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■--繰り返される冤罪をどうしたら防げるか?
++ 冨塚元夫 (大学生)…99回          

   最近の新聞記事2つを読み7/31スペースたんぽぽ学習会
 |  「疑惑は晴れようとも−松本サリン事件の犯人とされた
 |  河野義行さんの苦悩」を聞いて
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 東京新聞2016年8月15日「こちら特報部」の記事は、1985年熊本県松橋事件の再審開始決定を詳細に伝えるものです。概略は下記の通りです。
 警察はほぼ毎日、宮田さんを任意で取り調べた。取り調べがない日も捜査員が宮田さん宅を訪れ、暗黙の圧力をかけ続けた。そして12日後に「自白」。熊本地検は自白だけを頼りに起訴したが、宮田さんは公判段階で否認に転じ、「在宅捜査で心身が疲弊し、自白して逮捕されたほうが良いと考えた」と訴えた。
 上告審から担当した斉藤誠弁護士「捜査段階の供述書を見ると、警察に反発したことを無理やり反省させられたような記述があった。これは冤罪ではと思いましたね」と話す。
 再審決定を勝ち取るには「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠」が必要で、それが見つかった。焼却済のはずの「布」を検察がついに開示した、隠し続けてきたものが出てきた!

◎ もう一つの記事は、8月19日東京新聞夕刊で、1966年旧清水市(静岡県清水区)のみそ製造会社の一家4人が殺害された事件です。
 静岡県警が袴田巌さんを逮捕してから50年となる19日、姉の秀子さんと弁護団事務局長が記者会見したものです。「一刻も早く再審を開始し、無罪を確定してほしい。不当逮捕の責任を明確にしてほしい」という主張です。
 50年前、袴田巌さんは連日の厳しい取り調べに、モウロウとした状態になり、ついに警察の筋書き通りの犯行を自供させられた。
 しかし、この自白を裏付ける物的証拠は何もなかった、という典型的冤罪事件です。自白のみでは有罪にできないという憲法38条に違反しています。

.. 2016年08月24日 08:44   No.1088001

++ 冨塚元夫 (大学院生)…100回       
◎松本サリン事件の概要は下記の通りです。
 河野義行さんは、1994年(平成6年)6月27日夜に発生した松本サリン事件に際して事件の第1通報者となった。警察から事件への関与が疑われ、長野県警は彼の自宅の家宅捜索を実施した。この捜索において農薬が発見されたことや、「河野宅において不審な煙を見た」との証言があり警察からの嫌疑が深まった。
 後に証言については虚偽と判明し、また農薬からサリンは合成できないことが判明している。警察の捜査および情報のリークを受け、地元紙の信濃毎日新聞や主要な全国紙を含め、多くのメディアが彼を犯人と決め付けて扱った。
 彼やその家族は断続的に長野県警松本警察署からの取り調べを受けたが、有力な証拠が見つからず逮捕されることはなかった。
 その後、山梨県の上九一色村(現・富士河口湖町)のオウム施設周辺において不審な証拠が発見され、さらに1995年(平成7年)3月20日に発生した地下鉄サリン事件によって、松本サリン事件もオウム真理教の犯行であることが判明し、彼への疑いは完全に解消された。
 しかし、マスメディアは報道被害を認めて謝罪文を掲載したのみで、本人への直接謝罪は皆無であった。

◎河野さんは自白をしませんでした。長野県警の執拗な取り調べはありました。河野さんは被害者でサリンを吸っていましたから、記憶をなくし、39度の熱で幻覚症状も出ている状態で、医者が命の心配をして取り調べ時間を制限したのを無視して、県警は「姿勢を正せ!犯人はお前だ!」などと延々と自白強要の圧力をかけ続けたのです。
 なぜ自白せずに頑張れたのか?警察が自分を疑っているのには、それなりの理由があると思いました。薬品会社に勤めている。自宅の庭の池でサリンが発生した。さらに、救急車が来たとき、倒れている妻の所を離れて、玄関に向かって5,6メートル這って移動した。この河野さんの行為を警察は不審に思ったようです。彼は、自分の立場・状況を客観化し、不利な状況を理解し、その克服のために手を打ったのでした。地元の有力者や薬品の専門家に協力を求め、3人の弁護団をリードし、警察の疑惑をすべてつぶす作戦を立てました。
 子ども達も頑張りました。いかなるいやがらせ電話にも冷静に対応しました。脅迫状20通にも全部返事を書きました。しかし全部住所不詳で戻ってきたそうです。警察、マスコミ、「一般市民」のいかなる理不尽な扱いにも、心の位置を高く持ち、心のバランスを保って乗り切る、これをやりきって乗り越えたのでした。

☆もう一つの冤罪事件「甲山事件」の被告・山田悦子さんが
 「スペースたんぽぽ」学習会の講師をされます。
 「浅野健一が選ぶ講師による人権とメデイア連続講座」第6回、
 10月15日(土)午後2時から。是非ご参加ください。


.. 2016年08月24日 08:51   No.1088002
++ 木原壯林 (中学生)…38回       
若狭でのチラシ配布にご参加下さい
 |  8月27,28日初めての高浜原発、大飯原発に関する広域避難訓練
 └──── 若狭の原発を考える会(090-1965-7102)

 原発全廃を目指す皆様
 ご存知のように、8月27,28日に、初めての高浜原発、大飯原発に関する広域避難訓練が行われます。
 しかし、どんな訓練をしても、被曝なしでの避難は不可能です。避難訓練は、重大事故時にはほとんど役立たないと考えられます。本来、原発さえなければ、避難訓練もヨウ素剤の配布も不要です。原発全廃こそ原子力防災です。
 ということで、この避難訓練の前に、高浜、舞鶴、おおいで各戸配布するチラシを作成中です。しかし、私は、以前より頼まれている講演が25日にあります。また、26日は、多くの方が自衛隊基地の拡大が進み、迎撃ミサイルを置くサードシステム構築が画策され、Xバンドレーダー基地がますます強化されている京丹後に出かけられます。
 そこで、お願いです。25,26,27日に、高浜、舞鶴、おおいに出かけてチラシ配布可能な方、ご連絡下さい。また、この期間に、京都、滋賀、大阪から車を出していただける方もご連絡下さい。
 私は、26、27日に行きますが、26日は、京丹後に行って、その参加者とともに、午後できるだけ早く高浜方面に向かいたいと思いますので、それに同行可能な方もご連絡下さい。
 27日には、嶺北からも高浜に来られるようですから、合流できると思います。
 なお、25,26日の宿泊は、熊川宿にお願いしてあります。以上、よろしくお願いします。

.. 2016年08月29日 07:58   No.1088003
++ 秦 左子(はた さこ) (幼稚園生)…1回       
伊方原発3号炉は作らないという協定書あり(1976年)
 |  四国電力はそれを破った。ウソつきの電力会社だ
 |  3号炉建設を巡っては莫大な金が飛び交った
 └──── ・愛媛県

 《四国電力の嘘》
  四国電力は伊方原発1号炉2号炉の建設に伴い、1976年に愛媛県と伊方町の三者で安全協定を締結した。そこには「原子炉数は2基(1基の電気出力は56万KW級のもの)を限度とするものとする」と明記されている。
 4年後の1980年に四国電力は伊方町と愛媛県に「原発増設のお願い」を持参し、その11日後には「伊方町の皆様」というチラシを全戸配布した。そのどちらの文書にも、三者で2年半も掛けて作成した安全協定書については全く触れてはいなかった。
 住民は激しく抵抗をしたが「安全協定に法的拘束力はない」として伊方町も愛媛県も増設を認め、1985年に「3基を限度とする」という新たな安全協定書を結んだ。当然のように電気出力は明記されてはいない(3号炉は89万KW)。「2基限度」を三者で無視して何の歯止めにもならなかった安全協定をなぜ今更…である。
 この3号炉建設を巡っては莫大な金が飛び交った。伊方町の政財界関係者70人ほどの会合の席上で山口四国電力相談役が福田町長を指して「田舎の町長は金をたかるばかりだ」と言い放った話を報道で見たときは、金をばらまく四国電力と金をせびる自治体や政治家に、原子力発電の正体を見た思いだった。
 この2基を限度とした安全協定とは何だったのか。反原発を貫きローカル新聞を発行し続けた斉間満氏は「1、2号炉の誘致で沸騰した住民感情を沈静化させ、県や町は3号炉増設時に有利な条件を得るためのものであり、国や電力は建設用地が選定出来なかった場合の隠れ蓑だった」と語っていた。



.. 2016年08月29日 08:09   No.1088004
++ 木村雅英 (課長)…163回       
新規制基準策定検討チームのメンバーが語る原子力安全規制
 |  新規制基準とその審査には安全規制の欠陥で一杯
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その109
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

  伊方原発3号機が稼働した8月12日に、世耕経産大臣が談話を発表、「伊方原発が、原子力規制委員会によって世界最高水準の新規制基準に適合すると認められ、地元の理解を得て、原子炉の起動に至ったことは、……」と語った。「地元の理解」も得ていないのだが、「世界最高水準の新規制基準」が未だにのさばっていることにあきれる。
 新規制基準策定の検討チームのメンバーであった勝田忠広さん(明治大学)が、「福島事故5年後の原子力安全規制:現状と将来の課題」(岩波「科学7月号」)を述べ、新規制基準が「世界最高水準」でないことを例証している。
 既出の指摘も多いが、新規制基準と審査の欠陥を基準策定参加者が語っているので紹介する。

1.新規制基準の問題と安全目標の欠如

○新規制基準の策定は公開の場で議論されたが、最終判断は原子力規制委員会が担うものであり、各メンバーの意見がすべて反映されてはおらず、委員会が独自に方向性を決めたものも少なくない。
○加圧水型(PWR)の格納容器フィルターベントシステムは施行後5年までの設置でよいという猶予期間が設けられた。PWR特有の再循環ポンプの危険性など、十分な議論はされなかった。
○原子炉立地審査指針(立地基準)に立ち返らなかった。炉心溶融燃料の流出を止めるコアキャッチャーなどは規制要求されていない。
○根本的な安全規制の欠陥として、安全目標がいまだ不明瞭である。
 例えば米国では事故時の発電所近傍の個人の急性死亡リスクは、他の事故との合計の0.1%を超えないことが示されている。旧原子力安全委員会は施設付近の公衆の平均急性死亡リスクは年あたり100万分の1程度を超えないことを目標とする案を作成していた。
 現在の原子力規制委員会の安全目標は、性能目標に相当し、視点が事業者を向いており、一般公衆は考慮されていない。

2.審査会合の問題と規制能力の欠如

○現在行われている審査会合において、適合性の条件が軽視されている。
 ・九電川内原発で、再稼働後の同年12月になって突然、予定していた新設の免震重要棟を撤回した。
 ・関電高浜1,2号機では、難燃性ケーブルを導入する新しい規制要求に対し、全長1300kmに及ぶケーブルの4割を防火シートで覆うという方針が認められた。
○新規制基準が仕様規定でなく性能規定で要求しているためであるが、背景には規制能力が追いついていないという重大な問題がある。
○東電柏崎刈羽原発をBWRの中で優先的に審査する方針を明らかにしたが、その意思決定過程は不明瞭である。

3.確実な規制に向けて

○原子力の危険性の明示化:安全目標の決定と費用便益分析の活用
○包括的な安全規制の強化:炉安審(原子炉安全専門審査会)・
 然安審(核燃料安全専門審査会)等の活用

 原子力規制委員会は、施設が人命に及ぼす危険性や、安全性よりも経済性を選択していると思われる事業者への対応については踏み込んでおらず、福島事故以前と違いはない。


.. 2016年08月29日 08:14   No.1088005
++ 渡辺マリ (中学生)…42回       
.「経産省前テントひろば」は『違法』だから撤去された?
 |  では、あまたの命を奪った『東京電力』がいまだに存続
 |  しているのは「違法」ではないのか?
 |  始まった新たなテント運動
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○ 無念の死
・「助けて…」
思い起こそう。がれきの下で、助けを求めていた人達がいた事を。
激痛に呻きながら、助けを求めていた人達がいた事を。
しかし、その人達を救出することはできなかった。
なぜ?『東京電力』が放出した放射能のために助けに行くことができ
なかったからだ。
「助かる筈だった命」は殺された、『東京電力』によって。
・牛の涙=動く放射性物質は「殺せ」
 「雌牛のウォーンという低い悲鳴が聞こえると、雄牛はよろけなが
らも、雌牛の倒れているところへ戻っていった。雌牛は長いまつげの
生えそろったまぶたを閉じたかと思うと、また開いて雄牛を見上げて
いる。雄牛の目から涙があふれ落ちた。
 動かなくなった雌牛のまぶたや鼻や首を舐めてやりながら、雄牛は
立っていた。(中略)
 いつの間にか、二頭は鼻も口も眼も腹も、血と土にまみれ、寄り添
うように大地に倒れ伏していた」 
       (「牛と土」204〜205頁より 著:眞並恭介)
 牛は殺された、『東京電力』によって。
・緑の森は伐り殺されてタンク群と化し、実りの大地にはフレコン
バック、そして、いまだに、母なる海に吐き出され続ける放射能汚
染水。

◯ 『東京電力』が引き起こした福島第一原発事故は収束どころか、
 現在も「進行中」
 子どもの甲状腺がんは何で発症した?
 静かに、平和に「普通の暮らし」をしていた人びとはなぜ、離れ
 離れになって暮らすなければならなくなった?…。
 なぜ、自死者が相次ぐ?
 『東京電力』が引き起こした人災事故のためだ。
◯ 「経産省前テントひろば」の人々
 彼らは、365日、24時間、酷暑、酷寒の日々、そして嵐の時にも
 常に「そこにいた」。
 東京電力、政府、経産省のやり口の理不尽さ、その「不正義」に
 黙っていることのできない、熱い心を持った人々が「そこにいた」。
 「経産省前テントひろば」が在る、「経産省前テントひろば」の人
 たちがいる、応援する人が集まる。
 それは経産省、東京電力(ひいては他の電力会社)、政府に向けられた
 「刃」だっただろうと、私は思う。
◯ どちらが「違法」か?
 なぜ、犯罪企業=『東京電力』は、いまだに存続しているのか?
 新潟県柏崎刈羽原発の再稼働を「自社の赤字解消のため」と堂々と宣
 言する恥知らずな会社を許せるか?
 虎視眈々と再稼働を目論む『東京電力』を許せるか?
 「法」とは何だ?
◯ 始まった、新たなテント運動
 ホンの少しの時間だけでもいいから行こう。
 「経産省前テントひろば」はないけれど、「私たち一人ひとりがテン
 トだ」と言った人がいたそうです。


.. 2016年08月29日 08:49   No.1088006
++ 上岡直見 (高校生)…50回       
高浜・大飯の避難訓練が迫っているが重要なデータがある
 |  高浜町で58%、周辺地域で71%の人が自治体の避難計画で
 |  安全に避難できないと思うと回答
 └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

1.高浜・大飯の避難訓練が迫っているが重要なデータがある。
 それは2015年10月にNHK放送文化研究所が行った調査である。
こちら

2.高浜町で58%、周辺地域で71%の人が自治体の避難計画で安全に避難で
きないと思うと回答している。「段階的避難」については高浜町で61%、周
辺地域で76%の人が計画通りできないと思うと回答している。また再稼働の
必要性について高浜町で55%、周辺地域で86%の人が行政や電力会社から
十分な説明を受けていないと回答している。(いずれも無回答を除く比率)
 福島事故の際も、正式な避難指示が出る前から多くの人が動き出した。
 それは住民が内心では「安全神話」を信用していなかったからだ。
 実際に事故が起きるまでは、安全神話を「信じたふり」をすることが地域で
の社会的な摩擦を避けるためにやむをえなかったのだと思う。
 しかしもうそれは福島事故以後には通用しないことが実証された。



.. 2016年08月29日 08:56   No.1088007
++ 柳田 真 (課長)…160回       
東京湾に浮かぶ2つの原子炉−事故なら東京は大惨事
 |  もう1つの東電福島事故=トモダチ作戦ロナルド・レーガン訴訟
 |  10月1日(土)午後 核空母NO横須賀集会・デモに参加しよう
 └────(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○8月24日(水)横須賀市の呉東正彦弁護士を講師に「東京湾に浮かぶ2つ
 の原子炉=横須賀の米軍原子力空母とトモダチ作戦のロナルド・レーガ
 ン訴訟」の2つの話がおこなわれました。
 東京圏に住む私たちにとって是非とも理解しておいてほしい重要な話で
 した。
 (たんぽぽ舎主催の講演会第421回目=2011.3.11以降の講演会の回数)

○A4版12頁の資料をもとに、2つの話がされました。
 1つは東京湾に浮かぶ2つの原子炉−原子力(核)空母ロナルド・レーガン
 の危険性についての説明とそれへの抗議の運動いくつかの紹介。

・空母は海の上だ。陸と違って船は揺れる。原子炉への負担が大きい。
・また、陸の原子炉の上空は飛行禁止だが原子力空母は、しょっちゅう艦載
 機の離着陸がある。危険がます。10万トン、5000人の巨大空母だ。
・25年間ウラン燃料を取り換えず(原発は毎年位)で放射能も量も大変だ。
・今の日本の法律では首都圏に原発はダメだが、原子力空母は神奈川県横須
 賀にいる。
・さらに横須賀で修理をしない約束だったのに米国から修理労働者を呼んで
 横須賀で修理している−実は事故の多くは修理中に起きている。

○この原子力(核)空母の横須賀配備に抗していくつかの運動がおこなわれて
 いる。
イ. ヨコスカ市民1万人アンケートをした(市民の半数が空母反対)。
ロ. 若いお母さんたちの運動が大きくなり、9月4日(日)パレードもする。
  先頭は乳母車。
ハ. 10月1日(土)14時と2日(日)13時、空母反対の集会・デモが開かれる。
ニ. 横須賀市内にあるJNF(核燃料工場)へも毎週月曜抗議行動がおこな
  われている。
ホ. 自主防災訓練(有志)もおこなわれている−10月29日(土)に講演とパレ
  ードをやる。


.. 2016年08月29日 09:05   No.1088008
++ 渡辺秀之 (大学生)…75回       
東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!
 |  東電の情報隠しは許せない!
 |  放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  次回抗議は9月7日(水)18時30分から
 |  8/3第35回東電は責任をとれ!東電本店合同抗議の報告
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

○8月3日(水)、午後5時30分から6時20分まで、再稼働阻止全国ネットワーク主催の「川内原発今すぐ止めろ!」 九州電力東京支社抗議行動(有楽町電気ビル前:JR有楽町駅出口すぐ)が行われた。参加者は、約60人。
○引き続き、午後6時30分から、東京電力本店前で「東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、123の賛同団体と共に、第35回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約80人。

○冒頭、迫力ある「抗議の大太鼓」が抗議を盛り上げた。オープニングコールの後、参加者による反原発の抗議アピールが行われ、日本音楽協議会による「音楽での抗議」が続いた。
 更に、情勢報告として、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)が、東電の最近の問題点(凍土遮水壁、「炉心溶融」隠ぺい)を分かりやすく、怒りを込めて紹介された。
 その後、区域外避難者(自主避難者)の方から、来年3月で打ち切りの住宅支援体制への抗議アピールがあった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌い、更に「抗議の大太鼓」演奏で締めくくり、午後7時45分に終了。有志による懇親会が、近隣の居酒屋で和やかに催された。
 なお、カンパ額は25,519円でした。ご支援、ご協力ありがとうございました。

▲東京電力に関する最近の新聞報道などをまとめます。
1)7/7(オシドリマコ・ケン):「炉心溶融」調査の第三者委員会が行った東電社員への聞き取りは、上司の立会いの下…従来、東電は、「調査にはノータッチだ」と説明していたが。
2)8/2(時事通信):福島原発、排水路の汚染物質測定を上司が却下。内部通報で判明。
3)8/2(東京新聞):東京電力は、福島原発の事故対応費用を、国に追加支援要請。
 …国の支援とは、私たちの税金のこと。東電は赤字の尻拭いに、国民の税金を当てにする会社。
4)8/19(高知新聞):福島原発廃炉費用、東電が負担するのが筋だ。
5)8/18(朝日新聞):福島原発の凍土遮水壁、凍りきらず。有識者「計画は破綻」。
6)8/20(河北新報):福島原発の凍土遮水壁/「効果なし」なら次善の策を。
7)8/23(福島民友):福島原発、汚染地下水あふれる恐れ。台風9号の降雨影響。
8)8/23(オシドリマコ・ケン):福島原発、K排水路の全β2,300Bq/Lの汚染水が海へ。…「K排水路の水は、発電所港湾内へ排水する経路となっており、直接外洋へ流出することはありません」と東電は説明するが、「直接」港湾外へ流出するのではなく、いったん港湾内を経由するだけ。港湾内と港湾外の海水は8日で99%入れ替わるので、最終的には港湾外へ流出する。
9)8/24(東京新聞):規制委は、柏崎刈羽原発を優先審査。福島第一と同型原発、年度内合格も。

▲次回の第36回東電本店合同抗議は、2016年9月7日(水)18時30分〜19時45分頃
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!


.. 2016年08月29日 09:57   No.1088009
++ 内藤みちる (小学校低学年)…8回       
たんぽぽ舎パンフレット紹介
 |  「進行する原発の老朽化−原子炉圧力容器の
 |  照射脆化を中心に」を読んで
 |  講師 井野博満さん
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 井野さんは原発を何十年も使い続けるのは非常に危険だと述べています。
 原子炉は中性子を浴びて脆くなります。
 金属には延びる性質と硬くなる性質があり、競合しています。劣化が進めば進むほど、ガラスや陶器のようにパキッと割れてしまう瞬間の温度が上がっていきます。地震などの大きな力が加わると原発が壊れてしまうわけで、恐ろしい事態を招いてしまいます。

◎ 1999年に敦賀1号機をモデルに、60年後の金属の脆さ、つまり割れてしまう温度を事業者の予測温度は37.7度C、井野さんたちの予測温度は90度C近くです。当てはめる式が違うので温度に違いがあります。
 井野さんの予測の方がより早く脆くなる計算です。どちらが信頼に足る数字なのでしょうか。
 その10年後、2009年に同じ原発の金属の脆さ・予測温度を、事業者が勝手に77度Cと変えてそっと発表していたそうです。間違っていたと一言も言わず、反省もなしにです。

◎このことからわかることがあります。
 1.推進派は自分たちに都合の良い考え方や式を使う。
 2.しかし、自分たちのごまかしを知っているので、理路整然と言ってこられると、恐れて逃げ回る。反論ができないので議論をさける。
 3.だから私たちは推進派と同レベルにならずにあくまでも正攻法で戦うことが大事。

  同じようなことが最近ありました。大飯原発の基準地震動評価の問題です。
  島崎邦彦(元原子力規制委員会委員長代理)さんと原子力規制委員会が対立しています。私は島崎邦彦さんを応援しますよ。

  「進行する原発の老朽化」たんぽぽ舎パンフレット No83
  井野博満さん講演録 B5判 28頁 頒価400円

目次紹介
1.原発の誕生と年齢
2.原発の寿命と毎日新聞紙上での『闘論』の争点
3.原子炉圧力容器の照射脆化(ぜいか)
4.金属の脆化
5.中性子照射による脆化
6.照射脆化予測式への疑問
むすび
付記 柏崎刈羽原発の地震による損傷



.. 2016年08月29日 10:06   No.1088010


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