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避難者 農家 声なき声…ベニヤに描く これが福島の現実 都内の画家、路上で 事故後の東電対応に衝撃 現地取材 現代の「原爆の図」
東京電力福島第一原発事故で被害に遭った人たちの話をもとに、ベニヤ 板に絵を描き続ける画家がいる。東京都在住の壺井明さん(40)。路上で作 品を展示しては、道行く人と対話し、福島の現実を伝えている。 東京都内の公園に、幅3メートルにもなる作品がいくつも並んだ。仮設 住宅で暮らす避難者、原発作業員、農家…。それぞれベニヤ板3枚に油絵 の具で描かれている。モノトーンの暗い画面に、血液のような赤が目を引 く。その迫力に道行く人が思わず足を止めると、壺井さんが「これね、福 島の絵なんですよ」と話し掛けた。 (中略) 作品は12月10、11の両日、東京都世田谷区太子堂4の8の3、B102の アートスペース「KEN」で展示される。 午後1〜6時で、両日午後2時から壺井さんのトークがある。 入場料1,000円。 問い合わせは「KEN」=電03(3795)1776=へ(当日のみ)。 (11月24日夕刊9面より抜粋)
.. 2016年12月01日 12:32 No.1125005
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