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■--再稼働「反対」
++ 東京新聞 (社長)…1556回          

2市に 玄海30キロ圏、伊万里市表明

  九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)から30キロ圏に位置する同県伊万里市の塚部芳和市長は4日の記者会見で「原発の再稼働に反対の立場である」と表明した。福岡、長崎を含む30キロ圏の自治体8市町の首長が反対を打ち出したのは長崎県壱岐市に続いて2市目。
 九電は2016年度内の玄海原発3、4号機の再稼働を目指しており、原子力規制委員会も審査を進めている。ただ周辺で複数の自治体が反対を示したことで、再稼働が難航する可能性もある。
 市防災危機管理課によると、塚部市長は「(福島第一原発の事故で)原発が止まって5年が経過し、再稼働しなくていいのではないかと市民は思っている。事故が起きたら、取り返しがつかない」と発言した。
 立地自治体の佐賀県や玄海町は原発再稼働の際、地元同意の対象になるとみられるが、他の30キロ圏の自治体は外れる見通し。
   (7月5日朝刊2面より)


.. 2016年07月07日 08:31   No.1072001

++ 東京新聞 (社長)…1557回       
原発避難の福島・川俣町 解除目標先送り「来年3月末」に

  東京電力福島第一原発事故の避難指示解除に向け準備が進む福島県川俣町が、当初目標としていた「8月末ごろ」の解除を断念し、新たな目標を「来年3月末」とする方針であることが分かった。
 避難区域の同町山木屋地区の住民が町に来年3月末の解除を要請したほか、町議会も反発し、解除に向けた町主催の住民説明会の開催見通しが立っていないためで、町は週明けにも町議会に当初目標を断念した経緯を説明する見通し。
  (後略) (7月2日より抜粋)


.. 2016年07月07日 08:39   No.1072002
++ 東京新聞 (社長)…1558回       
伊方20キロ圏 地震不安 昨夏の2倍 1万戸面談 熊本の影響

  四国電力は1日、順調に作業が進めば7月26日に再稼働させる伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の安全対策の説明で5、6月に実施した半径20キロ圏の約1万戸の面談で、約1000戸から地震と津波への不安の声が寄せられたと発表した。昨夏の面談時の2倍以上に増加。四国電は熊本地震の影響とみており、「原発の地震対策が不安」「廃炉にすべきだ」などの厳しい意見もあったとした。(後略)
     (7月2日より抜粋)


.. 2016年07月07日 08:47   No.1072003
++ 東京新聞 (社長)…1559回       
小泉氏「見過ごせない」「トモダチ作戦で被ばく」
  元米兵へ支援基金設立

  東日本大震災で救援活動に参加し、放射線に被ばくして健康被害の出ている元米軍人らを支援したいとして、小泉純一郎元首相と細川護煕元首相は5日、「トモダチ作戦被害者支援基金」の設立を発表した。来年3月まで支援金を募る。
 小泉氏は都内で開いた会見で「将来のある20〜30代の若者が病に苦しむ姿を見て『かわいそう』では済まされないと思った」と述べた。5月に米サンディエゴを訪問し、がんや白血病にかかるなどした12人の元兵士に話を聞いたのをきっかけに、脱原発運動で連携する細川氏や城南信用金庫と基金の設立を決めたという。
    (後略)   (7月6日2面より抜粋)


.. 2016年07月11日 08:21   No.1072004
++ 東京新聞 (社長)…1560回       
原電、英で原発事業へ 再稼働停滞 海外で収益を確保

  原発専業の日本原子力発電(東京)が、日立製作所が進める英国の原発事業に参画する方針を決めたことが7日、分かった。原発の施設完成後に運営面などで協力するとみられる。日本の電力会社が海外の原発運営に関わるのは初めて。国内の原発再稼働が停滞する中、海外の事業に加わることで収益を確保する。
 参画するのは、日立傘下の英国の原発事業会社「ホライズン・ニュークリア・パワー」が2020年代前半から運転開始を目指す原発事業。英国内の2カ所で計4〜6基の稼働を計画している。日立が建設などを手掛けるが原発運営のノウハウはないため、日本原電の協力を得たい考えだ。
 日本原電は、まずは原発建設のための許認可手続きに加わる。具体的な役割は今後詰めるが、コスト評価などの面でも協力する。
 日本原電は、東京電力ホールディングスなど大手電力会社の出資で運営するが、敦賀2号機(福井県)など保有する原発は全て停止中。再稼働のめどは立っておらず、別の収益源を確保することが課題となっている。海外事業への参画で日本の技術力を原発の安全運転に生かすことが期待できる一方、日本国内で反対が根強い原発を海外で展開することに批判が上がる可能性がある。
   (7月7日夕刊2面より)


.. 2016年07月11日 08:31   No.1072005
++ 東京新聞 (社長)…1561回       
山菜食べる日常 遠く 来春避難解除 飯舘で放射能検証
  調理後も内部被ばく恐れ

  東京電力福島第一原発事故で、政府は周辺地域の避難指示を次々と解除している。これらの地域では、かつて山菜を採って食べることが暮らしの一部になっていた。住民は避難先から帰って、山とかかわりの深い元の生活に戻れるのか。来年3月末の解除が決まった福島県飯舘村で、日常的に食卓に載る山菜を採って調理し、放射能汚染の心配をせずに食べられるのかどうかを調査・検証した。
    (中略)
  だが、福島が誇ってきた美しい山や森林をどう回復していくかについては、何も決まっていない。 (後略) 
    (7月7日朝刊2面「核心」より抜粋)


.. 2016年07月11日 09:05   No.1072006
++ 東京新聞 (社長)…1562回       
浜岡4号機 工事の完了延期へ 中部電 適合性審査進まず

  中部電力が浜岡原発(御前崎市)4号機の安全対策工事について、9月ごろを予定していた完了時期の延期を検討していることが5日、分かった。原子力規制委員会の適合性審査が想定より進んでいないことに加え、全体的な工事も遅れているため。
 4号機は2014年2月、中部電が再稼働に向けて新規制基準に基づく適合性審査を申請した。今年3月末には、海抜22メートルの高さがある津波対策の防潮堤が完成。現在は、重大事故時に作業員の拠点となる「緊急時対策所」の耐震工事などを進めている。  (後略)
    (7月6日朝刊2面より抜粋)


.. 2016年07月11日 09:10   No.1072007
++ 東京新聞 (社長)…1563回       
危険なものは危険と【金曜日の声 官邸前】

 さいたま市南区の自営業 良部泰三さん(64) 原発政策も改憲も安倍政権が続く限り、その流れはあらかじめプログラムが仕組まれているかのように何も変わらない。危険なものは危険であると、私たちが声を上げていかなければいけない。
 東京都世田谷区の主婦 原島恵美子さん(66) 原発は危険なのに政府は安全だとごまかし続けている。チェルノブイリで大きな原発事故が起きたのに、何も教訓を学んでいない。唯一覚えたことは、国民に知らせるべき情報を隠すことだけ。
(7月9日朝刊31面より)



.. 2016年07月11日 09:53   No.1072008
++ 東京新聞 (社長)…1564回       
未来の電源 わたしたちは選びたい

 電力の小売りが自由化されて、電気を選べる時代になった。原発に反対か、賛成かを争う以上に、私たちは、私たちの未来を照らす電源を私たち自身で選びたい。
 四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の原子炉に、核燃料を入れる作業が終了した。今月26日の再稼働をめざしている。
 その一部は、危険なプルトニウムを用いるプルサーマル発電だ。
 伊方原発の近くには、中央構造線と呼ばれる世界最大級の断層帯が横たわり、南海地震の危険が指摘されている。
 日本一細長い佐田岬半島の付け根に立地し、周囲は切り立った崖の連続、原発より西側に暮らす5000人の住民は、特に避難に不安を覚え、近くで起きた熊本地震以降は一層、懸念を募らせている。
 「原子力規制委員会が安全と認めた原発は再稼働」。政府の基本方針だ。しかし当の規制委は「安全とは言っていない」と言う。
 責任の所在をあいまいにしたままで、現場は着々と再稼働に向かっている。
 2年前に閣議決定された国のエネルギー基本計画に、そもそもの矛盾がある。
 「依存度を可能な限り低減させる」と言いながら、原発を「重要なベースロード(主要な)電源」と位置付けてしまっている。
 昨年決まった2030年度の電源構成(ベストミックス)では、総発電量の20〜22%を原発に“依存”するという。
 福島原発事故を教訓に決められた「原則40年」という原発の法定寿命も、いきなり骨抜きの様相だ。寿命をきちんと守っていると、その比率は維持できない。
 稼働させれば当然増える核のごみ。捨て場所は、当分見つかりそうもない。
 現在稼働中の原子炉は、九州電力川内原発(鹿児島県)の2基だけだ。それでも3・11以来初めて、政府の節電要請のない夏になる。大口需要企業の間に省エネが定着しつつあるからだ。
 3・11後、原発の安全対策費用が高騰したこともあり、欧米では、風力や太陽光など再生可能エネルギーへの転換が加速した。
 選択肢はちゃんとある。
 原発依存か、再生エネ・省エネか。福島の教訓を守るのか、捨てるのか。電力は足りるのか−。各党は選択肢を明らかにして、電力消費者である国民の疑問に答え、判断を仰ぐべきではないか。
        (7月5日朝刊「社説」より)


.. 2016年07月11日 10:30   No.1072009
++ 東京新聞 (社長)…1565回       
鹿児島に脱原発派 三反園氏 現職4選阻む

  任期満了に伴う鹿児島県知事選は10日投開票され、無所属で新人の元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓(みたぞのさとし)氏(58)が、4選を目指した現職の無所属、伊藤祐一郎氏(68)を破り、初当選を果たした。投票率は56.77%で、2012年の前回の43.85%を上回った。(中略)
 全国で唯一再稼働している九州電力川内原発(同県薩摩川内市)に関しては、熊本地震を受けて一時停止して点検する必要があると主張。反原発団体も推していた。
 三反園氏は10日夜、鹿児島市の事務所で「原発のない社会をつくっていくのがトップの役割だ」と脱原発を訴えた。九電に川内原発の一時停止を申し入れるかについては「いろんな人と相談し、一番良い方法を検討したい」と語った。
 三反園氏は川内原発について「安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない」と強調した。その上で「鹿児島を自然再生エネルギー県にしていくことで雇用を生み出したい」と抱負を述べた。
    (7月11日朝刊3面より抜粋)


.. 2016年07月12日 08:24   No.1072010


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