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■--書籍の紹介
++ 山崎久隆 (社長)…628回          

   『脱原発の哲学』 佐藤嘉幸・田口卓臣著
   構造的差別を背景に構築される原子力
   核武装を背景に持つ原子力文化とはいったい何か
 └──── (たんぽぽ舎)

  今もなお、全電源喪失が発生しても炉心損傷・炉心溶融は起こらない(その前に炉心注水が出来る)とする「審査書」を書いて平然としている規制委。
 宇井純の「公害原論」が指摘した、「問題を見抜く力」が、現代社会においては衰退の一途を辿る中で起きた福島第一原発事故。
 これほどのことが見過ごされる背景を哲学の切り口で読み解く。核兵器と原発が一体不可分であることを明確に認識しなければ反原発も反核の運動も成り立たない。
 そのもとで20mSvなどの基準値が決められ、原発輸出も行われる。
 市民の命を犠牲にして進められた「殖産興業と富国強兵」の現代版が原発だ。
  (以上、山崎久隆)
 【おび】より
◎自ら生み出した「核=原子力」技術により、人類は絶滅の危機を迎えた。その危機が切迫していること、危機を回避するための哲学を持つべきことを、本書は明確に示す。(小出裕章)

◎福島原発事故によって、我々は原子力のもつ本質的問題に直面している。本書は、脱原発によって、「管理された民主主義」が支配する日本社会を、分権的で直接民主主義的な根源的民主主義にもとづく社会へと変えることができると説く。(大島堅一)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
 福島第一原発事故から5年、ついに脱原発への決定的理論が誕生した。科学、技術、政治、経済、歴史、環境などあらゆる角度から、かつてない深度と射程で論じる巨編。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序論
第1部 原発と核兵器(核アポカリプス不感症の現状−ギュンター・アンダースから福島第一原発事故後の状況を考える/原子力発電と核兵器の等価性−フーコー的「権力=知」の視点から/絶滅技術と目的倒錯−モンテスキュー、ナンシーから原子力=核技術を考える)

第2部 原発をめぐるイデオロギー批判
(低線量被曝とセキュリティ権力−「しきい値」イデオロギー批判/予告された事故の記録−「安全」イデオロギー批判1/ノーマル・アクシデントとしての原発事故−「安全」イデオロギー批判2)

第3部 構造的差別のシステムとしての原発(電源三法と地方の服従化/『原発切抜帖』が描く構造的差別/構造的差別の歴史的「起源」−電力、二大国策、長距離発送電体制)

第4部 公害問題から福島第一原発事故を考える(足尾鉱毒事件と構造的差別/回帰する公害、回帰する原発事故/公害、原発事故、批判的科学)

結論 脱原発の哲学

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
◎佐藤嘉幸(サトウヨシユキ)
 1971年、京都府生まれ。筑波大学人文社会系准教授。京都大学大学院経済学
研究科博士課程を修了後、パリ第10大学にて博士号(哲学)取得
◎田口卓臣(タグチタクミ)
 1973年、神奈川県生まれ。宇都宮大学国際学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。博士(文学)
 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

発行:人文書院

.. 2016年08月18日 08:29   No.1085001

++ 木原壯林 (中学生)…37回       
瀬戸内海全域を死の海にしかねない、危険極まりない
 |  MOX燃料原発・伊方3号機の再稼働強行を許すな!
 |  8/10-12ゲート前闘争、伊方町内デモで断固糾弾
 └────  (若狭の原発を考える会)

◯熊本・大分大地震とその余震は、中央構造線の活動の始まりを示しています。その中央構造線の真上にある伊方原発3号機の再稼働を、四国電力と原子力規制委員会は一体となって、8月12日に強行しました。
 しかも、この原発はウラン燃料使用を前提として建設され、再稼働審査されたにも拘わらず、極めて危険なプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用しているのです。

◯電力会社にとって、原発再稼働は命運をかけた作業であったはずです。それでも、伊方原発3号機は、再稼働準備中の7月17日、1次冷却水系ポンプで水漏れを起こしました。昨年8月に再稼働した川内原発1号機は、再稼働10日後に早速、復水器冷却細管破損を起こし、高浜原発4号機は、再稼働準備中の今年2月20日、1次冷却系脱塩塔周辺で水漏れを起こし、2月29日には、発電機と送電設備を接続した途端に警報が鳴り響き、原子炉緊急停止の事態を招いています。何れも、重大事故に繋がりかねない深刻なトラブルです。
 電力会社は、一度ならず四度も、それも再稼働を進める全ての電力会社でトラブルを起こしているのです。
 これは、原発の点検・保守や安全維持の困難さを示唆し、配管の腐食や減肉(げんにく:管の厚みが減ること)、部品の摩耗などが進んでいることを示すとともに、傲慢で、安全性を軽視することに慣れ切り、緊張感に欠けた九電、関電、四電が原発を運転する能力・資格を有していないことを実証しています。
 なお、関電の関連企業は、今年3月以降、運搬中の鉄塔工事用の資材1トン近くをヘリコプターから落下させる事故を2度も起こしています(3月1日福井県美浜町および8月5日奈良県十津川村)。

◯一方、規制委が適合とした全ての原発が再稼働前後にトラブルを起こした事実は、原発の再稼働にお墨付きを与えた新規制基準が極めていい加減な基準であり、規制委の審査が無責任極まりないことを雄弁に物語っています。
 原発は万が一にも重大事故を起こしてはならない装置です。そのことは、福島やチェルノブイリの事故が、計り知れない犠牲の上に教えています。
 とくに、伊方原発が、福島第一原発級の重大事故を起こせば、閉鎖水域である瀬戸内海全域が高濃度放射性物質によって汚染され、死の海になる危険性は極めて大です。
 したがって、愛媛県のみならず、大分県、広島県など瀬戸内海に面する自治体の住民の多くが、市民運動を通して、裁判闘争を通して、伊方原発再稼働に反対しているのです。

◯伊方原発再稼働にあたって、全ての原発の即時廃炉を求める「若狭の原発を考える会」の11名は、滋賀県、京都府、大阪府などから現地に結集し、ゲート前で再稼働阻止闘争を貫徹し、伊方町の中心部および九町地区でデモ行進を行い、原発廃炉を訴えました。



.. 2016年08月19日 10:46   No.1085002
++ 沼倉 潤 (小学校中学年)…18回       
全ての原発廃炉まで決してあきらめない 闘いはこれからも続く
 |  全国の皆さんとの共同行動としてハンストを実行
 |  伊方原発ゲート前は熱い思いで満ち満ちた
 |  8月10日より12日伊方原発動かすな!現地行動報告
 └──── (東京都多摩市在住)

○ 四国電力は12日午前9時、伊方原発3号機を再起動させた。3号機は7月12日から15日にかけ3台ある一次冷却水ポンプがトラブルを起こした。1台は直後に回復したものの、それぞれのトラブル原因が同一のもではなく、四電による説明もあいまいなまま、再稼働には支障がないという判断でスイッチが押された。8月15日には伊予灘で震度3の地震が発生。地元住民にとってこれほど恐ろしい事態はない。
○ 日程が再三ずれ込むという中で、8月8日から12日にかけて様々な抗議行動が全国各地で取り組まれた。10日には高松や高知、関西のグループにより「高松四電本店前行動」が行なわれ、私たちハンストグループも申し入れ書を読み上げ3日間のハンストに突入しました。
 四国各地でも住民が「伊方原発動かすな」の行動に立ち上がり、9日には宇和島四電支社に対する宇和島市民の抗議行動、10日には大洲市で講演会。11日は三崎軽トラパレード。伊方町パレードなど多様な抗議行動が行われています。
 東京では、10日の四電東京支社抗議、12日の起動日には、1000万人アクションの皆さんによる四電東京支社抗議。郡山でもゲート前抗議に連帯する行動。京都でも金曜行動が取り組まれ、伊方再稼働NOの声が沸き起こった。
 川内原発ゲート前で抗議行動を行った「3.11鹿児島実行委」の皆さんは翌日、伊方ゲート前に駆けつけ、熱烈なコールで集会を盛り上げました。
 私たちハンストグループは、3名の実行者(熊田汎、外京ゆり(高知)沼倉)と福島や広島からの支援者の協力を得て、県庁や松山市駅前などで、路上ライブも行いながら、伊方原発再稼働の危険性を訴えるチラシを若者が行き交う駅前で配布しました。
○ 8月12日9時、3号機のスイッチが押された。起動したこと事態、悔しい限りですがゲート前抗議のコールが40分以上続いた後、斉間淳子さんを始めとした伊方現地の皆さんが菅直人、福島みずほ両議員とともに固いスクラムを組み、両手を挙げ今後の健闘を誓い合った姿は、これからの闘いに勇気が湧く一シーンとして参加者の胸に刻まれました。
 また、今回のハンスト行動を通じて福島や青森、若狭など全国原発現地からもメッセージが多数寄せられています。たとえ現地へ来れなくとも、それぞれの居住地で、全国の皆さんが共同の闘いとして運動を作り上げることができた3日間でした。
○ 12日午後からは、再度、九町漁港でアメーバデモを実行。松山では「伊方原発をとめる会」の皆さんが申し入れ行動を行い、「民間規制委いかた・東京」の運動とともに裁判闘争と大衆運動が一体となった闘いが各地で展開される陣形が出来つつあります。
 闘いは続く。再稼働の嵐は、玄海、泊、そして柏崎刈羽へ襲ってくるが、私たちはひるまない。声をあげよう。行動しよう。「原発なしで暮らしたい」はすべての人々の想いだ!。
 最後に路上ライブに協力して頂いた皆さん。カンパにより支援して下さったみなさん。車で搬送して下さった皆さんにお礼を申し上げます。


.. 2016年08月19日 11:09   No.1085003
++ 渡辺マリ (中学生)…39回       
.「日本会議」と憲法
 |  狙いは「憲法24条改悪」と「緊急事態条項創設」
 |  伝統的な「家族」の復興=先祖から子孫まで「縦の関係」重視
 |  女性の心情に迫る「見事な」戦法に騙されるな!
 |  8/22(月)島薗 進さん学習会のご案内
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

○憲法24条が大嫌い、の「日本会議」
 安倍政権を根底から支える日本会議は、憲法24条が謳う「個人の尊重」、「両性の合意のみに基づく婚姻」に大反対している。
○国民投票で勝つために、女性をターゲットにせよ
その理由:女性は「平和」に関心が高く、9条改正には消極的だとみられているためだ。→女性票を得なければ、勝ち目がない。
○「心理作戦」
 まず不安にさせ、その不安を解消する代替え案を出す。
 例えば、東日本大震災のような災害や、テロが起こった場合に、自分の家族を守れるのか、などと問いかけて興味を惹く。その時「緊急事態条項」がないから支援物資が届かないからなどと煽られれば不安になるし、「家族の崩壊」を強調され「家族を守ろう」とか「家族の絆」とか言われれば、それを否定するのは難しい。
○「9条」「緊急事態条項」「家族保護条項」の3点を憲法改定の重要課題として掲げる。
 第二次安倍政権:日本会議国会議員懇談会の会員が続々と閣僚入りし、改憲論議は本格化していく。
○「サザエさん」家族が理想
○「日本会議」が目指す家族像→戦前の家族国家観
 戦前の家制度のような、家長があって絶大な権威を誇る制度の復活。だから日本の歴史や伝統を教える学校教育の適正化と共に、家庭が重要になってくる。
 (既に2006年には「改定教育基本法」が成立し日本会議の希望通り、教育基本法に家庭教育の規定が入る)。
○ 「行き過ぎた個人主義」の原因は24条
 「少子化」の原因は「未婚化」、結婚しない男女が増えるのは13条や24条の個人主義が原因だという論理だ。
  (週刊金曜日1099号・8/5-12合併号より抜粋・要約)

○「この道なかば」
 この言葉、今は「まだ半ば」。だから先がありそうな(希望?)気がしませんか?
 安倍さんの言葉(ブレーンの力?)は実に上手い!と思いませんか?

☆8/22学習会のご案内

 「日本会議」と安倍政権の思想史―国家神道の戦前・戦後・今

 お 話:島薗 進さん (宗教学者、上智大学特任教授)
 日 時:8月22日(月)19:00より21:00(開場18:30)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

  バブルが崩壊するあたりから急に、国体論的な政治体制、そして「和の文化」が世界的に見てすぐれたものだ、というような議論が増えていきます。
 1991年の湾岸戦争の影響も大きい。自衛隊を派遣しなかったことで「日本が取り残された」という意見が流され続け、かなり国民の意識が変わりました。
 保守中道が主流だった自民党が「日本会議」、というより日本青年協議会的なものに引っ張られて、次第に右寄りになり、自民党議員の質も変わりました。戦前的なスローガンを掲げることで自分たちの弱い立場を回復したいという面はあるでしょう。
 今は自民党そのものが日本会議みたいなものになってきて非常に危うい。


.. 2016年08月19日 11:25   No.1085004
++ 木村雅英 (課長)…162回       
伊方原発を動かしてはいけない!
 |  日程優先・基準地震動過小評価の原子力規制委員会
 |  【報告】8/9規制委院内ヒアリング集会
 |  「本当に伊方原発3号機を稼働するの?」
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その108
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

  8月9日(火)、71年前に長崎にプルトニウム爆弾が落とされた日、東京参議院議員会館の会議室で「再稼働阻止全国ネットワーク」が山崎久隆さんとともに、原子力規制庁を迎えて院内ヒアリング集会を持った。
 参加は、規制庁側が5人、こちらが45人。2時間の予定だったが会場からの抗議の声が続いて盛り上がり、結局2時間半を超える集会になった。
  (紹介:参議院議員福島みずほ議員)
 質問項目は次のとおり。
《1》伊方原発3号機の再稼働を目前にして
 0 審査の推移
 1 7月17日の一次冷却水ポンプ事故について
 2 重大事故対策について
 3 保安規定違反について
 4 PWRの過酷事故対策について
 5 プルサーマル発電について 
 6 その他
《2》基準地震動の設定方法について
 1 伊方原発3号機の基準地震動について
   熊本大地震、地震動過小評価、レシピと近似式、地震専門家
 2 島崎さんの指摘とその対応と今後の基準地震動見直しについて

 《1》では、一次冷却水ポンプの故障が起こっても、総合訓練で四電の訓練不足が露呈しても、特定重大事故等対処施設に係る非公開審査を始めたばかりでテロ対策なんてできていなくても、免震重要棟(自主設備!)ができていなくイチエフ事故対応はとてもできない状況であっても、保安規定違反が4つも発覚しても、ともかく日程優先で四電の希望通りに再稼動をさせようとしている原子力規制委員会の姿勢があきらかになった。
 《2》では、20年以上前の稼働時基準地震動を650ガルに倍増したにも拘らず、担当が、何をどのように補強したのかは確認できていないばかりか、安全裕度の食いつぶしがあることをも認めた。また、熊本大地震で新たな知見が得られているのに原発を止めて評価をすることもせず、岡村真さん(高知大)の指摘や島崎さんの指摘を無視し、基準地震動の過小評価を厳しく指摘している長沢啓行さんの指摘に対しては訴訟係争中であるからと科学・技術者としてあるまじき口実で逃げ、「国民」が最も心配している地震に対して真面目に議論しようとしない原子力規制委員会・規制庁の姿勢が明らかになった。
 なお、長崎に水爆が落とされて71年目の日に、審査で議論が避けられてきているプルサーマル発電について追及し、一方基準地震動を推定において過去の地震からの回帰式による平均で評価することの危険性を参加者が厳しく批判した。


.. 2016年08月22日 08:16   No.1085005
++ 坂東喜久恵 (中学生)…33回       
原子力民間規制委・いかたと原子力民間規制委・東京が四国電力に聴聞
 |  伊方町で、中央構造線や地震についての学習会開催(8月20日)
 |  伊方原発の危険性、浮き彫りに
 └──── (原子力民間規制委・東京事務局)

○8月19日(金)松山の四国電力原子力本部で、「原子力民間規制委・いかた」と「原子力民間規制委・東京」
が出してある『規制勧告』に対し、第2回目の聴聞(ヒヤリング)を実施。
 今回は(1)冷却材喪失事故での炉心損傷の防止 (11)逆U字管に溜まる水素について、の2点に対する回答をを詳しく討議。白熱したやりとりになりました。
 又、当初設計時から大幅に数値を上げた地震動に対する対策についても回答を求めました。
 四電の回答は、従前からの回答に終始し、踏み込んだものは出してこなかったため、今後の課題となりました。
※詳細な報告は後日、たんぽぽ舎HP こちら
  の「原子力民間規制委・東京」にアップします。

○翌8月20日には、伊方原発立地の伊方町で「中央構造線と佐田岬の地震環境と防災」について、岡村眞先生(高知大学防災推進センター特任教授・地震地質学)を迎えての学習会が開催されました。
 1200年の歴史を持つ由緒ある「法通寺」(第56番目札所でもあります)で、地元の方を中心に民間規制委のメンバーも参加し、中央構造線による地震と南海トラフ地震の双方の影響を受ける佐田岬の問題について、じっくりと学びました。わかりやすい説明に、地元の方々も頷きながら聞き入っていました。

※主催者の「佐多岬半島の地質を考える会」の堀内美鈴さんから当日取材に来たNHKの朝のニュースの報告が届いています。

○昨日(20日)、伊方町で高知大学の岡村総合研究センター先生の講演会が開催されました。
以下からニュースを視聴いただけます。

 こちら
 活断層研究者が伊方町で講演
 08月21日 07時20分

 伊方原子力発電所が立地する愛媛県伊方町で20日、活断層に詳しい高知大学の研究者が講演し、熊本地震の発生を踏まえ、「中央構造線断層帯」でも規模の大きな地震が起きる可能性があるとして、しっかり対策をとっておくべきだと指摘しました。
 伊方町の住民グループが開いた講演会には、町内や隣接する八幡浜市から20人余りが集まりました。
活断層に詳しい高知大学防災推進センターの岡村眞特任教授が、中央構造線断層帯で地震が起きた場合、佐田岬半島にどのような影響が出るのかなどをテーマに講演しました。
 岡村特任教授は中央構造線断層帯の特徴について、「四国から近畿にかけて600キロ余りにわたってS字型に存在し、佐田岬半島の沖合では特に伊方原発の前で断層のずれが大きい」と指摘しました。
 その上で、熊本地震が発生したことを踏まえ、中央構造線断層帯でも規模の大きな地震が起きる可能性があるとして、「地震が起きる前からしっかり対策をとっておくべきだ」と述べました。
 参加した70代の女性は、「今後もこうした会に参加して勉強していきたい」と話していました。


.. 2016年08月22日 08:53   No.1085006
++ 相馬正男 (幼稚園生)…2回       
空母はいらないどこにも(原子力空母ヴァージョン)
 |  東京湾に浮かぶ2つの原子炉(米空母)についての「歌」の紹介
 └──── 作詞:相馬正男(一部改変:堀内2015)

 *ヒデーよ ヒデ―よ 空母はいらない この町に
 *ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらない この町に

1.呼んでもないのにやってきた 空母はいらない この町に
  いつまで居るのか わからない 空母はいらないどこにも
  2つの原子炉どこにあるの 空母はいらないどこにも
  町の安全どこにあるの 空母はいらないどこにも

 *ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも

2.どこまで行くのかインド洋 空母はいらないどこにも
  イランに脅しをかけるのか? 空母はいらないどこにも
  最新ジェット機どこをねらう 空母はいらないどこにも
  最大空母はどこを守る 空母はいらないどこにも

 *ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも

3.曲芸飛行をくり返す 空母はいらないどこにも
  無理な発着くり返す 空母はいらないどこにも
  船の中には原子炉2つ 空母はいらないどこにも
  中身は満タン放射能 空母はいらないどこにも

 *ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらないどこにも(間奏・長)

4.原子炉ゴミを出し続け 空母はいらないどこにも
  ゴミはいったいどこへ行く 空母はいらないどこにも
  やらない約束原子炉修理 空母はいらないどこにも
  3度も4度も約束破った

 *ヒデ―よ ヒデ―よ 空母はいらない この町に

(アカペラで)空母はいらないどこにも
       空母はいらないどこにも 空母はいらないどこにも
(終奏)

  ※3月11日「東電本店合同抗議」行動で配布された。

☆8/24学習会にぜひご参加を!
 「東京湾に浮かぶ2つの原子炉 米核空母の危険性」

 お 話:呉東正彦さん(弁護士)
 日 時:8月24日(水)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円



.. 2016年08月23日 08:18   No.1085007
++ 柳田 真 (課長)…158回       
原発事故が起きると、すべてを失う−家も畑も町も…
 |  「福島を忘れない」シンポで木幡ますみさん発言
 |  おしどりマコ・ケンさんが東電・県・国を告発する鋭い発言
 |  8月20日(土)-21日(日)参加報告
 └──── (たんぽぽ舎)

◎8月20日(土)-21日(日)の2日間、「福島を忘れない」全国シンポジウム+現地見学(第4回)に参加しました。全体で150人の参加(これまでで最大の参加)、たんぽぽ舎の会員も10人近くが参加。行事内容も参加者交流もどちらも密度の濃い1泊2日をすごして充実感と宿題をもらって帰ってきた感じです。
 20日(土)は、福島市のグリーンパレスでシンポジウム(前半は6市町・6人の福島県内の議員らの報告、後半は、おしどりマコ・ケンさんによる「フクシマの今」の話〔講演〕)でした。
 21日(日)は、福島県内各地の5年後の惨状を見学し、原発事故がおきると、すべてを失う−家も畑も町も…の現実を見ました。合わせて、巨大なフレコンバッグ(放射能汚染土を詰めた袋)の山を見せられました。
 今年は、その一部に緑のシートをかぶせており、かつカベまでも作られていておどろきました。


.. 2016年08月24日 08:04   No.1085008
++ 柳田 真 (課長)…159回       
◎1日目のシンポジウムで、記憶に残った発言を紹介します(全6人の発言中の4人)。
イ.馬場有・浪江町長−私は原発推進論者だったが、原発事故後は大反省した。東電と通報協定を結んでいるのにもかかわらず情報が全く入ってこなかった。東電福島第一原発事故の原因究明もなく、検証もなしで原発再稼働はありえない。もう、原発はいらない(結論)。
ロ.菅野清・川俣町議会議員−『避難解除地区の現状は』と題して話された。
 山木屋地区の除染費用は450億円、山木屋地区の戸数が345戸ゆえ1戸あたり平均1億3000万円の除染費。賠償金み切り(値切り)のための帰還促進政策だ(国と県のやり方)。
 福島第一原発の放射能汚染水はとまらず、(東電が税金でつくった)凍土壁は「こおらず」だ。こおりついているのは東電のみで、作業員(労働者)は毎日水くみをしている。
 昨年の報告で述べられたこと−基本的に今年も同じ状況
 ・あの事故から4年が経過したわけですが、8万5千人の強制避難はなんら変わることなく、田んぼや畑に、除染廃棄物が増えただけが変わったというのが状況の中で、何がオリンピックだ、というのが我々被災地の声です。避難解除が何を意味するか、ということですが、平成29年度で保障打ち切りということであります。
ハ.志田篤・川内村議員−従来は、32億円の予算の村に、今は100億円の助成金が来ている。(しんぎしない) 土壌汚染の数字をいわない環境省。線量は下がっていない。事故前は山に入って山菜採りは楽しみだった。食べれる、山の空気は健康にいい、あげれば喜ばれるの3つの利点だったが、今は山菜採っても3つとも否定される。つらい。
ニ.木幡ますみ・大熊町議会議員−「大熊町の現状」と題して話された。
 中間貯蔵施設の土地が最終処分地になることを心配している。他の原発地から(放射能ゴミを)もって来ない約束。土地の値段がすごい安い低い価格で交渉されている。ダムをつくる時のように金額全体を出せと要求しているが環境省は出さない。あんたたち(環境省)はやる気あるの?と問いただした。再稼働すれば放射能ゴミが増える。どこへもっていくの?最近死亡する人が多い、原因不明で。
 原発事故はすべてを失う−我家も家族のまとまりも畑も町も…失う。

☆脱原発お笑いコンビ「おしどり」マコ・ケンさんのお話は、次号で紹介します。
 2人の東京電力本社、福島県−健康調査委員会、新潟県、世界国際会議等々の取材と「ドイツ国際会議」へ招待での話は、とても密度の濃い内容で、よそでは聞けない話でした。私たちに大きな刺激と運動のヒントと課題を与えた話でした。
 安倍政権成立後に、経産省と規制委員会の空気が一変したこと。(悪化の意味)
 『こらしめリスト』に入っている…の話もされた。


.. 2016年08月24日 08:14   No.1085009
++ 渡辺マリ (中学生)…40回       
記事紹介=「紙の爆弾」9月号
 |  刑訴法・盗聴法改定法、ヘイト・スピーチ対策法
 |  「並行審議・成立」の謎と言論弾圧騒動 取材・文:林 克明
 |  ・「どんでん返し」のミステリー
 |  廃案必至だった稀代の悪法=刑訴法・盗聴法大改悪は
 |  なぜ成立したのか・本当のウジ虫は誰だ?
 |  8月30日(火)林 克明さん学習会のご案内
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◯ どんでん返しのミステリー
 「廃案必至」とみられていた「刑訴法・盗聴法大改悪」が突如として成立した。
 民進党は衆議院では刑事訴訟法改定に賛成したが、参議院では小川敏夫委員や真山勇一委員、共産党の仁比聡平委員も反対。会期終了も近づく中で、次回以降の国会で慎重審議する選択もあった。
 一方のヘイト対策法は審議すらできていない。両法案が廃案必至と多くの人が見ていた。
 ところが、ヘイト対策法与党案の参考人意見陳述が始まったとたんに急展開。廃案寸前だった両法案が採決されてしまったのだ。
◯ 「取引」疑念
 林氏は、廃案寸前から一転して2法案とも成立したのは、参議院法務委員会の野党理事・有田芳生議員(民進)と与党筆頭理事・西田昌司議員(自民)の2人が中心になり、会期末までに成立させる取引があったのではないかという疑念があると指摘。
 また、「週刊金曜日=5月27日号」の記事中で足立昌勝名誉教授(関東学院大学)が「基本的人権に強く関連する法案がこんなに少ない時間(参院で20数時間)で採決されたことに強く抗議したい。それに合意した野党理事・有田芳生理事がヘイト・スピーチ規制法案さえ通過すればよしとしていたとすれば、基本的に誤り。私たちはそんな国会議員はもういらない。今度の改選でぜひ落選してもらいたい」というコメントを載せた。
これに有田芳生議員(民進党)が激怒。

.. 2016年08月24日 08:23   No.1085010
++ 渡辺マリ (中学生)…41回       
◯ 「ウジ虫」と認定された林氏
 有田議員のツイッター:「刑訴法賛成はヘイト・スピーチ解消法との取引、という事実無根の陰謀論。『週刊金曜日』が有田落選を肯定したので、購読をやめました。今後は取材を一切拒否する」
 有田議員の支持者らも参加し、一時は不買運動の様相に。挙句の果てには「バーターデマを煽るお前らこそがレイシストの手先だよ ウジ虫」と林氏は≪ウジ虫認定≫された。
(「週刊金曜日=6月3日号の編集後記で有田氏に対する事実上の「詫び文」を掲載。しかも今でもそのまま活きている)
◯ どちらがウジ虫か?
 この「紙の爆弾」に掲載されている林氏の記事中には、ある「国会議員」の話、西田筆頭理事と有田理事の生の声、またネット動画「週刊西田」での2人の対談が載っています。これを読めば、どちらが「ウジ虫」か、よく分かると思います。
◯ 何をしていた、大手メディアよ!
 この稀代の大改悪は思想統制の実現、国に従う「人間つくり」の実現を目指すもの。こういう大変なことがどのように成立したのか、私たちは知りたいし、それをしてくれたのが、林氏だ。
 大手メディアの記者は、国会で一部始終を見ていたはず。けれど、「おかしい」とは感じなかったのだろうか? それとも、「モノ言えば唇寒し」?

☆8/30学習会のお知らせ☆
  『「秘密保護法」違憲裁判の原告と考える・刑訴法大改悪と私たち』
  名ばかりの「可視化」と引き換えに権力が手に入れた
  「盗聴法」拡大と「司法取引」

  お 話:林 克明さん
         (フリーランス表現者による「秘密保護法」違憲訴訟原告)
  日 時:8月30日(火)19:00〜21:00
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円

◯ マイナンバー、国家安全保障局、集団的自衛権、秘密保護法、
 戦争法案…今回の「盗聴法」、「司法取引」…そして、
 取りざたされている「共謀罪」。
 安倍政権が目論む戦争法制は着々と進んでいるのです。
 皆さん、一緒に考えてみませんか?



.. 2016年08月24日 08:30   No.1085011


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