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■--あなたは車内ポスターを観ましたか?
++ 奧内知子 (幼稚園生)…1回          

グラフィックデザイナー財津昌樹さんの心と目で見た今の日本
 |  「言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展」
 | 
 └────   (たんぽぽ舎ボランティア)

この文章は、京王線(関東)の車内吊り広告−
「財津昌樹の言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展」

  ダメヨン晋ちゃん

 ケーキ屋の健ちゃんも 花屋のチエちゃんも 分かっている
 武器や軍隊にお金をかける分
 仲良くするためにお金を使えばいいじゃん
 きっと お釣りがくるよ♪
 このことに目をそむける 政治屋の晋ちゃん
 「防備は攻撃を引き寄せる」モンテーニュ
 アメリカがそれを証明しているのに……ネ

 2017年 財津昌樹の「トイレで知る・考える社会のこと」
 カレンダー2月の作品から

 以上の文章は、京王線(関東)の車内吊り広告−
「財津昌樹の言いたいことを言ってしまう。と、どうなるんだろう展
 10月31日より11月7日 全労済ホール スペース・ゼロギャラリー」
 ポスターに掲載されていました。

.. 2016年11月10日 08:15   No.1118001

++ 小林 (幼稚園生)…2回       
原発事故避難者の住宅支援打ち切りを考える集い

日 時 11月14日(月)午後7時(6時半開場)
 場 所 江東区産業会館 第5展示室(東西線「東陽町」A4出口すぐ)
 参加費 500円(資料代)
 お 話 福田健治弁護士(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク
             事務局長、避難の協同センター世話人)
 内 容 来年3月末の区域外避難者の無償住宅支援の打ち切りについて
     避難者の状況を知り、支援打ち切りの不当性を確認し、解決に
     向けた展望を明らかにできればと思います。
 主催者 原発事故避難者の住宅確保を支援する江東の会 
 連絡先 080-1104-4432(小林)


.. 2016年11月10日 08:30   No.1118002
++ 永山一美 (小学校中学年)…18回       
.『税が拡げる格差と貧困』(浦野広明著・あけび書房)を読んで
 |  税の増収・減収の裏側と税金の話から見える日本の構造
 |  (俗称)日本人総背番号制の実態(マイナンバー)
 |  読まなきゃわからなかった・目からウロコの話
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 11月8日表記書籍の著者である浦野先生の講演を聴講しました。
 わかりやすく且つ丁寧な語り口に好感を持ち、書籍を購入。
 講義後に読み進めたところ、知らないこと知りたくないことのオンパレ
 ード。
 しかしながら講師の語り口調と同じく、数字を例に文面からも誠実さが
伺える内容で、あっという間に読み終え、本は私の引いた赤や青の線引き
で一杯(字も大きく文体も読みやすく厚さも手頃)

○ 自分自身マイナンバーでは前職で提示不提示で不利益があるなど等、
一契約労働者には脅されているような文言もありの攻防をし、仕方なく提
示した経緯があったので、もっと早くにこの本を読み勉強して攻防すれば
よかったと思うこと多々あり。拒否をすることができる、個人、企業等に
官(公的な)からの不利益は生じないなど、書籍には詳しい事例を入れて、
素人の私でも分かりやすく解説いただいていた。
 また税金の徴収制度についてもわかりやすく書かれており、そうなん
だ!と思うことばかり。
現状困っている方などは是非是非、税金の勉強をするべきだなと思う。

○ マイナンバー制から始まる税金、社会保障、各個人情報、などの個人
統制により公にしたくない病歴、家族歴、社会活動の情報なども徐々に筒
抜けになるようである。突っ込みどころ満載のマイナンバー制度ですが、
拒否が増えれば法律は停滞する。

○2回講座の2回目は、11月24日(木)、今回の「税金初めて」の話から、
 「ではどうしたら良いのか」など、掘り下げてお話を聞けそうである。
 とても楽しみにしています。
 (1回目を聴講していなくても、十分お話はわかると思われます、
  本を読んだら更にGOOD!)


.. 2016年11月11日 08:01   No.1118003
++ 参考資料 (幼稚園生)…1回       
インドへの原発輸出反対! 日印原子力協定を阻止しよう
 |  広島市長と長崎市長の国への要請
 |  
 └──── メールマガジン編集部

1.内閣総理大臣 安倍晋三様   外務大臣 岸田文雄様

   インドとの原子力協定交渉について(要請)

この協定は、「核兵器を廃絶する上で障害となりかねない」という被爆者
を始めとする多くの市民の考えに反するものであり、「核物質や原子力関
連技術・資機材の核兵器開発への転用の懸念を生じさせる」ものでもあり
ます。(中略)

インドに対しては、何よりも早期にNPT体制に加入することによって、
核兵器開発につながらないように働き掛けていくべきであると考えます。

日本政府におかれては、これまでも被爆地から繰り返し行ってきた協定締
結に向けた交渉中止の要請を今一度、想起していただき、対処することを
強く要請します。
  平成28年11月7日  広島市長 松井一實


2.外務大臣 岸田文雄様   長崎市長 田上富久
            平成28年11月7日

  インドとの原子力協定交渉の即時中止について(要請)

核兵器を保有し、NPT(核不拡散条約)に未加盟のインドと原子力協定を
締結することは、たとえ同国が原子力の平和利用を表明しているとしても、
核物質や原子力関連技術・資機材の核兵器開発への転用が懸念されます。
  (中略)
先月27日の国連総会第一委員会における核兵器禁止条約の交渉開始を求め
る決議案への反対に続く日本政府の一連の動きは、「核兵器のない世界」
の実現を待ちわびる被爆者の思いに背くものであり、被爆地としては決し
て看過できません。

日本政府におかれましては、今一度、一日も早い核兵器廃絶を願う被爆者
の思いを真摯に受け止め、協定締結に向けた交渉を中止するよう強く要請
します。


.. 2016年11月11日 08:12   No.1118004
++ 渡辺マリ (中学生)…47回       
.「国策の名の下の棄民・満蒙開拓団とフクシマ」
 |  山本宗補(むねすけ)さんのお話
 |  11/28「写真展とトーク」のお誘い
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

  お 話:山本宗補(むねすけ)さん(フォトジャーナリスト)
      (2009年〜10年「琉球新報」で「戦争の記憶」を長期連載、
       2011年3・11から福島で取材を開始)
  日 時:11月28日(月)19時より21時
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円(学生400円)

棄民その1「皇国日本」「無敵」神話の崩壊

 満蒙開拓団:ソ連参戦と同時に「皇国日本」、「無敵関東軍」は開拓移
民を棄民。開拓団の男手はすでに「根こそぎ動員」され、開拓団に残され
ていたのは老人、女性、子どもが大半だった。
 ソ連軍による攻撃、日本の占領政策に恨みを抱く地元民による襲撃。逃
げきれないと判断しての集団自決。飢え、発疹チフスの蔓延、地獄の逃避
行が続いた。

そして再びの棄民「原発安全神話」の崩壊と開拓入植した人々

 敗戦後、浪江町津島地区の未墾の山野に裸一貫で入植した開拓農家は
380戸。幸運に恵まれて日本に帰り、それから70年余の人生を費やした開
墾の成果を原発事故によって奪われた方たちの埋もれた人生史をお話して
いただきます。

 (注)浪江町津島:福島第一原発から北西方向に向かう谷筋にあり、飯
舘村・長泥地区(帰還困難区域)に繋がっていく(飛散した放射性物質は北
西方向の集落に落ちていった)。

○大内孝夫さん(浪江町・津島):父と2人で津島地区に開拓入植。逃避行
の中で祖父、祖母、父の弟、叔母、2人の妹が次々と病死。大内家で帰国
できたのは3人だけ。
○開沼幸一さん(飯舘村・豊栄):満州で生まれ育つ。逃避行で幼い弟妹を
病気により目の前で亡くした。
○吉沢正巳さん(浪江町・「希望の牧場・ふくしま」代表):ソ連軍から逃
げ切れないと判断した父は老いた母と3人の幼い我が子に手をかけてし
まった。牧場はシベリア抑留から帰国した父が千葉県から移住して開い
た。吉沢さんが国による「棄畜・棄民」に強く抗う根底の理由だ。

☆「侵略戦争の責任を取るべき戦争指導者の多くが責任を免れたこと、70
年後の今、原発事故の責任者が責任を問われないままに、原発行政が事故
前に回帰しつつある日本社会には根深い共通項がある」=山本宗補さん


.. 2016年11月15日 08:07   No.1118005
++ 山崎久隆 (社長)…646回       
ベトナム原発計画白紙に
 |  ベトナム政府は資金調達の困難さから白紙撤回を提案
 |  ニッポン原発輸出戦略の崩壊−安倍政権の成長戦略の柱
 |  誰も望まない原発の押しつけ止めよ−
 |  建設予定地で大量の住民が立ちのきさせられる
 └──── (たんぽぽ舎)

○ ベトナムで、原発建設計画を白紙撤回することを前提とした協議が開
始されたと、朝日新聞など各社が一斉に報じている。
 日本とロシアがそれぞれ受注した南中部沿岸地方ニントゥアン省の原発
事業について、ベトナム政府は資金調達の困難さから、計画そのものの白
紙撤回を今国会で提案する。
 11月22日にチャン・トゥアン・アイン商工相が計画撤回決議案を提案、
その後採決にかけられ、投票で中止の可否が決まる。
 このプロジェクトは2009年に国会で可決された。ニントゥアン省の2か
所に100万kW級の原子力発電プラントを2基ずつ建設する計画で、第1
ニントゥアン、フォック・ティン原発はロシアのロスアトム社が受注、第
2ニントゥアン、ビン・ハイ原発は日本の日本原電が立地調査を受注した。
 この原発は民主党政権時代の2010年に日本が受注したがフォック・ティ
ン原発の中止に伴い、ビン・ハイ原発も中止される見通しだ。

○ 日本原電は2011年に原子力発電導入可能性調査を20億円で実施し2013
年3月に報告書を提出、原発の本体は日立、東芝がABWRの建設を提唱
し、それを国際原子力開発(株)が日本側の窓口になって推進してきた。
 この国際原子力開発は「9電力会社(東京電力等)、重電メーカー3社(
東芝、日立製作所、三菱重工)及び産業革新機構が共同出資して設立した
ものであり、原発新規導入国に対して日本の窓口として受注活動を展開す
るため、プラント建設、運転保守、燃料供給等の官民の支援策を一元的に
取りまとめ、相手国に提案・調整する役割を担う。」(『ベトナムとの原
子力協定の作成経緯と主な内容』2011年4月より)として2010年2月に設
立された。社長に就任したのは武黒一郎。そう、東電福島第一原発所長、
原子力副本部長、副社長として原発を推進し、事故当時は嘱託のフェロー
として官邸に詰めていた。現在は勝俣恒久元会長、武藤栄元副社長ととも
に起訴されている人物である。
 ロシアが受注したフォック・ティン原発は2014年に着工、2020年に稼働
運転開始予定だった。最近の報道でも資金難から2020年以降の着工に計画
は延期されていた。

○ この計画は当初から大変な無理があった。
 原発の建設に要する費用は、4基合わせて2兆円を超える規模になると
見られる。現段階での投資額は3兆2355億2600万ベトナムドン(約187億円)
で、原発の事業主のベトナム電力グループ(EVN)が全額負担していた。
 本格的に建設する場合、年間予算4兆円規模のベトナム政府には重い負
担がかかる。
 2015年8月の報道では、ベトナム政府は2030年までに全国で原発13基を
建設し、国内電力全体の約10%に当たる1万5000MWを原発から供給する
計画だったが、これも修正されると考えられる。
 計画が実施された場合、立地地域では大量の住民の土地が立ち退き対象
となる。
 原発2か所の建設予定地に住む1288世帯の4911人が住み慣れた土地を離
れて5kmほど移転させられることになっていた。日本が受注したビン・
ハイ原発では811世帯2827人が立ち退くことになっていた。



.. 2016年11月15日 08:18   No.1118006
++ 木原壯林 (中学生)…47回       
.「高浜原発を動かすな!1.22関電包囲全国集会(仮称)」
 └──── (「若狭の原発を考える会」)

 高浜原発を動かすな!関西電力包囲全国集会(仮称)は、
2017年1月22日(日)13:30より大阪で開催される予定です。
近日、実行委員会が結成されます。

 呼びかけ団体:
 「原子力発電に反対する福井県民会議」、
 「さいなら原発・びわこネットワーク」、
 「さよなら原発神戸アクション」、
 「さよなら原発なら県ネット」、「若狭の原発を考える会」
 連絡先・木原壯林(090-1965-7102;「若狭の原発を考える会」)



.. 2016年11月15日 08:30   No.1118007
++ 橋田 (幼稚園生)…1回       
反原発チラシ配布(アメーバデモ)のお知らせ 11月16日、17日
 |  京都では「反原発のために原発と核燃料サイクルを知る」    
 |  学習会シリーズ 好評
 └──── 若狭の原発を考える会・木原・橋田

若狭でのチラシ配布やアメーバデモにご参加の皆様
 めっきり寒さも深まり、いよいよ冬へと向かう季節になりました。
 チラシ配布やアメーバデモ行動に関する案内につきましては、今後は参
加者が順番で担当することといたしました。よろしくお願いいたします。
 前回から少し日が開いてしまいましたが、11月16日、17日とチラシの各
戸配布(または、準備が間に合えば、アメーバデモ)を行います。
○今回は高浜・大飯・舞鶴方面を予定しております。16日夜は、熊川宿に
て宿泊いたします。奮ってご参加下さい。
 16日は、昼食を済ませて12時30分にJR高浜駅前に一旦集合ください。ご
 参加いただける方は、ご一報下されば幸いです。
 なお、17日のみ参加の方がございましたら、別途下記へご連絡ください。
よろしくお願いします。
 若狭の原発を考える会・木原(090-1965-7102)・橋田(090-5676-7068)

○京都では「反原発のために原発と核燃料サイクルを知る」学習会シリー
ズの開催に取り組んでいます。
 第一回の11月5日は、「原子力基礎」がテーマでしたが、会場に入りきれ
 ないほどの参加者であふれました。
「学習よりも行動」がモットーではありますが、行動するためには学びたい、
という方の思いが感じ取れた学習会でした。
 第二回11月12日のテーマは「原発はなぜ人類と共存しえないか」
 第三回11月19日のテーマは「原発をめぐる様々な問題」です。
 いずれの会場も「きずな」で10時から12時です。予約制としておりまし
たが、まだ余裕はあります。日程が許す方はご参加ください。

 そして、来年1月22日の「関電包囲全国集会(仮)」の成功に向けて皆さ
んの力を結集させ、一日も早く関電に原発をあきらめさせるための行動に全力を尽くしましょう。

.. 2016年11月15日 08:53   No.1118008
++ にしざきやよい (高校生)…55回       
避難の現実、引き起こされた家族間の亀裂、子供へのいじめ、
 |  不登校、精神的、経済的負担
 |  11月9日福島原発被害東京訴訟を傍聴して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○新橋に着くと青空、厚着をしてきたので、歩くと暑い。裁判所の合同庁
舎に入る初めての事なので、少々緊張。11時45分103号法廷到着、既に満
席、ロビーに6,7人が空席待ち、待っている人が午後は1時半からと教
えてくれたので昼食後にまた出直す事に。後で聞いたけど、この20回目に
初めて傍聴席が満席になったんだって。
 私も今日は、たまたま仕事が休みだったので、来る事が出来たけど、働
いていたらなかなか傍聴にはこれないね。傍聴する事で、皆んな関心があ
るんだって知らせなきゃいけないのに…
 12時45分、再び103法廷。席は8割方埋まり、官邸前でよく会う人達が
チラホラ。ドアのそばの席に着くと間も無く、スーツを着込んだ被告代理
人達がゾロゾロ登場、小柄な人なら入れてしまいそうな大きなスーツケー
スを引っ張ってる、中には資料が詰まっているのか、おもたいゴロゴロ音
をさせながら、一つ、二つ、三つ、四つも持ってきた。スーツを着込んだ
代理人達は、中の資料を机に積み上げる。

○裁判長が入廷、証人の宣誓から原告の尋問が始まる。この原発事故がな
ければ、生涯、裁判所などには縁のない人達だったのでは、と思える人達
だ。
 彼らは時折声を詰まらせる事はあるが、冷静に、時には記憶を確認する
ように、避難の現実、その現実により、引き起こされた家族間の亀裂、
子供へのいじめ、不登校、精神的、経済的負担を、話した。
 それに対し、原告代理人は、福島県のホームページで線量がいくつでそ
れを見ているかとか、線量が下がっている事を知っているかとか。線量の
事ばかり。その大量の資料には、何が書いてあるの?被害者の悲しみや、
怒りが詰まってるんじゃないの?ちゃんと読んでる?
 実際に鼻血なんか出したことのない子供がいきなり大量の鼻血を出した
ら、どんなにお母さんは、怖いか。
 私が生まれ育った所を離れがたいように、この証人の人達もどんなに帰
りたいか。
 国や東電の責任を追及していく、私も出来る事を続けていくしかない
ね、と改めて思った次第です。


.. 2016年11月15日 10:19   No.1118009
++ 冨塚元夫 (大学院生)…111回       
危惧していたようにフクシマはチェルノブイリを確実に後追い
 |  福島県立医大病院では血液内科の患者が急増しており、
 |  入院患者が入室待ちの状態
 |  子どもが病気にならないためにできるだけ早く移住してほしい
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

「フクシマはチェルノブイリを後追いしている。まだ始まったばかりで
す。」
―11月12日報告会「2016年夏子供たちの保養・チェルノブイリと福島」で
の黒部信一医師の話にショックを受けました。

 11月12日の報告会はチェルノブイリ子ども基金、未来の福島子ども基金
と生活協同組合パルシステム東京、3団体の共催でした。報告者は3人で
下記の通りでした。
1、チェルノブイリ子ども基金事務局長、佐々木真理さん
  チェルノブイリの子ども達の保養
  ベラルーシ・子ども健康回復センター「希望」
2、沖縄・球美(くみ)の里スタッフ、増田満里奈さん
  福島の子どもたちの保養「沖縄・球美の里」
3、未来の福島こども基金代表・小児科医・
  すずしろ診療所所長、黒部信一さん
  福島の現状・子どもたちの健康について

○佐々木真理さんは1997年にベラルーシの小児甲状腺がん患者の支援を始
めました。その後毎年夏にベラルーシ北部の「ナデジダ(希望)」という
名の保養所を訪れてレポートをしてくれています。ベラルーシには子ども
ための保養所が9か所ありますが、国の予算で運営する保養所が8か所
で、ナデジダはドイツ・日本などの国際ボランティアの支援する保養所で
す。職員が180人おり、子どもを一度に450人受け入れています。ここでは
主に重い病気の子どもが24日間保養(治療・教育含む)をしています。今
年多かった病気は脳腫瘍、目の腫瘍、白血病、血液病(血小板減少な
ど)、小骨盤の腫瘍、腎臓がんなどです。まだ甲状腺がんもあります。現
在の病気の子どもたちの数は、直接被ばくした親の世代よりも多いという
ことです。

○沖縄・球美の里は2012年夏に始まり4年と少し経ちました。増田満里奈
さんは福島から来た子どもを羽田飛行場で迎えて、那覇経由久米島に引率
しています。幼稚園児は母親と一緒に来ますが、小中学校生は子供だけで
参加します。球美の里のスタッフは6人だけですが、久米島の人たちが手
伝ってくれます。老人クラブ、高校生ボランティア、サンシンサークルの
人たちが子どもを楽しませて、支援してくれます。球美の里では甲状腺の
検診もしています。保養を始めて3年目から体調の悪い子どもが増えてい
るそうです。それまでは来るとき静かだった子供が皆元気になって帰って
いったのに、去年から熱中症など体調を悪くする子どもが増えているそう
です。


.. 2016年11月15日 10:33   No.1118010
++ 冨塚元夫 (大学院生)…112回       
○黒部信一医師は総合小児科医師で内科医師でもあります。1991年から
チェルノブイリ子供基金の顧問医師として病気の子どもを支援してきまし
た。日本では学校でのレントゲンをやめさせる運動をやってきました。日
本は先進国ではずば抜けて医療検査被ばくによる癌の発症が多い国です。
 黒部さんのプレンゼンの内容は下記の通りです。
 「危惧していたように、フクシマはチェルノブイリを確実に後追いして
います。福島の子どもたちの変化は始まっています。子どもの甲状腺がん
はこれから増加します。球美の里に来る子ども達は当初は皆元気でした。
去年くらいから病気の子どもが増えています。病気でキャンセルする子ど
も出てきました。来てから病気になる子もいます。
 福島市・郡山市・いわき市北部はチェルノブイリの基準では強制避難地
区に当たりますが、日本政府は避難指示を出しませんでした。こうした人
口の多い都市で、甲状腺がん、白血病とその他の病気、そしてアレルギー
の子どもが増えています。発達障害の子どもも増えています。発達障害は
難しい病気で、球美の里では対応できないので参加を断っています。
 福島県の大都市ではこのため学級崩壊が起きているということも聞きま
す。福島県立医大病院では血液内科の患者が急増しており、入院患者が入
室待ちの状態です。大人の白血病や悪性リンパ腫も増えているようです。
 福島県はすべての医者が県立医大出身という特殊性があり、福島の人々
の病気の実態は隠されていますが、少しずつ明らかになっています。
 子どもが病気にならないためにできるだけ早く移住してほしい。それが
できない人は、親子で検診を受けて親子で保養に参加してほしい。母親は
一人で悩まないで、保養所などで母親同士で話し合い、出来ることをすべ
てやってほしい。
 そうして、国の予算で検診と保養プログラムが当たり前に実施されるよ
うにしなければならない。」
 黒部医師の話の内容は予想していたことではありますが、実際に起こっ
たと思うとショックでした。


.. 2016年11月15日 10:41   No.1118011


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