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発電費用安く[ない] 見積もり超過 高速炉に夢は[ない] 再利用進まず ごみ捨てられ[ない] 処分場先送り
東京電力福島第一原発の事故から5年半がたち、政府の原子力政策の問 題点が再び浮かび上がってきた。原発の廃炉費y法は膨らみ、「夢の原子 炉」と言われた高速増殖炉もんじゅの廃炉に向けた調整が始まった。放射 性廃棄物の最終処分の先行きも見通せない。「安くない」「夢がない」「 ごみを捨てられない」という現実が横たわる。(中略) 「安い」はずの原発は、国の保護策がないと管理できないのが実態。立 命館大の大島堅一(けんいち)教授は「上限の見えない費用があるのに、原 発が『安い』という説明は成り立たない」と指摘する。(中略) 核のごみの行き場がないという政策の根本的な欠陥も残されたままだ。 (中略) 九州大の吉岡斉(ひとし)教授(原子力政策)は「さまざまな側面で原子 力政策が破綻しているのは明らか。その場しのぎの延命を続けるのではな く、原子力発電をやめることを明確にし後始末に力を入れるべきだ」と話 した。 (9月28日朝刊2面より抜粋)
.. 2016年09月30日 08:34 No.1103001
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