返信


■--深く謝罪すべき
++ 植田 (幼稚園生)…1回          

14日に気象庁や地震研の言葉を真に受けこれ以上大きな激震は来ない
 |  はずという予断で帰宅し亡くなった方がいます
 |  「14日の地震を本震」といった全ての地震学者は被害に遭われた住民に
 |  
 └────  (東日本被災者の1人)

  熊本周辺で起きている地震について、震度7が2度あり、「経験則の外」と気象庁と東大地震研が言っています。
 そもそも東大地震研は14日の震度7をもって「本震」とし、メディアにこれ以上大きな揺れはない、とはっきり言いました。
 メディアも検証せずに、それを丸呑みして発表しましたから、電気も携帯もパンク状態の、情報のない住民は正確な判断はできませんでした。
 しかし、16日さらに大きな「本震」がやってきました。
 つまり、14日の地震は、本震ではなく予震で、16日が本震でした。
 しかし、今更、変えられないので、本震が2度あったと言っています。
 14日は地域が狭く、直下型でしたから被害も大きかったのですが、あくまでもこれは予震で、16日ないし、これから起こるかもしれない激震が本震です。
 14日に気象庁や地震研の言葉を真に受け、これ以上大きな激震は来ないはずという予断で帰宅し、亡くなった方がいます。
 「14日の地震を本震」といった全ての地震学者は、被害に遭われた住民に深く謝罪すべきです。併せて、膨大な、無駄な研究費も国庫に返却すべきです。
 地震は2度本震があったのではなく、本震は1度しかなく、激しい予震があったにかかわらず実際は警戒を緩めるような言葉を口にしたのです。
 東日本大震災でも、誰も予知などはしていなかったのです。
 本震が2度あったって、住民を馬鹿にしてるよなあ、おいおい!
 後付の理屈で、自己弁護するのは、学者の風上におけません。
  3.11の時も言ってたけど、結局「想定外」で、想像力の貧困というか、研究不足なんだなあ。
  14日にこれ以上強い地震は来ないという言葉を信じて、死んでいった人は、浮かばれませんよ、しっかりしろよ、東大!
.. 2016年04月27日 08:26   No.1045001

++ 山崎久隆 (社長)…602回       
伊方、川内原発避難計画の非科学性を突く
 |  上岡直見・環境経済研究所代表へのインタビュー
 |  「東洋経済オンライン」・岡田広行記者の記事より
 └──── (たんぽぽ舎)

 東洋経済新報社のインターネット版「東洋経済オンライン」誌で、岡田広行記者による川内・伊方原発避難計画に関する記事が掲載された。
 『原発避難計画の検証』(合同出版刊、2014年1月)の上岡直見・環境経済研究所代表へのインタビュー記事である。

※引用1
 「住民避難の視点からどのように見るか」との問いに、上岡直見氏は「万が一原発事故を伴う複合災害に発展した場合、逃げられない住民が続出するのではないかとの懸念を強く抱いた。」と答える。
 鹿児島県が作成した「避難時間シミュレーション結果」については「川内原発周辺から30キロ圏外に脱出するためには、薩摩半島の山間部を通らざるをえないが、土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域が至るところにある。これらはもともと水害を念頭に置いたものだが、強い地震でも同じような被害が出るだろう。避難経路上には多くの川があり、1カ所でも橋が落ちればまったく通れなくなる。
 いったん不通になると2〜3日で復旧できるものでもない。」「私の試算によれば、道路ネットワークが完全ならば16時間前後で30キロ圏外に避難できるケースでも、5%が損傷した場合は約32時間、同10%で約98時間となった。
 これ以上の損傷があると極端な詰まりが発生して、計算は事実上、不能になる。」と、深刻な状況を説明している。

◎山崎コメント1
  丸川珠代環境大臣は「今のところ安全上の問題はないと判断された」として、規制委が止めない判断であるなら止める必要なしとしている。
 しかし基礎的知識の無い人だから、本人には何の判断も出来ない。
  止めない根拠の一つに、川内原発の避難路は寸断されていないことを上げている。また、地震による揺れが原子炉自動停止設定値の地震加速度大である160ガル(鉛直80ガル)を遙かに下回る値だから止める必要なしだという。当たり前だ。今回の地震で川内・玄海・伊方原発が危機的になっているわけではない。
 しかし、予測の範囲を超える震源域の拡大が、現実に目の前で出現している以上、今後の災害予防の観点から止めておく判断をすべきだと言って菅直人前首相や他の大勢の人々が指摘をしているのだ。それについて何ら支障はない(九電の儲けが減る以外には)。
 話の次元をごちゃ混ぜにして、止めない理由のつじつま合わせだけしか出来ない担当大臣は、もはや有害無益以外の何物でもない。

※引用2
 上岡直見氏はインタビューの最後に次のような言葉で締めくくった。
 「今回、新幹線は脱線したし、在来線も不通になった。強い地震の際に鉄道が正常に運行されているとは思われない。おのずから避難は自家用車中心になるが、電柱一本倒れただけでも動けなくなる。福島事故の際にも幹線道路で自動車が数珠つなぎになったが、それでも道路が健在で通行ができただけよかった。その点でも、福島での避難を上回る惨状が起きる可能性が高い。」

◎山崎コメント2
  全く身動きが取れなくなった車から大勢が徒歩で脱出を図ることになろう。大きな揺れに襲われ、崖崩れ多発地帯を放射能に追われて逃げ惑う住民の姿が目に浮かばないか。
 何にも感じないか、そんなこと起こるわけないと思って漫然と原発の運転を認めているのならば、もはや人間性は消滅し住民の命より原子力ムラの利益を優先していることに他ならない。


.. 2016年04月27日 09:16   No.1045002
++ 青山晴江 (小学校高学年)…22回       
.“4月26日チェルノブイリ30年と福島5年”にあたって
 |  私が思うこと  「その3」
 |  未来の物語
 |  フクシマを経験した私たちは「原発事故が再び起こりうる」
 |  という予感におそわれます
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ いったいどこに歩もうとしているのでしょうか。チェルノブイリとフクシマが、これほど多くのことを教えてくれたのに。
 それでもなお、この国は原発を推進し核武装と戦争への道をますますあらわにしていきます。この狂気のまえに自分の無力さを感じつつも、やはりできることをやり続けなければと思っています。
◎ チェルノブイリを訪れたのは2012年9月。原発都市プリピャチの荒廃した高層アパート群の光景は、一種トラウマのようになり、ときおり東京や郊外のマンション群などを見ると、無残な廃墟の姿が未来図のように重なり見えたりします。
 背より高く伸び茂った野草。荒れていてもまだ暮らしの温かさが漂ようような、静寂の村…。
 2年前福島の帰還困難区域大熊町に入らせてもらい、人の暮らしが不意に途絶えた家々を目にした時、思わず「同じだ!」とつぶやいていました。チェルノブイリは、まさに25年後のフクシマの物語だったのです。
 ウクライナの白樺林に転がっていた人形は、片手足を失い青い目を見開いて空を見ていました、保育園へと続く細道で。キエフの小児ガン病棟では、チェルノブイリ二世、三世の青白い顔の子どもたちが私たちを見つめました。その大きな瞳は私を射抜いて、その背後にある未来を凝視しているかのようでした。30年前保育園であの人形で遊んでいた子どもたちはどこにいるのでしょう。小児病棟の固いベッドの上で、どれほどの子どもたちがどんなに辛抱強く朝を待ったことでしょう。
◎ 大熊町の小学校では、もう乗られない自転車が横倒しになり、校庭の線量は60μsv/hを超えていました。風が舞い核種を遠くに運んでいきます。遠く遠くまで。どこにいようとも私たちは放射能を吸い込むでしょう。元に戻れない、変わってしまった世界の哀しみを吸い込むでしょう。天井を見つめ、故郷に帰りたいと言い続けて亡くなられた、チェルノブイリ移住村の老人。
 凍てつく冬、福島市の仮設住宅の小さな部屋からもれていた、通夜の線香。牧場で鎖に繋がれたまま無残に朽ち果てた牛や馬たち。鳥たち虫たち、たくさんの命途絶えた小さきもの。どうして忘れることができるでしょう。
◎ 遠いチェルノブイリのことだから、福島県のことだから、30年も過ぎたから、5年経ったから…この距離感と時間経過感覚を権力側は利用して、巧みに操作し、私たちの安住願望、楽観志向を誘導していきます。
 しかし、大地震が起きました。つい先日の震度7が2度続く、今も揺れている九州一帯の地震は「ただならぬもの」を感じさせています。
 フクシマを経験した私たちは「原発事故が再び起こりうる」という予感におそわれます。
 4・26はチェルノブイリ事故の日。
 やはり、できることをやり続けなければと確信します。
 またもや原発事故を「未来の物語」にするわけにはいかないと。


.. 2016年04月27日 09:26   No.1045003
++ 脱原発川内テント (幼稚園生)…2回       
九州電力と鹿児島県庁へ川内原発即時停止を要求
   川内原発ゲート前で座り込み抗議行動
   川内テント通信(4/24)
 

◯4月18日…九電、鹿児島県庁

 頻発する大地震のさなかの4月18日、「3.11実行委」の呼びかけで、原発即時停止と総点検を要求する緊急行動が九電と鹿児島県庁に対し行われた。九電は相も変わらぬ無責任企業の姿丸出しである。責任能力を持たない「担当者」との交渉なのだから暖簾に腕押しとはこのことなのか。
 輪をかけて酷いのは県庁の対応である。再稼働容認の第1の責任者である県知事伊藤祐一郎は県民の安全、県民の不安などどこ吹く風で、コメントの一つも出そうとしない。
 私たちの前に現れた「担当者」は役人生活2,3年?のホカホカ状態。上役の「お前行って来い」肝試しでもあるかのように申し入れ書を受け取る役を仰せつかって私たちの前に現れた。何を聞かれても途方に暮れるその様に、どうしようもないというわけで、 50名ほどの参加者全員が5階の知事室まで押しかけ、「知事に会わせろ」「そりゃあ無理だ」押し問答のあげく、「原発即時停止しろ!」のコールをあげる結果となった。

◯4月20日〜22日…川内原発ゲート前

 引き続く20日から22日までの3日間、朝7時から午後4時まで、延べ60名余が参加してゲート前座り込み抗議行動を行った。口々に語られる参加者たちのアピールは「地震災害の恐怖、不安に加えて原発事故の不安が重なっている。地震は止められないが原発は人間の手で停められる。 直ちに停めて欲しい」の一点に尽きる。
 2日目の21日、前夜からの雨模様が本格化、台風並みの天気となった。テントから持ち出した大型シートを街宣車から歩道に張り渡して応急テントを設置、大阪から駆けつけたクマさんのギターも濡れずに済んだ。
 原発直近の地元寄田地区から、こうした行動に初めて参加したというAさんは、「去年の県の避難訓練の時、避難バスに乗ろうとしたら席は空いているのに名簿に登録されてないからダメだと言われた」と話してくれた。熊本地震は住民の心をも確実に揺さぶっているようだ。
 予測を許さない展開を見せる熊本地震、追い打ちをかけるかの強風と豪雨。
 この一連のの自然現象は、愚かな人間に対する大自然の(神の?)「警告」ではないかという考えが無神論者も交え真面目に議論される状況に。


.. 2016年04月28日 07:51   No.1045004
++ 深江 守 (幼稚園生)…1回       
4月26日午後、九州電力北九州支店前で
 |  「川内原発の緊急停止を申入れ」
 └──── (脱原発ネットワーク・九州)

 1987年4月26日から続いている、チェルノブイリを繰り返すな!市民共同行動が行われます。
今回で、まさに30回目の取り組みになります。
合わせて、懸案だった「川内原発の緊急停止を求める申入れ」も行います。
中央構造線が動いていること、川内原発につながっていることを指摘しています。
九電にも、北九州市政クラブにも連絡済みです。

                          2016年4月26日
九州電力株式会社 社長 瓜生道明 様

         原発なしで暮らしたい!市民共同行動代表 兼崎 暉
         さよなら原発北九州連絡会代表世話人   棚次奎介
         脱原発ネットワーク・九州 代表     深江 守
  連絡先:北九州市小倉南区徳吉東1-13-24 深江守
      Tel/Fax 093−452-0665 携帯 090-9478−6195

川内原発の緊急停止を求める申入れ

◯ 熊本地域に始まった地震はすでに900回を数え、その強さと広がり、災害の深刻さに私たちは大きな不安を覚えています。同地震は、日本が地震活動期にあること、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないことを示しています。
 地震の大きさを示す加速度は、14日夜の地震では川内原発および玄海原発の基準地震動620ガルをはるかに上回る1580ガルを記録しています。これは、阪神淡路大震災のときの揺れの2倍近い強さです。
 そしてこれらの地震の震源は、日本最大の活断層である中央構造線上にあります。

◯ この中央構造線は、紀伊半島から四国北部を通り九州に上陸しますが、上陸後は別府・万年山断層帯−布田川・日奈久断層帯と続き、八代海―長島から阿久根・甑島西方に通り抜けているとされています。
 中央構造線による地震は、ほぼ2000年周期で起こっていたことが明らかになっており、前回の地震からすでに2000年が経っていることを考えれば、何時起きてもおかしくない状況でした。そしてついにその一部が動きはじめ、更に拡大の様相を示しています。 

◯ 川内原発は、この中央構造線に連なるとみられる甑断層、甑海峡中央断層、そして甑海峡中央断層にぶつかる市来断層に囲まれています。
 さらには原発の近傍を流れる川内川自体が巨大な活断層であることも指摘されてきました。
 九州電力が策定した基準地震動620ガルは、これらの断層が同時に動くことを想定していません。このままでは再び、原発震災を繰り返してしまいます。

◯ 今回の地震被害は、避難計画が全く役に立たないことも明らかにしました。
 九州電力はこの事実を真摯に受け止め、国民の生命・財産を守るため、安全性を最優先して川内原発1、2号機の運転を直ちに停止するべきです。
 そして、今回の大地震による知見を踏まえ、基準地震動の新たな見直しを行うべきです。


.. 2016年04月28日 08:00   No.1045005
++ 木原壯林 (小学校高学年)…26回       
老朽原発再稼働を許すな!
 |  原発の危険度は老朽化に伴い急激に増加します
 |  原子力規制委の田中委員長は「お金さえかければ
 |  技術的な点は克服できる」と述べた
 |  人間としての謙虚さに欠けた、思い上がった発言です
 └──── (若狭の原発を考える会)

 原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
◯ 原子力規制委員会(規制委)は、4月20日、高浜原発1、2号機の新規制基準合格を正式決定しました。40年越えで、世界的に見ても老朽な原発に再稼働の道を開き、「40年原則」を骨抜きにしようとするものです。
◯ 原発の危険度は、老朽化に伴い急激に増加します。沸騰水型で、加圧水型の高浜原発とは型は異なりますが、福島第一原発1号機も事故当時、40年の老朽原発でした。老朽原発の再稼働を許してはなりません。
◯ なお、再稼働審査にあたった原子力規制委の田中委員長は、「お金さえかければ、技術的な点は克服できる」と述べています。
 未解明の課題が山積する現代科学技術の水準を理解できず、人間としての謙虚さに欠けた、思い上がった発言です。このような「原子力ムラ」体質が、福島事故を招いたことへの反省は全く感じられません。
 このように考えて、チラシを作りました。アメーバデモで配布します。

※参考記事2つ
 ◆高浜原発 新基準合格 1.2号機 40年超で初めて 規制委決定
  原則守るべき 京都府知事

   (前略)
  運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1.2号機(福井県)が新規制基準を満たしているとして、合格証の「審査書」を正式決定されたことについて、京都府の山田啓二知事は「携帯電話もパソコンもなかった時代にできた原発で、(法で定めた運転期間の)原則40年を守るべきだ。徹底した老朽化対策や、不安を持つ住民側への説明も求めたい」と述べ、府や関係市町による地域協議会を開き、政府側に説明を求める方針を示した。 (4月20日京都新聞より抜粋)

 ◆心臓部の耐震確認せず 他の原発データで判断 高浜1.2号機「適合」
 「高浜の運転不安」最多 意見公募 規制委に 審査書案は修正わずか

  40年を超えた運転を目指す関西電力の高浜原発1、2号機(福井県高浜町)をめぐり、原子力規制委員会は20日、新規制基準に適合していると判断した。だが、原発の心臓部ともいえる蒸気発生器が地震の揺れに耐えるのかなど重要なチェックは終わっていない。実証データが足りない部分は、構造の似た他の原発のデータを使ってしのぎ、運転期間が終わる7月7日の「時間切れ廃炉」を何とか回避しようとの姿が見え隠れする。(後略)
    (4月21日東京新聞3面「核心」より抜粋)


.. 2016年05月02日 08:06   No.1045006
++ 柳田 真 (平社員)…141回       
短信
 |  ピースサイクル2016リーフレット
 |  「週刊・金曜ビラ」が200号になりました
 └──── (事故情報編集部)

・ヒロシマ・ナガサキ・六ヶ所へ ピースサイクル2016リーフレット

◎ピースサイクル2016年版のリーフレットができ上がり、たんぽぽ舎に届いています。
 平和のためにできること、守ろう!平和憲法、なくそう!原発・核兵器を訴えて、自転車で全国を走るものです。1986年から始まりました。
◎国会ピースサイクルは、5月20日(金)朝8時30分、JR市ヶ谷駅改札集合。
 雨天決行
 要請先:防衛省、東京都教育委員会、東京電力本店、外務省、内閣府
 参加歓迎です。
◎リーフレットの必要な方には、たんぽぽ舎から発送致します。
 リーフレット無料、送料100円。大量に必要な場合はご相談ください。
◎「ピースサイクル2016全国ネットワーク」
 連絡先:TEL 03-3238-9035 Eメール p_cycle@yahoo.co.jp
関東 080-5386-9921(平田)


・「週刊・金曜ビラ」が200号になりました
 「もう原発やめよう」首相官邸周辺で配布4年

  たんぽぽ舎が、毎週金曜日発行する『もう原発やめよう・週刊金曜ビラ』が2016年4月22日号で200号をむかえた。首都圏反原発連合の発足以来、ずっと毎週金曜日、休まずに発行し続けてきた(首都圏反原発連合の金曜官邸抗議行動の回数は192回)。
 当初は、4000枚発行していたが、今は参加者数に合わせて1500から2000枚。B4判を半分に折って4頁もの。その中に、あちこちの反原発団体のチラシを毎回4枚位入れていてこれも好評。九州電力川内原発、四国電力伊方原発、関西電力高浜原発反対のビラ等々をはさみこんできた。
 毎回、10人余の丁合(ちょうあい)者と、20人以上の配布者で配っている。好評で、たんぽぽ舎の「金曜ビラ」を待っててくれる人も増えてうれしい悲鳴。



.. 2016年05月02日 08:18   No.1045007
++ 武藤一羊 (小学校低学年)…8回       
一体のものとしての原爆と原発
 |  潜在的核武装と闘う反原発運動へ  連載その5
 └────  (ピープルズプラン研究所)

◯ ところで、それに先立って、1957年にA級戦犯だった岸信介が首相になります。この岸は、憲法改正を目指すのですが、憲法を変えなくても日本は核兵器を持つことはできると言明しました。1957年3月7日、参議院内閣委員会でのことです。秋山さんという議員が「核兵器と憲法の問題についてごく率直にお尋ねします。日本の自衛隊が核兵器を持つことは憲法に違反すると私は考えるがご違憲をうかがいたい」と質問し、岸はこのように答えます。

 『核兵器ということばで用いられている各種の兵器を名前が核兵器であれば、それは憲法違反だ、秋山委員のお考えはそうふうなものでありますが、そういう性質のものじゃないのではないか。憲法の精神は自衛ということであり、自衛権の内容をもつひとつの力をもつというのが、今われわれの憲法解釈上当然できることである。而して、それが科学の発達ということから兵器の発達というものにつきましてな、科学的な研究をしていかなければならないという建前におきまして、いつまでも竹槍で自衛するというものではなかろう。』

◯ これは安倍晋三さんにそのまま受け渡されている考え、立場ですね。自衛のためなら何でもできる、憲法が何と言っていようと関係ない。これは、一議員が言ったのではなく、総理大臣が国会において、議員の質問に答えてこう言明したのですから、由々しいことです。取り消せない立場声明として残っているわけです。


.. 2016年05月02日 08:30   No.1045008
++ 武藤一羊 (小学校低学年)…9回       
◯ しかし、では、ここからすぐに核兵器をもつとか自前で原子炉から核爆弾をつくるという核の軍事利用の方向に進んだかといえばそうではないです。この段階においては、作れるぞという法律の場所を作った。そして中身の方は別個に進んだ。
 米国との間に日米原子力協定を結んで、米国の厳重な管理のもとで原発を作りはじめる。これについては、紆余曲折があって、有馬さんは『原発と原爆、「日・米・英」核武装の暗闘 』(文春新書)という最近の本のなかで、前著の主張を事実上取り消して、日本は米国に言われて原子力平和利用を始めたのではなくて、英国のコールダーホール型原子炉という核兵器を製造できる天然ウランを原料とする原子炉を入れた。米国の場合には濃縮ウランを原料としますが、コールダーホール型は天然ウランを原料とする。これを導入するのは核武装したかったからではないか、というのが有馬さんの新たな仮設です。
 しかし現実はその線では進まず、米国から濃縮ウランをつかう軽水炉を導入して原子力産業をつくっていきます。

◯ 1970年代に、原子力は黄金期を迎え、エネルギー産業としてテイクオフします。毎年毎年原子炉が新たに造られる。1970年代に20基、1980年代に16基、1990年代に15基、2000年代に5基と毎年10基以上の新しい原子炉が稼動するようになる。これに対して反対運動が起きるわけです。反対運動によって多くの所で建設を阻止しています。しかし、それでもこれだけの数のものが造られてしまうわけです。

◯ これは、1964年から1972年までの佐藤栄作の時代で、ベトナム戦争の時代です。運動としては全学共闘会議(全共闘)やベトナムに平和を市民連合(ベ平連)の時代で、沖縄の復帰運動が反戦復帰という条件をかかげて高揚する。学生、少数民族、女性、そして若者たちの現状を変えようという運動が沸きかえる時代です。この時期に、佐藤内閣は、米国側についてベトナム戦争を支持し、私たちの側はこれに反対してたたかうわけです。【次回へ続く】


.. 2016年05月02日 08:37   No.1045009
++ 藤岡彰弘 (幼稚園生)…2回       
北陸電力志賀原発の直下に活断層あり
 |  いい加減にしろ!北陸電力
 |  志賀原発は今すぐ廃炉!それしかない!!
 └──── (志賀原発・生命のネットワーク)

1.3月30日の社長発言糾弾
  活断層の真上の原発の、一体どんな安全性を審査してもらうのか

 原子力規制委員会の志賀原発1号機についての評価会合が開かれ、直下のSー1断層を活断層と判断する最終的な評価書案がとりまとめられたのが3月3日。そしていよいよ3月末には、文言修正して規制委員会に提出され、評価書として確定すると報じられていた。ところが、その3月30日の規制委員会ではこの問題は取り上げられず、かわって出てきたのが金井社長の記者会見だった。金井社長はこう言った。「私たちの示した科学的データよりも、断層面のスケッチが重視されたのは残念だ。適合性審査の場でしっかりと説明したい」と。発言の前半にも異議があるが、問題は後半部分だ。これではまるで、評価会合の結果など参考意見にすぎず、本番は適合性審査だといっているように聞こえる。こんなばかな話はない。2012年に、北電が提出した断層面のスケッチから、「典型的な活断層だ」と指摘され、北電主導でボーリング等の調査を行い、以後北電が提出した資料をもとに8回に及ぶ評価会合を続けてきた。それなのに意に沿わない結果だからと否定する、まるでだだっ子だ。活断層の真上の原発の、一体どんな安全性を審査してもらうのか。

2.先延ばしはもう許さない
  いつまで住民の不安を先送りにするつもりなのか

 北電は志賀2号機の新規制基準への適合性審査を一昨年夏に申請している。当時は、断層の再調査が進み、次々と北電に不利な事実が指摘されていた。特に1・2号機タービン建て屋下の2つの断層は重要で、これらの断層の存在をきちんと考慮すれば、1号機も2号機も廃炉にするしかない。そういう時に再稼働にむけての申請書を規制委員会は受理した。実質審査は活断層かどうかの結果が出てからという言い訳けをつけて。何というなれ合いか。しかし、そのなれあいの猿芝居で完全に無視されているのが住民の存在だ。
いつまで住民の不安を先送りにするつもりなのか。安全側に立てば、北陸電力という会社の存続を考えても、志賀原発は即廃炉、それしかないではないか。

3.インチキ「節電」キャンペーンをやめろ
  再稼働に向けての「節電」などクソクラエ!廃炉が何より先だろう

 この4月からの、電力自由化に向けて北電も販売プランを打ち出した。しかし、原発の必要性を強調したいために、どんどん電気を使ってくださいというわけにもいかず、実に中途半端なものになっている。この「節電とくとく電灯」プランなるものは、指定された時間帯に節電すると料金が割り引かれるというのだが、条件として60アンペア以上の契約者に限るという。これでは節約してほしいのか、どかどか使ってほしいのかさっぱりわからない。要するに「節電」という文字を使いたいだけ。原発などまったく必要ないことがばれないよう、無理して「節電」キャンペーンを続けているのだ。
 一方で北電は、現地で再稼働にむけた「安全対策工事」を急速にすすめている。すでに1500億円以上が投入され、この工事資金をまかなうために1000億円以上の社債が発行されたという。その返済のために私たちの電気料金が使われるのはまっぴらだ。
 再稼働に向けての「節電」などクソクラエ!廃炉が何より先だろう。
 本当にもうイイカゲンニシロ!北電!!



.. 2016年05月02日 09:28   No.1045010


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