発青空テント川柳句会」は
3月5日(日)13時からの予定です。
        (2月21日版 経産省前脱原発テント日誌より抜粋)

.. 2017年02月25日 18:46   No.1128009
++ 木村雅英 (部長)…194回       
.「入札価格が低すぎる」と三菱重工を怒る資源エネルギー庁
 |  資源エネ庁が東芝のウェスチングハウス買収価格を釣り上げた?
 |  経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の
 |  大嘘つき!その21
 └──── (経産省前テントひろば)

 「週刊エコノミスト」2/7特集「電気代は税金となった―間違いだら
けの東電改革、廃炉は8兆円で済まない、原発で東芝経営危機〜」がとて
も面白い。少し古いけれども今でも売っている(定価:670円)し図書館
にもある。
 よろしければどうぞ。引用したい情報が満載なので順次紹介していく。

○ まずは、「原子力事業再編というババ抜き 東芝経営危機」
 (編集部・後藤逸郎)。
 「その19」に書いたように東芝がウェスチングハウス(WEC)を買収し
てから東芝が奈落の底に落ちているが、この買収にも資源エネルギー庁が
関わっていたらしい。

◎エネ庁に怒られた三菱重工
 ここで奇妙な動きが起きた。原子力に力を入れ、中国やインドへの販売
に動き、「原子力ルネサンス」と市場を盛り上げたブッシュ米大統領(当
時)は、GEによるWEC買収を支持した。「安全保障の観点から米企業
が望ましい」と、個人的に親しいブレア英首相(同)にロビー活動したのに
とどまらず、グティエレス米商務長官(同)が英貿易産業相に書簡を送った
と、英米で伝えられた。
 相前後して、WEC入札に動いた三菱重工は「資源エネルギー庁から
『入札価格が低すぎると怒られた』(三菱重工幹部)という。三菱重工は
26億ドル前後(約3000億円)を示したが、英米紙は「相場の倍以上の40億
ドルの入札があった」とかき立てた。
 ババ抜きのプレーヤーがはやし立てる中、東芝は相場をはるかに上回る
54億ドル(約6200億円)の最高値で応札し、WECを買収した。米企業の
入札額は最高額に及ばなかったと、英米紙は伝えた。
 このときつり上がった買収額が巨額ののれん代を生じさせ、東芝の現
在の経営危機を招く。まさにババを引いた形だ。

○ 長い引用だが、WECの買収に資源エネルギー庁トップが積極的に動
いてこの巨額の買収が起こったことが分かる。
 また、ブッシュとブレアと日本が登場しての買収劇、世界中の反対にも
拘らず大量破壊兵器・核武装の大嘘をついて愚かで悲惨な侵略戦争を開始
したイ

.. 2017年02月26日 15:19   No.1128010
++ 木村雅英 (部長)…195回       
イラク攻撃を思い起こさせる。
 経産省・資源エネルギー庁を監視し続けねば。

.. 2017年02月26日 15:29   No.1128011


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