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「大阪延伸8年前倒し」で過熱 「奈良ルート」に京都猛反発 政府がJR東海へ融資表明 政治家介入 懸念も 「財投活用なら計画見直しを」
東京・品川−大阪間を1時間余りで結ぶリニア中央新幹線の整備を巡っては、 2027年開業予定の品川−名古屋間に比べると、名古屋−大阪間は後回しにさ れてきた。ところが、45年予定の大阪延伸開業が最大8年前倒しになる可能性 が出てきた。そこでがぜん色めき立っているのが、奈良と京都である。 43年前の国の計画には「奈良ルート」が明記されているが、これに京都は異議 を唱え続けてきた。古都バトルの行方はいかに。(中略) 〔デスクメモ〕 リニア計画自体の是非は問い続けなければならない。環境汚染は大丈夫か、 原発の再稼働や新増設を後押しすることにならないか。同時に事業は着々と 進行していく。奈良か京都かは決して小さな問題ではない。ましてや政治に 翻弄(ほんろう)される懸念があるとすればなおさらだ。 (圭) (7月10日朝刊26-27面「こちら特報部」より抜粋)
.. 2016年07月13日 08:19 No.1074001
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