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東電福島第一原発事故「オトモダチ作戦」で被曝した | 元米兵らの基金を構想 | 直ぐにも「原発をゼロにして再生可能エネルギーに」 | 私の生きている間に全原発を廃炉にするため頑張る | 5/26「小泉純一郎氏講演」をきいて・感じたこと └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
◯ 小泉純一郎元首相は5月26日、東京有楽町朝日ホールで講演。700名余り満員で、みんな熱心に傾聴。 今月中旬の米国訪問の話から始まり、脱原発、再生可能エネルギーに賭ける強い意志を披歴、参加者から感動の拍手が。
◯ 米国では東日本大震災の「オトモダチ作戦」で被曝した海兵隊員から聞き取り調査を行った。 白血病など400人以上の隊員が何らかの病状を訴え、もし病のため除隊されたら、裕福でない彼らは治療も満足に受けられないという話。「お見舞いのつもりで会ったが、実情を聞き、何が出来るか考えた」結果、元米兵らの基金を構想したという。(政府は何もできないという返事)今後具体的に取り組むそうだ。 昨年10月被曝したロナルド・レーガンが横須賀基地に配備されたとき、安倍首相が2万人近い人たちと乗船、すっかりはしゃいでいたことを思い出す。私は被曝した米兵に謝罪の言葉が先ではないかと雑誌に書いたが、かつてのお友達、小泉と安倍の距離を実感する。
◯ 小泉さんは講演で、なぜ自分が原発を推進したかを正直に話した。 「当時経産省、原子力保安委員など周りの人たちは「資源のない日本では原発は必要、何重にも防護してあるから安全」などの言葉に騙された。 3・11の事故を見て、過ちに気がついた。その後勉強して彼らの主張(安全、安いコスト環境に優しい)がすべて嘘だという事が分かった。 フィンランドのオンカロに行き、ますますその意を強くした。地震と火山の国日本では原発の廃棄物を処理出来るところは何処にもない。 直ぐにも「原発をゼロにして、再生可能エネルギーに」と考えています。 私の生きている間に全原発を廃炉にするため、まだまだ私は頑張る」と、締めくくった。
.. 2016年05月30日 08:10 No.1057002
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