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三反園氏が大勝し | 期待が高まっている | 政治経験の豊かな人や専門家の意見をよく聞いて | 三反園氏をうまくサポートする戦略を練るべき └──── 〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
鹿児島県知事選挙で脱原発を掲げた三反園氏が大勝し期待が高まっている。 伊藤前知事にはもううんざりという民意の集積であり、あとは市民の後押しが重要という点は確かにその通りだが、脱原発グループは連携して慎重に行動しヒイキの引き倒しを招かないようにする必要がある。 行政経験の豊富な新潟県の泉田知事に比べて三反園氏は新鮮さはあるが経験が少ない点が不安である。 三反園氏が脱原発の意志を持っていても、障害となるのは周囲の県庁官僚である。経産省や電力会社の意向を受けた県庁官僚が、巧妙に三反園氏の足をすくい市民との分断を画策することに注意しなければならない。 長野県松本市の菅谷市長にもみられた問題である。菅谷氏はチェルノブイリの救援で活躍し、当初は市民の支持を受けて市政の刷新に勤めたが、周囲の官僚が取り囲んで密室に閉じ込めてしまった面もある。 政治経験の豊かな人や専門家の意見をよく聞いて三反園氏をうまくサポートする戦略を練るべきである。
.. 2016年07月19日 08:02 No.1075001
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