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.「自然災害が起こって原子力災害が起きるまでには | 相当時間がありますよ」と平然とウソを言う田中委員長 | 中央構造線断層帯が火を吹いているのに川内原発を止めない規制委 | 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その93 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
◯ 4月27日の原子力規制委員会記者会見に驚いた。 朝日新聞記者が、熊本地震で屋内退避できない現実を踏まえ、30km圏内の住民の避難について質問したところ、田中委員長が回答の中で次の発言をした。 「…。まず自然災害が起こって原子力災害が起きるまでには、相当時間がありますよ、普通。どう考えても。地震のような場合ね。…」 これは全く事実に反している。 2011年3月11日の福島第一原発事故では、地震の4時間余り後の19時03分には、政府が原子力緊急事態宣言を発令、8時間後の20時50分には福島県対策本部から1号機の半径2kmの住民1,864人に避難指示が出した。 また12日早朝には、半径10km圏内に避難指示、午後には1号機が水素爆発、夕刻には避難指示を20kmに拡大。 そして、14日に3号機爆発、15日昼前に国が原発から30km圏内を屋内退避区域に指定したが、同日夕刻には福島第一原発から50km離れた飯館村で毎時44.7マイクロシーベルトを記録し、多数の避難者を被ばくさせた。
◯ 福島第一原発事故を思い起こせば、上記発言は全く「科学的」でなく、原発周辺住民を他人事(ひとごと)と考えての発言である。 大地震が起こっても川内原発を止めたくない田中委員長が公然と誰にも分かる嘘をついて、もともと不可能な避難計画問題の追及から逃げようとしたのだ。 何よりも、直ちに川内原発を止めるべきなのに!
.. 2016年05月06日 08:14 No.1047003
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