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■--みんなで止めよう伊方原発
++ 冨塚元夫 (大学生)…94回          

現地の人々の長年の粘り強い闘いを感じました
 |  8月に延期された伊方原発3号機の再稼働を阻止しよう
 |  「みんなで止めよう伊方原発7.24全国集会」に参加
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 7月23日、さらにそれ以前から来ている人もいましたが、私は当日参加しました。朝、羽田空港を出て松山空港に11時すぎ到着、ロビーにはすでに「再稼働阻止全国ネットワーク」の仲間が10人ほど集まっていました。バスに乗って松山駅に向かいました。松山駅前で待っていた仲間7人ほど乗せてバスは伊方に向かいました。
 しばらく走ると右側に海が現れたので驚きました。過去に来た時は内陸の道を走っていたからです。あとで詳しい人に聞いてみましたら、このごろは景色のよい瀬戸内海岸沿いの道を走ることが多いようです。
 全国集会の開かれる伊方ビジターハウス前に到着したのは13時30分を数分過ぎていました。
 道路沿いに大勢の人がいました。後で聞いたところ約700人でした。鎌田慧さんがスピーチしていました。残念ながら、反対運動を行っている全国11団体でつくる伊方原発再稼働阻止実行委員会代表(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)斉間淳子さんの挨拶は聞けませんでした。
 愛媛県警は安全確保と混乱防止のためと称して、不必要な検問を数ヶ所で行いスムーズな通行の妨害をしていました。

◯ 鹿児島から駆けつけた野呂正和さんは、鹿児島県知事選挙で原発推進に前のめりだった伊藤前知事を、反原発連合が支持したみたぞのさんが破った経過を報告されました。
 今年中に、川内原発は定期点検の後再稼働できない可能性か強くなってきたようです。「原発いらない福島のおんなたち」の橋本あきさんは「伊方原発再稼働は福島の悲劇を繰り返すことになる」とスピーチしました。その後15時から場所を伊方原発ゲート前に移して、抗議行動が行われました。
 多くのひとのスピーチと歌・音楽がありました。18時からは八幡浜市民会館で交流会が行われました。
 主催者の斉間淳子さんは「今日の闘いを亡くなった近藤誠さんと斎間満さんに見せたかった」と言いました。
全国各地の仲間の発言もありました。福島から避難している人たちを支援している兵庫県の団体の発言もありました。

◯ 交流会を含めて今日の集会は地元の主に女性たちが準備したものでした。交流会の飲み物はアルコール無しで残念と言う声も聴かれましたが、食事は手造りで、この地の名物鯛めしふうの鯛素麺もありました。皆様、これまでの準備ご苦労さまでした。
 8月に延期された伊方原発3号機の再稼働を阻止するために引き続きよろしくお願い致します。

.. 2016年08月01日 08:42   No.1078001

++ 木村雅英 (課長)…158回       
.「新規制基準」は世界最低水準?!
 |  もっかい事故調が「日本の原子力安全を評価する」と1.7点(その3)
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その105
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 岩波「科学6月号」の大論文特別企画「日本の原子力安全を評価する」
(「もっかい事故調」田中三彦さんほか)の紹介を続け、たくさんの重要な
「危険」を引用する。
 防御の階層として立地―設計―検査―設計事故―過酷事故―防災に分け、
 テロと安全文化についても評価している中で、前回紹介した立地基準
(1)と書いたが(0)に訂正)の評価点は1.7点(5点満点、10人が
評価)で全体の平均点と同レベルだった。

 今回は防御の階層の第1層:堅牢な設計で、評価点は2.5程度。

(1)堅牢な設計
 安全上の脅威となり得る自然現象(地震、津波、噴火、強風、他)に対し、
十分保守的に設計基準を設定していること。
・原発が多数の系統(システム)で構成され、各系統が多数の装置や機器で構成され、各機器は多数の部品で構成されている。安全は上層設計によってこそ守られなければならないが、そのような設計思想が日本ではあまり尊重されなかった。
・日本の「新規制基準」とは、実は、大小さまざまなパッチワークの詰め合わせセットである。
 (耐震性について)
・地震による影響の受けやすさはこれまでの苦い経験によって十分に裏づけられてきた。従来の設計基準地震加速度の設定の甘さについては、根本的に大胆に見直さなければならない。ところがそのような決意や取り組みは見受けられない。
  (引用者;島崎氏−規制委バトルが原子力規制委員会の姿勢を如実に
   証明している)
・耐震性の強化が可能なのは機器の一部だけである。構造物そのものに対する補強は実施的に不可能である。
・設計基準地震加速度が引き上げられると裕度が減る。
・中越沖地震後の点検で柏崎刈羽原発の鉄筋コンクリートの建屋には多くの亀裂を確認。
・強い地震動が比較的長い時間作用する場合、徐々に剛性が低下し応答スペクトルが低周波側にシフトする実験データあり。
(その他)
・津波に対して、海底地滑りの起源が評価されていない。
・高速中性子の照射による脆化は知られているが、低合金鋼製の炉内構造物で一層顕著。
・応力腐食割れ、腐食疲労、燃料被覆管の酸化と水素脆化、格納容器の内面に施される塗料の重要性認識なし、振動による高サイクル疲労、コンクリートの劣化、などもある。
・不労不死の鉄鋼も合金鋼もない。古いプラントほど古い材料で制作され、古い工法で施工され、悪い環境にさらされてきた部品を含んでいる可能性がある。
 地震を考えれば、老朽化を考えれば、日本で既存原発を動かすなんてとんでもないことである。


.. 2016年08月01日 08:53   No.1078002
++ 青山晴江 (小学校高学年)…23回       
.「皆さんありがとう!伊方では40年ぶりのデモができました」と
 |  地元の方より言われました
 |  伊方原発を止めるようさらに多くの人々の思いを結集したい
 |  伊方原発再稼働阻止現地5日間行動に参加して
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 伊方現地行動5日間の簡単なレポートを送らせていただきます。

◎ 印象に残ったのは前半の佐田岬先端方面でのチラシ配りをした村々でした。急峻な斜面に積み上げられた狭い石段の路地を登り下りしながら一軒ずつ声掛けして、7月24日の「伊方原発再稼働反対全国集会」のチラシを配ります。
 数10から100所帯程の集落。不在の民家や蔦(つた)に覆われた廃屋も見られました。停めてある街宣車のマイクから「佐田岬の美しい海と山。ここをフクシマのようにしてはいけません。再稼働を許してはいけません。」と黒田節子(原発いらない福島の女たち)さんの声がする。
 窓から聞いていたおばあさんが、「あれはテープじゃないな。しゃべっとる。福島から来とるんか。ご苦労様じゃ。原発はいらん。」と話してくれました。
 〈不安と反対の気持ちを今こそ形にあらわそう〉そう書いてあるチラシをうなづきながら受け取ってくれる人も多かったです。
 汗を拭き拭き7人ほどで村々を回りました。利権がらみの原発が壊してきたものは何か、消費地元の都会生活者の私が見ようともしなかった地方の犠牲とは何か、潮風の中に立ちそんなことを思っていました。

◎ 伊方原発ゲート前集会は7月24〜26日と3日連続して行われました。この間いろいろな方がスピーチされました。警備の厳しさと規制はかつてないものでした。
25日午後に伊方町役場前からデモをしました。先導車、ギターとパーカッションの歌、後ろでコールと、80人ほどが思い思いに歩きました。
 解散時に、地元の方が「皆さんありがとう、ありがとう!伊方では40年ぶりのデモができました。」と言われ、みな熱い思いがしました。
 その後二手に分かれて、「九町(くちょう)」で「若狭の家」木原壯林さんの、〈再稼働時にまたもトラブル〉のチラシ撒きと伊方町でのアンケート訪問などしました。
 反対だけど原発で親戚中働いてるから言えない、地震があって怖い、伊方停止中に自分が困る事は何もなかったと膝をさすりながら玄関先で答えてくれた女性がいました。
26日もゲート前。再稼働と言われていた日です。3日目まで残った数10名が各地からの声をあげました。命の源である海の微生物、大地を殺しながら運転する、それが原発だという話などに、しんとして(たぶん若い警官達も)耳を傾けていました。

◎ 26日午後、松山市内の「伊方原発3号炉運転差止 仮処分審尋報告会」に参加。河合弁護士他による第一回目の報告。メディアも市民参加者も多く関心の高さを表していました。
今回も各地の方々にお会いしましたが、現地に行くことができなくても支援してくれたたくさんの人々の気持ちを感じながら行動していました。
 このまま伊方原発を止めるように、さらに多くの人々の思いを結集したいです。



.. 2016年08月01日 09:33   No.1078003
++ 新藤健一 (幼稚園生)…1回       
.「広島原爆写真集、長崎原爆写真集」がJCJ賞に選ばれました
 └────  (写真家)

  2015年夏、写真家の小松健一氏と新藤健一が監修した「決定版 広島原爆写真集」「決定版 長崎原爆写真集」(勉誠出版)が日本ジャーナリスト会議の2016年度JCJ賞に選ばれました。
 この写真集は「反核写真運動」が収集保存してきた広島・長崎の原爆記録写真の決定版。
 被爆直後から生命の危険を顧みずシャッターを切った広島(24人)と長崎(11人)の写真家、計35人が残した830枚を2冊に収蔵。写真説明は日本語と英語を併記しています。



.. 2016年08月01日 09:39   No.1078004
++ 吉田照勝 (小学校高学年)…24回       
みんなで止めよう伊方原発7.24全国集会
 |  全国集会の前日7.23愛媛新聞には原発関連記事が多く載っていた
 |  四国大王製紙三島工場はバイオマス発電設備で売電計画
 └──── (たんぽぽ舎会員)

◯「みんなで止めよう伊方原発7.24全国集会」伊方ビジターハウス前道の駅・伊方原発ゲート前座り込み抗議は、全国から700名が伊方原発廃炉やエネルギー政策の転換を訴えた。
 愛媛県警の過剰な警備、警官全員が顔を半分も覆い隠す大マスク姿は異常な隊列であった。原発ゲート前までの道路は、検問と道路上に物々しい柵の設置、外国でよく見られる戒厳令下さながらの光景の前で、座り込み抗議行動・集会が行なわれた。
 ルポライターの鎌田慧さんは、原発は2基しか稼働していなく、原発は駄目という世論は広がっている、私たちの運動が勝利していると主張。「地元住民が原発に賛成した覚えは一度もなく、再稼働に同意した覚えはいちどもない」と集会決議を読み上げられた。
◯熊本地震で中央構造線断層帯の地震発生が危惧するなかで、東電福島第一原発災害による悲惨な生命軽視、環境破壊のリスクを経験しながら“何故”再稼働しなければいけないのだろうか。
◯全国集会の前日の7.23愛媛新聞には、原発に関連する記事が多く載っていた。
 「福島事故後初指定解除」、「3号機再々訓練求めず」、「伊方3号機水漏れポンプ点検完了 四電 時期不明」「再稼働撤回 県に要請書 共産党県議 総合訓練不備問題視」「伊方3号機仮処分申請 地震動過小主張、住民側弁護団」など見出しが4箇所あった。
 地元伊方原発に関係する情報を、広く発信しようとする姿勢がうかがえる。伊方原発を巡っては愛媛、広島、大分、の3県住民が各県の地裁に3号機の運転差し止めを求める仮処分を申し立てしている。愛媛、広島の2県では1号機〜3号機の差し止めを求める訴訟も提起されている。
◯原発に変わる発電について、四国大王製紙三島工場に売電用のバイオマス発電設備を建設し再生エネルギー固定価額買い取制度を活用して売電計画を見込んでいると、大きく一面に詳細な説明とカラー写真が載っていた。
 7.24原発止めよう集会の前日にこのようなエネルギー転換の具体性のある記事に“拍手”を送りたい。
◯四国松山の7月下旬は、松山市内の「大街道土曜市」、「和霊大祭・うわじま牛鬼まつり」うわじまガイヤカーニバル、「のど自慢大会」など四国一円、一年で一番の夏の祭典、祭りやイベントで高揚する時期である。
 再稼働を7月26日と決めて目をそらそうとした意図が見え見えである。


.. 2016年08月01日 10:24   No.1078005
++ 上岡直見 (中学生)…47回       
鹿児島県知事三反園氏への期待
 |  「脱原発は経済にもよい」というグランドデザインを示して
 |  県民の合意を作って行くことが必要
 └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

◯ 鹿児島県知事に三反園氏が就任し川内原発の稼働が改めて問われているが、知事として地域経済との関係についても戦略的に配慮してほしい。

◯ 産業連関分析の手法で試算すると、川内原発の稼働(福島事故前)により付加価値(県GDP)で670億円、雇用で約4,000人の効果をもたらしている。これはいわゆる波及効果すなわちよく言われる地元の飲食業や宿泊業への波及効果も合計した数値である。原発推進派は、川内原発が止まったらこれが消失するから大変だろうと脅かすわけである。

◯ しかし、川内原発の鹿児島県経済への貢献は、GDPで全体の1%程度、雇用で全体の0.5%程度にすぎない。雇用のほうが影響が少ないのは、発電事業は巨大な設備集約型の産業であって、人手はあまりいらないからである。以前に福井でも検討されたことがあるが、原発の主要部分は東京のメーカーが握っていて地元には補助的な仕事しか回ってこないので産業の育成になっていない。

◯ 一方で同じように産業連関分析の手法で試算すると、県内の各産業分野で自給率を1〜2%増加させただけで川内原発再稼働の経済効果を軽く上回る付加価値と雇用創出が得られる。「自給率」というと通常は農林水産業を連想するかもしれないが製造業でもサービス業でも自給率はある。逆にいえばTPPなどを導入すれば川内原発再稼働の経済・雇用効果など簡単に吹き飛んでしまう。

◯ 実際に知事に就任すれば原発問題だけに集中することはできないし、むしろ足をすくわれるきっかけになりかねない。「脱原発は経済にもよい」というグランドデザインを示して県民の合意を作って行くことが必要だ。これはオール沖縄で保守系の支持も集めているのと同じ背景があり、米軍基地を廃止して別の目的に使ったほうが経済効果が高いという説明ができるからである。



.. 2016年08月01日 10:32   No.1078006
++ 木村雅英 (課長)…159回       
.「新規制基準」は世界最低水準?!
 |  もっかい事故調が「日本の原子力安全を評価する」と1.7点(その4)
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その106
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 岩波「科学6月号」の大論文特別企画「日本の原子力安全を評価する」(「もっかい事故調」田中三彦さんほか)の紹介を続け、沢山の重要な「危険」を引用する。
 防御の階層として立地―設計―検査―設計事故―過酷事故―防災に分け、テロと安全文化についても評価している中で、今回は検査、設計事故、過酷事故を駆け足で説明する。

(2)検査・試験による異常・不適合の検知(5点満点で約2.5点)
   プラント停止中に検査を実施する。

・日本の検査要件と検査技術が後進的だった
・日本の検査官による検査は、過度にパターン化され、技術的レベルも低い
・日本の電力事業者は、運転業務以外、重要な検査・試験も含め、大部分の実務をプラント・メーカーに委託していて、隠蔽やねつ造を醸成する温床となった

(3)設計基準事故・事象への対策(同約2.5点)

・福島事故に直面して、日本の原子力事業者も規制者も、過酷事故の発生に本気で備えてこなかったことが問題点として内外から指摘された
・福島原発事故における「事故時操作手順書」問題:吉田所長は「事故時操作手順書」を無視して「アドリブ」で事故対応に当たった
・自然現象に対しても火災に対しても人的破壊行為(テロ)に対しても、ハードルの高い設計基準の設定を回避してきた
・なぜ発生頻度が高く長時間復旧不能な全交流電源喪失(SBO)を設計基準事象に選定しなかったのか

(4)過酷事故評価と対策(約1.5点)

・新たに導入した過酷事故対策の主要な部分は人的対応に依存
・過酷事故シナリオの選定が限定的であり、発生確率が同等で影響がより過酷と思われるものがある
・複数基が設置されている原子力発電所では、原子炉事故の同時多発を考慮しなければならない、米国では福島事故からの教訓を受け止めているが、日本では検討不十分
・過酷事故対応を支援するための計測機能が未改善
・中央制御室の居住性に不安
・緊急時対策所の対応能力と設備に問題
・事故対応設備の無動力化、自動化、恒設化の採用が限定的で、迅速な人的対応への依存が過大
・地下水の流入による汚染水対策が不十分
・フィルターベントの操作などは、意識的な法令違反行為となりうる
・高度な電気工学や機械工学の知識があったとしても、実務的な技能が欠けていたのでは、それを活かすことができない

 以上、川内原発や伊方原発の稼働が恐ろしくなりますね。



.. 2016年08月01日 11:01   No.1078007
++ 柳田 真 (課長)…156回       
鹿児島県新知事が「原発の停止と点検」を要望
 |  東京も続きたい−脱原発知事を選べば可能だ
 |  原発推進の女性候補や前東電重役は選びたくない
 └──── (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1 鹿児島県新知事の三反園氏が九州電力川内原発の「一時停止と点検」の申し入れをした。避難計画も不十分だと心配している。(7月29日毎日)
 川内原発は国内で唯一再稼働している原発だが、老朽した原発で事故が心配されている原発だ。加えて、熊本大地震でよけい住民(県民)の不安は高まった。県民の不安に答えるのが地方自治体の長=知事の責任だとも述べている。ぜひ東京も続きたい。脱原発知事を選べば放射能や原発の心配を減らせる。東電の柏崎刈羽原発の再稼働も防げる可能性が高まる。新潟県知事・泉田さんの応援にもなる。
2 小池百合子氏(国会議員)と増田寛也氏(総務大臣)は共に原発・放射能肯定・原発推進の人である。(7月25日毎日新聞の指摘)
 環境大臣を務めながら、最大・最悪の環境破壊の原発・放射能を言わないのは残念で間違った態度だ。元首相の小泉純一郎氏が細川氏を2年半前の都知事選で支持したが、今回小池氏を支持しないのは彼女が原発推進の人と分かっているからだ。東電の社外取締役(重役)だった増田氏が都知事になれば、東電擁護
で、放射能・原発推進都政になる。これは避けたい。
3 3代続いて途中辞職(石原、猪瀬、舛添)した知事を推薦した自民党・公明党はその反省を述べてほしい。東京都のような大きな人口の都知事を選ぶのに、今の選挙法(17日)ではムリだ。都知事選の仕組み・法律も今後変える必要がある。
 昨日JR水道橋で脱原発主張の人を応援する活動をみんなでした際、友人から言われた。ここで宇都宮健児さんが応援に立ってくれれば・・・(Uさん)と。
 自民−公明の都政打倒、ひいては安倍政治への痛打を与えるチャンスの時に、ぜひ賢明な投票をしていただくことを切望する!



.. 2016年08月01日 11:22   No.1078008
++ 市原みちえ (幼稚園生)…2回       
鳥越さん、みなさんに、感謝致します
 |  都知事選の残念な結果と今後やること、共に考え、
 |  行動に移せたら…と願う
 └────  (たんぽぽ舎応援する人、鳥越さん応援勝手連)

◯ ♯東京選挙  東京決戦GO!

不条理に立ち向かい、闘ってくださった鳥越さん。
連日,走ってくださった皆さん。ありがとうございました。

急ぎ振り返っています。
今回の都知事選挙の原因追及をはぐらかした官邸の、がむしゃらな攻撃の可視化
と有効な反論の遅れと主な相手候補の正体を明確に示せなかったことなどが影響
したでしょうか。
選挙戦最後、有権者にとっては消去法の選択となった今回の都知事選挙。
 保守が競い合い,票の掘り起こし、風を起こしたら、間に入って吹き飛ばされ
る…残念な結果となってしまいました。が、もっと深刻です。

◯ 今回の選挙結果と若者層へファシズムの深行をしめす相模原の惨劇から、
 直ちに行動すべきこと、中、長期的に考えるべきことなど、検討のたたき台
 を書き出してみます。

1.官邸がしたこと。 選挙妨害工作、官邸に異論の表現者を「契約」で
  縛らせる(石田純一など)
2.メディアの責任は、重大。(大衆紙ネタ取り上げ。極右隠し。横並び)
3.東京に極右知事(百合子はトランプ。嫌韓流、極右。改憲、核武装推進)
4.候補と、サポート体制の反省(候補へ自治法などのレクチャーサポート
  なし。都政課題提言届かず)
5.それでも、野党統一、協力の必要(民進党の代表選挙へもアピール。
  衆議院選挙、都議会議員選挙、国民投票を控え、野党統一をさらに進めよう)
6.次の準備・都政政策、住民自治研ビジョン、住民協同など市民と
  専門家のチーム。
  候補推薦もオープンに、予備選型へ。
  候補が誰になっても、協力、支える連帯へ
  (学ぶ・・チリ、ペルー、北欧などから)

◯ 鳥越さんに感謝と慰労の手紙を書こう!
 これからも一緒に!
 都政と国政、報道へ。立憲、NONUKES!、個人の尊厳、
 多様性尊重と弱者の視点で監視し、物言おう。

◯ TVは、全く、百合子の正体を報じていません。
 百合子は、ヒラリーじゃない。百合子は日本のトランプ。
 ネトウヨが推薦人。なぜ、報じない。
 抗議の電話を、メール、FAX送ろう!
 就任の日(8月2日)には何らかの形で可視化しよう!

◯ 官邸はやはり、織り込み済みのコメントをしています。
 「都民の選択。尊重。協力する」
 一方、沖縄の選挙結果は無視。「県を提訴」「高江工事突然強行」
 沖縄の選挙結果への対応と都政への対応の違いと合わせて可視化を!
 市民がしなければ、沖縄はもっと大変になります。
 メディアに投稿意見を。沖縄県知事に手紙を書こう!
鳥越さんと沖縄、辺野古・高江へ行こうツアーの企画を!

◯ 鹿児島が孤立させられないように。
 新潟、滋賀、福島、(岩手)ともゆるやかにつながることができますように。
 願いを込めて手紙を書こう!メールを送ろう。
 鳥越支援を表明した区長、市長を支えよう。
 感謝の手紙を書こう!メールを送ろう。

皆様からのご意見提案、歓迎です。勝手連、市民センターなどへ、伝えます。
ともに考え行動にうつせたらと願います。 (8月1日記)


.. 2016年08月02日 08:03   No.1078009
++ 木村雅英 (課長)…160回       
.「新規制基準」は世界最低水準?!
 |  もっかい事故調が「日本の原子力安全を評価する」と1.7点
 |  (その5)
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その107
 └────  (再稼働阻止全国ネットワーク)

 岩波「科学6月号」の大論文特別企画「日本の原子力安全を評価する」
(「もっかい事故調」田中三彦さんほか)の紹介を続け、沢山の重要な
「危険」を引用する。
 防御の階層として立地―設計―検査―設計事故―過酷事故―防災に分け、
テロと安全文化についても評価している中で、今回は防災、テロ、安全
文化を駆け足で説明し、紹介連載を終わる。

(5)原子力防災計画(5点満点で約1.4点)
 防災計画の整備とは、住民の一人一人、企業の一社一社が、突然知らされるかもしれない原子炉事故の発生に関して、具体的にどのように行動すべきか理解できていることである。
・隣接自治体との合意、リスク・コミュニケーション、インフォームド・コンセントが必要
・避難自体がリスク(福島事故では避難所で落命した高齢者多い)、原子炉事故の影響予測に関する信頼性、自然災害との重複による原子炉事故、人為的破壊行為による原子炉事故、などについて防災計画は検討が除外されるべきでない。

(6)人為的破壊行為(同約1.3点)
 安全保障の専門家によれば潜在的なテロリストが原子力発電所を絶好の標的と見なす。・福島事故は、電源喪失に陥らせその状態を復旧できなくさえしてしまえば、運転中の原子炉はきわめて短時間のうちに自然に炉心損傷に至り、必然的に事故を起こす、という戦術的なヒントを与えた。
・1万年に1回程度の安全目標に比して、わずか100年ほどの間で2度までの世界大戦があった過去の歴史を振り返る必要がある。
・米国では、設計基準脅威(DBT)への対応として、全土で8千人を超える戦闘要員を原子力発電所に配置した。1カ所あたり100〜150人の規模である。


.. 2016年08月02日 08:08   No.1078010
++ 木村雅英 (課長)…161回       
(7)不健全な安全文化(同約1.5点)
 安全文化とは、原子炉事故を組織の最優先、最重要事項と定め、全員が一丸となって、事故に至らしめる要因をことごとく排除し修正しようとする取り組みを確立し、永続的なものにする組織文化と表現できる。
・福島事故における不安全文化:「念のために避難してください」、
 「冷温停止状態」、“under control"
・公衆を不当なリスクにさらすことの犯罪性意識:2002年米デイビス・ベッセ原発の事故記録隠蔽に対する処分(事業者3350万ドルの罰金、職員3人は連邦裁判所起訴)に対して、日本では同年の東電の隠蔽・ねつ造問題や志賀原発の臨界事故の隠蔽で罪を科していない。
・行政機関のモラルと常識:勇気と正義感のない中央官僚の不作為は、凶悪なテロリスト集団のもたらす被害にも匹敵する。
・リーダーシップ:直視したくない結果が心配になる検査はしないのが日本の長年の慣行。
・「黒塗り」「白抜き」:米国NRCが公開している文書ではそのようなものはまず見かけない
・国会議員が、規制委による安全審査のプロセスに対してもっと速くするよう圧力をかけるのは、国民の安全よりも一部の利益享受者のビジネスのほうが心配だと言っているようなもの。
・“メルトダウン問題”で露呈した日本の原子力安全文化の実態

<結びに>
 国のトップが国民に対して公言してはばからない「世界最高」がじわじわと「安全神話」と同じ暗示の言葉になるつつある「きな臭さ」を感じた。今般の企画を一応締め括った今は、具体的に何が問題で、何が未解決なのかをよりはっきりと語ることができるようになった。「通知票」のスコアは二次的な産物であり、この整理と確認が最大の成果である。

 以上、この「日本の原子力安全を評価する」が日本の原発の“危険性”を網羅的に教えてくれた。新たに再稼働されようとする原発の問題点指摘に、この60頁強の特別企画が有用だと思う。


.. 2016年08月02日 08:18   No.1078011


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