返信


■--核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長)
++ 山田清彦 (幼稚園生)…3回          

.「再処理工場は廃炉ではなく、建設中止が正しいです」
| 11月19日付け地震と原発事故情報【TMM:No2942】の訂正です


「ピースサイクル2016for六ヶ所報告集」に掲載されていた山田清彦様の文章【再処理工場をめぐって「もんじゅ」の撤退とこれから】を11月19日に、たんぽぽ舎のメールマガジンに転載させていただきましたところ、メールマガジン読者Fさんから、以下のような問い合わせメールが届きました。
「再処理工場の廃炉」って、分かりません。
  再処理工場に「炉」があるのでしょうか?
  あれば、それは何をする炉でしょうか?

○山田さんから訂正のお返事がありました

すいませんが、言葉が間違っていました。
「もんじゅ」の廃炉から再処理工場の廃炉へ!
と書いていたのですが、再処理工場は廃炉ではなく、建設中止が正しいです。
 御指摘に感謝申し上げます。

 なお、今までのアクティブ試験でも相当に再処理工場が汚染されており、建設中止しても即座に廃棄ができないのは、もっと問題。
 東海再処理工場の廃棄までは約70年かかるとの発表があって、もっと短くしてと要請があったようです。
建設中止しても、後戻りできない六ヶ所再処理工場は、操業にも金がかかるけど、廃棄にも相当にお金がかかるのですね。
 でも、その費用負担は国民だから、政府も電力会社も困らないんだろうな?

.. 2016年11月28日 11:10   No.1124001

++ 木原壯林 (高校生)…50回       
地震に弱い使用済み核燃料プール
 |  地震で倒壊する恐れもあります
 |  原発が再稼働すればさらに危険な状態になる(下)
 └──── (若狭の原発を考える会)

○緊急事態対策が極端に不十分な使用済み核燃料プールは、原子炉本体
(圧力容器)より格段に脆弱です。
 使用済み核燃料貯蔵プールは脆弱(ぜいじゃく)で、冷却水喪失→メル
トダウンの危険性が高いことは福島第一原発事故(4号機燃料プールから
冷却水が漏れ、核燃料溶融の危機にあった)でも明らかになっています。
 原発重大事故に関して、原子炉本体での破滅的な事態(崩壊熱を出し続
けている原子炉の核暴走、冷却水不足や漏出、原子炉容器の破断や破壊、
炉心溶融など)の発生防止は中心的課題となっていますが、使用済み燃料
プールに起因する重大事態の可能性についてはあまり関心が払われていま
せん。
 例えば、原子炉は炉心溶融を避けるために、バックアップ・ポンプ、
バックアップ電源供給システム、バックアップ冷却システムを有し、炉心
溶融に備えて、放射性物質封じ込めシステムを持っていますが、使用済み
燃料プールについては、それらに比較できるほどのシステムを持っていま
せん。
 なお、原子炉圧力容器は、高温高圧にも耐える鋼鉄の閉じ込め容器です
が、使用済み燃料プールは、上部が解放されたプールで、閉じ込め効果は
ありませんし、プール倒壊の可能性も指摘されています。
 それでも、往々にして使用済み燃料プールに格納されている核燃料は、
原子炉に収められている核燃料より、ずっと多いのです。このプールの冷
却水が継続的に喪失あるいは不足すると、核燃料が高温になり、大きなダ
メージを受けます。
 使用済み燃料プールの放射性物質封じ込め対策は貧弱ですから、放射性
生成物が大気中に放出されるなどの重大な結果を招くことになります。
 さらに、使用済み燃料プールの冷却水(放射線遮蔽効果がある)が失わ
れれば、使用済み燃料プール周辺の何百メートルもの範囲が、人が近寄れ
ないほど多量のガンマ放射線に曝されます。その結果、適正な事故拡大防
止対策を行うことが難しくなり、プール内の核燃料はメルトダウンする危
険に直面します。
 プール中の使用済み核燃料が異常に過熱されれば、核燃料被覆管のジル
コニウムと水が反応して生じる水素の爆発、ジルコニウムの酸化による火
災発生の恐れもあります。
 一方、プール中の使用済み燃料棒の間隔が、変形や溶融などによって狭
まれば、臨界に達し、核分裂連鎖反応がプール内で起こりかねません。
 以上の何れの事態でも、膨大な量の放射性物質が放出され、福島やチェ
ルノブイリのような重大事故になりかねません。


.. 2016年12月01日 08:06   No.1124002
++ 木原壯林 (高校生)…51回       
○原発が再稼働されれば、放射線量、発熱量の多い新しい使用済み核燃料
がプールに搬入され、プールの危険度は高くなります
 今、川内原発2号機、伊方原発3号機を除いて、国内の原発は停止して
います。このうち、3年以上停止している原発の使用済み核燃料の放射線
量と発熱量は、燃料をキャスクに入れて空冷で貯蔵、移送できる状態近く
まで減衰しています。使用済み燃料発生初期に比べれば、危険性が格段に
低くなっています。
 しかし、ここで原発を再稼働すれば、放射線量、発熱量の高い使用済み
燃料を生み出します。重大事故の確率は、格段に高くなります。全ての原
発の再稼働を阻止し、次の事故が起こる前に、原発を全廃しなければなり
ません。

○日本の使用済み核燃料は17.000トン:保管場所は満杯に近付いていま
す。
 先述のように、核燃料は永久に使用することは出来ず、一定期間燃焼さ
せると、新燃料と交換せざるを得なくなります。そのため、使用済み核燃
料がたまります。
 現在、日本には使用済み核燃料が17,000トン以上たまり、原発の燃料
プールと日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の保管スペースを合計
した貯蔵容量の73%が埋まっています。
 原発が順次再稼働した場合、数年後には満杯になります。
 国の計画では、全国の使用済み核燃料は六ケ所村に移送し、再処理して、
ウラン、プルトニウムを取り出し、再利用することになっていました。
 しかし、再処理工場の建設はトラブル続きで、すでに2兆2千億円をつ
ぎ込んだにもかかわらず、完成の目途(めど)は立っていません(危険極
まりないこの工場の運転は不可能とも言われています)。
 日本原燃・再処理工場の一時保管スペース(容量3,000トン)の貯蔵量
は、2012年9月で2,945トン(占有率は98%)に達しています。
 青森県は「現在一時預かりしている使用済み燃料は、再処理の前提が崩
れれば、各原発に返すだけだ」と強調しています。
 福井県にある原発13基が持つ使用済み核燃料貯蔵施設の容量は5,290トン
ですが、その7割近くが3,550トンの使用済み燃料で埋まっています。
 高浜、大飯、美浜の原発が再稼働されれば、7年程度で貯蔵限度を超
え、原発の稼働は出来なくなります。
 一方、日本には、低レベルおよび高レベル放射性廃棄物が200リットル
(L)ドラム缶にしてそれぞれ約120万本および約1万本蓄積していますが、
その処分は極めて困難で、永久貯蔵はおろか中間貯蔵を引き受ける所もあ
りません。

※使用済み核燃料プールは、極めて脆弱で、
 地震で倒壊する恐れもあります。
 地震多発国に原発はあってはなりません。

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090−1965−7102)


.. 2016年12月01日 08:12   No.1124003
++ 木原壯林 (高校生)…52回       
.「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」ご賛同のお願い
 └──── (若狭の原発を考える会)

○原発全廃、再稼働阻止のために日夜ご奮闘の皆様

 去る22日、福島沖を震源とするマグニチュード7.4の大きな地震が発生し
ました。被災された方々のご苦労を思い、心からお見舞い申し上げます。
 この地震によって、福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却
水循環系統が自動停止したと報じられ、改めて、使用済み核燃料の保管の
難しさを考えさせられました。

○さて、今冬から来春にかけて、高浜原発3、4号機再稼働阻止の運動は
一つの正念場を迎えると考えられます。大阪高裁での高浜原発運転差止め
大津地裁仮処分決定に対する抗告審の書面提出期限が12月12日、審理終了
が12月26日とされ、2月にも決定が出ようとしています。
 もし、逆転判決が出れば、2月中の再稼働の可能性があります。関電
は、何が何でも早急に結論を得て、再稼働に漕ぎ着けたいと躍起です。許
してはなりません。これを許せば、関電は、世界的に見ても老朽な40年越
え原発・高浜1、2号機、美浜3号機を含む他原発の再稼働の動きをさら
に加速するでしょう。
 また、原子力規制委員会、政府、電力会社も、破綻した「もんじゅ」だ
けを切り捨て、それによって国民の信頼を回復して、荒唐無稽な核燃料サ
イクルをさらに推進するでしょう。

○このような状況の中で、関西および福井の各地で原発全廃の運動を進め
てきた「原子力発電に反対する福井県民会議」、「さいなら原発・びわこ
ネットワーク」、「さよなら原発神戸アクション」、「さよなら原発なら
県ネット」、[ストップ・ザ・もんじゅ]、「若狭の原発を考える会」は、
呼びかけ団体となって、大阪高裁決定前の1月22日(日)に、「高浜原発う
ごかすな!1.22関電包囲全国集会」を大阪で開催し、[原発NO!」の
断固たる民意を司法に示し、全国に訴えたいと考えました。
 皆様のご賛同とご協力をお願いいたします。
 「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」にご賛同いただける団
体および個人は、電話、FAX、Eメールにて、木原までご連絡下さい。

◇行動と集会の内容
 <前段のデモ>
 出発前集会
 と き:14:00  ※デモ出発14:30
 ところ:中之島公園・女性像前(大阪市役所の南側)
 主 催:1.22関電包囲全国集会実行委員会
     デモは西梅田公園が終点。15:15頃、到着予定。
   その後、三々五々、関電本店前に移動。歩5〜10分。
 <本集会>
 名 称:高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会
 と き:16:00〜17:30
 ところ:関西電力本店前
 主 催:1.22関電包囲全国集会実行委員会
連絡先:木原壯林(若狭の原発を考える会)
      TEL:090-1965-7102  FAX:075-501-7102
      E-mail:kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp


.. 2016年12月01日 08:21   No.1124004
++ 渡辺寿子 (中学生)…35回       
再稼働争点で勝利した新潟県知事選
 |  再稼働の資格ない東京電力、柏崎刈羽原発に執着する 「上」
 └────  (原発いらない!ちば)

1.原発現地再稼働反対世論の勝利
2.何も責任とらされていない東京電力
3.老朽設備放置で火災・停電事故
  東電の安全軽視が事故を招く
4.ケーブル事故は原発過酷事故招く
 ※今回は、(4)まで。(5)は「下」に続きます
5.海外で原発計画停止相次ぐ
 (イ)リトアニアで反原発の野党勝利
 (ロ)ベトナム原発計画白紙撤回へ
 (ハ)台湾原発全廃へ 反原発民衆運動の勝利


1.原発現地再稼働反対世論の勝利

 10月16日投票の新潟県知事選で再稼働反対の米山隆一氏が当選しまし
た。自公推薦の森民夫氏に63500票の大差をつけた圧倒的勝利でした。
 東電、政権、財界、労働界(連合)が一体となってマスコミ(新潟日
報)を使った卑劣な泉田知事降ろし策謀の結果、泉田知事は突然の立候補
辞退に追い込まれました。
 原発推進の電機労連を抱える「連合」の支援を受ける民進党を頼りにで
きず、大変な準備不足の中で立候補した米山氏の勝利は市民運動の勝利で
あり、私たちに勇気と希望を与えるものです。

 勝因の第一は争点を原発問題、柏崎刈羽原発再稼働の是非に絞り込んだ
ことです。米山氏は立候補に当たって「泉田路線を継承する。原発問題に
ついては福島第一原発事故の検証なしに再稼働の議論は始められない」と
明言しました。
 福島第一原発事故を起こした東電が世界最大級の柏崎刈羽を動かすこと
に県民は、はっきり「NO」を突き付けたのです。原発現地住民の原発拒
否の意思が米山さんを当選させました。
 米山さんはこれからも様々な圧力に負けず、本当の安全・安心を求める
県民世論、そして全国の再稼働反対の声に応えて、再稼働を止める力を発
揮してくれることでしょう。
 そのためには知事が孤立しないようにこれからも県民、全国の市民の支
援、激励が必要でしょう。


.. 2016年12月01日 08:54   No.1124005
++ 渡辺寿子 (中学生)…36回       
2.何も責任とらされていない東京電力

 新潟現地住民の再稼働に対する拒否感は強いことが知事選で証明されま
した。
 しかし福島第一原発事故の収束に注力しなければならない東電は柏崎刈
羽の再稼働に執着しています。
 東電は現在、賠償費用などは政府が肩代わりし、電力各社が返済資金を
都合しています。そのおかげで東電は存続できているわけです。規制委は
柏崎刈羽原発の新規制基準による審査で東電の資金力も審査対象にします
が、対策工事の費用を工面できるかチェックするにすぎません。
 東電はこの先さらに賠償金や廃炉費用などが膨らむとして国にさらに税
金投入することを求める構えです。 

 経産省は財界人を中心にして「東電改革・1F(福島第一)問題委員
会(東電委員会)」を立ち上げ、この委員会の意見という形で、東電への
さらなる国費(税金)の注入や賠償費用の一部を電気料金に上乗せするな
ど国民に負担を求めて東電を救済する政策の導入を画策しています。
 このようにあれだけの大事故を起こして大量の放射能を放出し、いまだ
に10万人以上の人々が故郷を追われて避難しているというのに、東電は今
のところ何の罰も受けず、財政的にも何の負担も負っていません。

 事故の収束はまったくできていないのに性懲りもなく柏崎刈羽原発を再
稼働しようなどと発想できるのは、東電が何の責任も問われず、処罰され
ず、経営破たんさせられてもいないからです。
 東電はまったく無傷でのうのうと生き延びているのです。これではまた
大事故を起こしたら会社がなくなるかもしれず、再稼働は諦めようという
気にはなりません。
 自分で賠償金、廃炉、除染費用を賄えなくても破たんさせられない東電
を見て、他の電力会社も安心して再稼働に走れるのです。


.. 2016年12月01日 09:08   No.1124006
++ 渡辺寿子 (中学生)…37回       
3.老朽設備放置で火災・停電事故 東電の安全軽視が事故を招く

 10月12日、東電の地下送電線が火災を起こし、それにより首都圏の広域
で停電が起きました。
 この火災・停電事故が露わにした深刻な問題点について渡辺悦司さ
ん(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)がたんぽぽ舎のメルマガに
投稿し、警告を発しています。
 再稼働の危険性にもつながる需要な問題だと思い、渡辺さんの投稿を引
用しつつ以下問題点を記述します。

 今回の停電事故が示した問題点は
(1)電力設備が老朽化していること(今回の火災の原因は送電線の紙製
絶縁部の劣化によるショートの火花が絶縁油に引火した可能性が高い)。
 事故を起こしたのと同種の送電線の耐用年数は20〜30年なのに、設置後
35年も経過していました。東電管内にはこのような耐用年数を超えて使用
され続け、今回のような事故を起こす危険性のある送電線が1000km以上あ
るということです。

(2)東電が保守、点検をまともに行っていないこと(年に1回、しかも目
視検査のみ)。保守、点検の放置は原発でも同様です。高浜原発では重要
な一次系高圧バルブの点検が8年間も行われていませんでした。

4.ケーブル事故は原発過酷事故招く

 このような送電線は送電鉄塔から先の原発の構内でも広く使われてい
て、いつでもこのような事故を起こす可能性があります。
 防火ケーブルでない古いケーブルは高圧送電線だけでなく、一般の配線
ケーブルも火災事故を起こす危険性があります。この問題は東電だけでな
く、すべての電力会社についていえることです。
 今回の事故で「事故が起きるまで使い続ける」「ソレガコスト削減につ
ながる」という設備、施設の保安に対する電力会社の基本姿勢、行動様式
が明らかになりました。この姿勢は原発にも及びます。

 政府も規制委もこのような電力会社の安全管理に対する姿勢を問題にせ
ず、再稼働を強行し続けているのは危機的です。
 皮肉なことに電気を作る原発は、電気が送られなくなると過酷事故に
なってしまうということを、私たちは福島第一原発事故でイヤという程思
い知らされました。
 東電が再稼働をもくろんでいる柏崎刈羽原発で、ケーブルの扱いが杜
撰(ずさん)だったことが指摘されました。ケーブル事故は原発過酷事故に
つながるわけですからおそろしいことです。

 原発は原子炉だけでなく、配管や電気系統などあらゆる設備の安全性が
確保されていないと重大事故を引き起こします。
 今回の火災・停電事故でケーブル問題の重要性がわかりました。コスト
削減のために老朽設備を放置し、点検を怠っている安全意識のない東電を
はじめとした電力会社に再稼働の資格は全くないことを訴えましょう。
 「下」に続く


.. 2016年12月01日 09:19   No.1124007
++ 今井孝司 (小学校低学年)…7回       
福島県沖地震を含む直近1カ月の地震と原発関連の情報を
 |  「地震がよくわかる会」HPにアップのお知らせ
 |  東電福島第二原発3号機のプールからダクトに
 |  485リットル漏れていた等
 └──── (地震がよくわかる会)

 直近1カ月で起きた地震と原発関連の記事(記事総数68件)を
地震がよくわかる会HP(こちら )の【更新記事】に
アップしました。
 内容は、
(1)「ニュージーランドでM7.8の地震」(11/14)、
(2)「非常用電源また故障 六ヶ所再処理工場」(11/15)、
(3)「美浜3号運転延長認可 老朽原発で2例目」(11/16)、
(4)「福島県沖で地震M7.4 福島第二原発核燃料プール一時冷却
    停止」(11/22)等です。

 (2)の記事では、見出しに「また故障」とあり、かなり厳しい表現だ
と感じ、過去の記事も調べたところ、2011年以降だけでも、再処理工場の
非常用電源は6回故障していることが分かりました。年に1回ほどのペー
スになります。日本原燃はあの福島第一原発事故から何を学んだのか、大
いに疑問に思います。
 まとめたものを当会ホームページの【特集】「六ヶ所再処理工場で非常
用電源故障が多発」に作成しました。
 (4)の福島県沖地震で、冷却停止の原因について、東京電力は当初は
「タンクの水が地震で揺れたことを水位変化と検知した」ためという説明
から、「プール脇にあるタンク内の水位低下」という説明に変更したとい
う記事(河北新報11月25日)がありました。
 2度目の説明によると、プールの水は壁のダクトに流入し、約485リッ
トル漏れていたということです。当該記事は【特集】「11.22福島沖地震
で福島第2原発核燃料冷却停止」の6件目に有ります。
 来年は2007年に起きた新潟県中越沖地震から10年となります。あの当時
と今を比較する材料として、2007年〜2008年にかけて集めた記事(約300
件)を【特集】「柏崎刈羽原発と中越沖地震」として3つに分けてアップ
しました。



.. 2016年12月01日 11:30   No.1124008
++ 伊藤久雄 (幼稚園生)…3回       
.「もう話そう 私と巻原発住民投票」(高島民雄さん著)の紹介
 |  原発計画白紙撤回までの34年の回顧録
 |  本書は原発立地市町村のとりわけ再稼働推進の立場の人々に
 |  ぜひ読んで欲しい
 └──── (たんぽぽ舎アドバイザー)

「巻原発・住民投票を実行する会」の闘いの中心におられた高島民雄
さんの回顧録を紹介します。
 現代人文社から私(伊藤)に送っていただいた本書。
 まさに34年の長きにわたり巻原発反対運動の中心におられた高島さんの
回顧録です。高島さんにしか語ることのできない真実が明らかにされてい
ます。

 高島さんは「はしがき」の中でこう述べています。
 『十数年を経て封印を解く。晩節を汚すことにならいか?詰まるところ
自己顕示欲のはけ口ではないのか?どのような批判も引き受けることにし
た。』と。

 私(伊藤)自身も墓場に持っていかなければならないことがいくつかあ
ります。高島さんが今その封印を解くことの重い意味を、私はずっと考え
ながら読み終えました。
 運動すること、活動を継続することの責任を問いかける本書を、私は原
発立地市町村の、とりわけ再稼働推進の立場の人々にぜひ読んで欲しいと
思います。

 計画白紙撤回までの34年の回顧録(現代人文社)
 東北電力が新潟・巻原発計画を白紙撤回してから13年。
 町民の住民投票によって原発計画が断念されたのは、稀有な出来事と
言ってよい。そこには、「巻原発・住民投票を実行する会」の粘り強い闘
いがあった。
 その中心にいた筆者がその住民投票運動の真の姿を伝える。


.. 2016年12月01日 11:47   No.1124009
++ 渡辺寿子 (中学生)…38回       
再稼働争点で勝利した新潟県知事選
 |  再稼働の資格ない東京電力、柏崎刈羽原発に執着する 「下」
 └────  (原発いらない!ちば)

  ※11/29発信の【TMM:No2944】★2再稼働の資格ない東京電力、
   柏崎刈羽原発に執着する 「上」の原稿で訂正があります。
   正:原発推進の電力総連を抱える「連合」…
   誤:原発推進の電機労連を抱える「連合」…
     おわびして訂正致します。「事故情報編集部」

5.海外で原発計画停止相次ぐ

 川内、伊方再稼働が強行され、さらに美浜3号、玄海3、4号の新規制
基準の審査適合と再稼働の流れが強まっている日本ですが、リトアニア、
ベトナム、台湾と全部、日本が原発を売り込んでいた国で原発推進の流れ
を断つ動きが相次ぎ、日本の政権と原発メーカーにとって打撃です。

(イ)リトアニアで反原発の野党勝利

 バルト三国の一つリトアニアの選管は、10月9日と10月23日の2回行わ
れた議会選の結果を10月29日に発表した結果、反原発を掲げる野党の農
民・グリーン同盟が現在の1議席から54議席に大躍進し、第一党になった
と発表しました。
 リトアニアには日立製作所が事実上受注したビサギナス原発建設計画が
あります。
 しかし、2012年の国民投票で建設反対が6割を超え、14年には液化天然
ガス基地を設けるなど、エネルギー事情が大きくかわり、計画は進んでい
ませんでした。今回の議会選挙を受けて原発建設計画は一層厳しくなりま
した。


.. 2016年12月01日 11:56   No.1124010
++ 渡辺寿子 (中学生)…39回       
(ロ)ベトナム原発計画白紙撤回へ

 ベトナム政府は日本やロシアが受注した南中部沿岸地方ニントゥアン省
の原発建設計画について、資金調達が困難で計画そのものの白紙撤回を今
国会で提案することにしました。計画撤回決議案は11月22日に採決されま
すが、政府案通り可決される可能性が高いと報じられています。
 この計画にはもともと大変な無理がありました。原発の建設に要する費
用はロシアが受注したものを併せて、4基で合計2兆円を超えると見ら
れ、年間予算4兆円規模のベトナム政府には重すぎる負担です。
 ベトナム電力公社関係者は、原発推進というベトナム政府の方針自体は
変わらないとしていますが、今回の白紙撤回によりベトナムの原発計画が
頓挫したのは確実です。
 今回の建設計画は原発の本体は日立、東芝がABWR(改良型沸騰水型
軽水炉)の建設を提唱し、それを国際原子力開発(株)が日本側の窓口と
なって推進してきました。
 これは海外に日本の原発を海外に売り込むため2010年に設立されたもの
で、この組織の社長に就任したのは、あの東電の武黒一郎です。福島原発
所長、原子力副本部長、副社長として一貫して原発を推進し、事故当時は
嘱託のフェローとして官邸に詰めていました。
 現在は福島第一原発事故を起こした張本人として勝俣元会長、武藤元副
社長とともに起訴されている人物です。
 今回進められていたベトナム原発計画が実施された場合、立地地域では
多くの住民の住む土地が立ち退きの対象でした。原発2ヵ所の建設予定地
に住む1288世帯の4911人が住み慣れた土地を追われて5km程強制移転させ
られることになっていました。この計画の白紙撤回は原発輸出を成長戦略
の一つに位置付ける安倍政権にとって打撃であり、現地住民と私たちに
とって大きな朗報です。

(ハ)台湾原発全廃へ 反原発民衆運動の勝利

 台湾の蔡英文政権が2025年に「原発ゼロ」にすることを決断し、行政
院(内閣)は再生エネルギー事業への民間参画を促す電気事業法の改正案
を10月22日閣議決定しました。
 太陽光と風力発電を中心に再生エネの割合を20%まで高めることをめざ
します。改正案では6〜9年かけて発送電分離も行う予定。蔡総統は「改
正は原発ゼロを進め、電源構成を転換する決意を示すもの」と言明。年内
の立法院(国会)可決をめざす。 
 台湾では、原発は第一〜第三原発で6基あり、3基が稼働中。原発は発
電容量の14.1%を占めている。
 今回の決定の大きな契機となったのはやはり3.11福島第一原発事故
後、日本と同じ地震の多い台湾で反原発の世論が一気に高まったことです。
 3.11後は10万人規模の反原発デモも度々ありましたが、当時の国民党馬
政権は危機感を持ちませんでした。ここに至るまでに、建設計画から数え
て30年にもなる第四原発(日本製の原発)反対の息の長い民衆運動の蓄積
があったことも重要です。
 それが民進党蔡政権の実現により花開いたのです。
 世界的にはドイツが2022年までの原発全廃を決めるなど欧州を中心に脱
原発の動きがありますが、増える電力需要に応えるためとして3.11後も中
国やインドが原発を増設させていて、アジアでは国家として脱原発を決定
するのは初めてと思われます。いつ大地震起きるかわからない日本の私た
ちには危機感がありますが、台湾も30年かかったのだと勇気を得て、地道
に努力し、台湾に続く脱原発の国を実現したい。

 出典:「原発いらない!ちばネットワークニュース」2016年11月号より)


.. 2016年12月01日 12:12   No.1124011


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