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.「明確な戦略をもって対抗しよう」 | シコ・ウィタケーさん(ブラジル)の基調演説 | 「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム 2016」開催 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)
「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム 2016」のオープニングフォーラムが3月23日(水)、在日本韓国YMCAで行われた。参加者約100名。 海外からは世界社会フォーラムの創始者のひとり、シコ・ウィタケーさん(ブラジル)をはじめとして、ウクライナ、フランス、インド、トルコ、韓国等、原発や核に関わる運動の関係者が参加した。 主催者挨拶、各分科会紹介、海外ゲストの発言に続いて、シコ・ウィタケーさんの基調演説があった。 シコさんはこの日、成田空港に到着してから、警察より3時間、税関で1時間と計4時間も尋問を受けていた。84歳という高齢のシコさんに対して何の理由があって長時間の尋問を続けてなければならなかったのか。理由を聞いても何の説明もなかったという。そうした不当な扱いからの疲れにも拘わらず、日本でのフォーラムの開催について積極的だったというシコさんは元気な様子で登壇し、「今、世界では原発が清潔で安全で廉価だという宣伝がなされ、人々はそれを信じている。こうした状況に対して、活動している団体はお互い情報を交換し、つながっていかなければならない。原子力ロビーからの攻撃に明確な戦略をもって対抗していかななければならない」と力強く演説した。 3月24日から25日は福島ツアー、26日から28日まで、各分科会に分かれて様々な面から、核・原発に関わる問題について情報を交換し、議論をしていく。
※関連新聞記事 ◆核、原発なき世界模索 28日まで都内フォーラム 再稼働など話し合う (3月26日東京新聞朝刊27面「メトロポリタン」より抜粋)
核兵器と原発のない「もうひとつの世界」を模索する「反核世界社会フォーラム」(同フォーラム実行委員会主催)が、28日まで東京都内で開かれている。原発再稼働や被ばく労働者の権利問題などについて話し合う。呼びかけ団体は、ATTACジャパン(首都圏)やたんぽぽ舎など多数。 26日午後6時から、千代田区三崎町のスペースたんぽぽで、元フランス原子力庁・環境エネルギー庁高官らを招いて、分科会「クライメート・ジャスティスの観点からCOP21交渉と原発再稼働を考える」を開催。(中略) 27日は「広島・長崎・ビキニ・福島を体験した国で、原発はなぜ再稼働されてしまうのか?」(午後1時、スペースたんぽぽ)などの分科会がある。(中略) 問い合わせは、同実行委=電070-5553-5495へ。
.. 2016年03月28日 08:12 No.1032001
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