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■--基本は原発電気をやめること
++ 渡辺寿子 (小学校高学年)…29回          

   情報共有して広め、賢い新電力選びをしよう
   電力自由化問題講座に参加して
 (原発いらない!ちば)

◯ 2月18日スペースたんぽぽでの電力自由化問題の講座に参加した。4月1日からの電力完全自由化で一般家庭も電力会社を選べるようになる。原発を持つ既存の電力会社との契約を拒否して自由に新電力と契約できる。多くの家庭が原発の電気はイヤだと表明して9電力を離れれば、9電力には大きな打撃となる。特に家庭から利益の9割を得ている東電には致命的である。原発を止めることに繋がる千載一遇のチャンスである。
 したがって新電力選びで重要なのはその会社の電源構成を知ることである。反原発自治体議員・市民連盟は新電力各社の電源構成のアンケートを実施(対象37社)。その結果が報告された。まず一番問題なのは原発電気の利用と9電力との連携で、これを明確に否定した会社を選ぶことが大事(この点でソフトバンクやKDDIは失格)。明確にこの2つを否定した会社が数社あった。
◯ 経産省が「電源構成の公表義務化」を見送ったせいで、詳しい電源構成を回答していない会社も多いが、新電力選びにある程度参考になる情報が得られた。石油会社系やガス会社系は概ね自前の発電設備で発電しているので、9電力とは連携しないのが殆ど。
 たとえば昭和シェル石油は再生可能エネではないが、98.04%が自前の火力発電所の電気であり、9電力に頼らず、自立している。
 今回の調査ははじめてで不備もあったので、再度の調査を予定しているとのこと。今回の結果は対象会社の住所、電話番号とともに反原発自治体議員・市民連盟のHPで公表するので、この情報を友人、知人と共有し、広めたい。
◯ 新電力は供給力が少ないので、常時存在する需要に対するバックアップとして既存電力と連携する所も多く、隠れ電力会社もあるので要注意。
 自分でも調査し(その際情報公開に積極的かどうか知ることも重要)、4月以降も契約変更はできるので、あわてず、じっくり検討して、原発電気を止めるの基本に立って新電力選びをしていきたいと思う。

.. 2016年03月01日 08:09   No.1020001

++ 近藤容人(ようにん) (幼稚園生)…1回       
東電がマニュアルを見逃していた−と5年後に発表(ウソだ)
 |  泉田知事の怒りは刈羽村民、柏崎市民、新潟県民の怒りだ
 |  原発再稼働に反対です!
 └──── 新潟県刈羽村・議会議員

  東電は、福島第一原発の4基もの爆発事故から約5年も経つ2月24日、「炉心溶融判断基準を見逃していた」と発表しましたが世界的に例のない巨大事故時、判断基準(社内マニュアル)による判断を事故対策の第一歩とし即座に対応すべきでした。3機が全てメルトダウンしていた事は簡単に明確に判定できたはずです。(おおむね3日以内に。)
 問題は当事者東電が5年も経った今ごろ「判断基準を見逃していた…」と言っていることです。又、平成23年3月末、刈羽村議会での説明で、「圧力容器の圧力と格納容器の圧力と原子炉建屋の圧力比が1対1対1であると」認めていますが、これでマニュアルなどなくとも炉心溶融と判定できます。実際3機の全燃料がほとんど全部溶融しメルトダウンしていました。溶融を東電が認めたのは、3・11から約2カ月後の5月半ばでした。そして5年もたってから、新潟県技術委員の追及でやっと「社内マニュアルを発見しました…」と言っているのです。まるで子供です。子供の火遊び程危険なものはありません。
 泉田知事の怒りは、刈羽村民と柏崎市民のみならず、全県民の怒りです。
 原発の再稼働など論外・もってのほかです。
◎泉田県知事を心から応援します!
 2月26日、泉田知事は、新潟県議会2月定例本会議で、秋の知事選への出馬を表明致しました。断固支持し全力で応援致します。新潟日報は東京新聞と合同で世論調査を実施、(昨年12月に電気の生産地と消費地の住民の意識調査)再稼働反対47%(賛成26%)脱原発は70%を超えました。(原発を今までどうり活用と徐々に減らし一定数を活用は30%弱) 
 今回の東電の発表は、更に県民の泉田知事への支持の輪を拡大するでしょう。
 全国の良識ある国民の皆様、特に東京都民の皆様の絶大なる声援・応援の活動を伏して御願い申し上げます。

追記:
 2月27日(土)、現地荒浜から風せんを飛ばしました。目に見えない放射能がどこまで飛んでゆくか目に見える形で示し、全市町村が避難計画をつくることを求めてゆく運動の一環です。数時間後には、宮城県丸森町や福島県伊達市・福島県福島市に落下しました。
   (詳しくは、ネットで「新潟日報」と「毎日新聞」を検索して下さい)


.. 2016年03月01日 08:17   No.1020002
++ 橋本あき (幼稚園生)…2回       
なんでこうも原発をうごかしたがるのか
 |  2/20〜21「高浜原発を止めよう」に参加してきた感想
 └────  (福島県在住)

◯ 利権と一口で言ってしまえばそれきっりになってしまうが、私は滅多に100万円札束を見たことがないが業者はまるで100万円を100円の感覚で動かしているように見える。
 2/20〜21たんぽぽ舎主催の高浜原発を止めように参加してきた感想です。
 約7時間の道のりをバスでやっと高浜についた時は正直ホッとして、降りしきる雨の中、現地の方々が待ってくださっている姿にも感動。
 私たち東京組24名もデモの準備をしている間にも容赦なく降り続ける雨が『フクシマの涙』に思えてならなかった。
 「たかはまげんぱついますぐとめろー」、約2kmを雪中行軍ではなくて雨中行軍。トンネル工事中だという山肌が崩れ、土砂が道路にあふれ、川のようになっている道路をデモる。その間若い女性警察官が私たちに付き添い、うるさいほどに「列を乱すな、立ち止まるな」連呼。リーダー格のオヤジ警察官は私たちよりうるさい。若い男性警察官は辺野古に引き抜かれているのだろうか。
◯ ゲート前では3・4号機が並んで見える。やや正面に強面の警官たちごっそり、何を恐れているのか。
 私たちの行動より≪プルサーマルを恐れなさい≫
 私たちは原発さえ止まればいいことであり、爆弾しかけたり脅したりはしていないのに。
 21日、私と黒田さんは現地の方々と大飯駅近くの町へチラシ配りをするが、あまり人にも会えず直に話すこともなく終わってしまった。
 後で分かったことなのだが、私たちがゲート前で訴えていた時間に4号機の不具合(ボルトの緩み=ちょっと信じられないが)だったとのニュースには舞い上がってしまったがあっけなく再稼働させられて落ち込む。
 高浜や大飯ではあまり大きな声で原発反対を言えないらしく、私が現地の人たちと思っていたのは京都や兵庫から来て行動しているとのことで何とも複雑な思いにかられたが、同じ思いで原発を語れるのは、嬉しい輪が広がった感じで今回の高浜行きは有意義であり、しんどいバス強行行動にも頑張れる!



.. 2016年03月01日 08:32   No.1020003
++ 山崎久隆 (社長)…589回       
動かせば次々に事故を起こす 高浜原発の恐ろしい現実
 |  発電所で発電機にトラブルを起こしても
 |  原因がすぐ分からないのだから深刻である
 |  先日の冷却材漏れといい規制基準適合性審査を通った原発が
 |  次から次にトラブルを起こすのはどういうことか
 └──── (たんぽぽ舎)

◎ テレビカメラの目の前で原子炉がスクラムしたのは史上初めてだろう。
 2月29日午後2時頃、冷却材喪失事故の原因もはっきりしないまま再起動していた高浜原発4号機で、原子炉出力10%で発電と送電を行う「並列」という作業を行おうとした瞬間、原子炉が緊急停止(スクラム)した。
 高浜原発4号機の発電機からの電気を送り出す「主変圧器」に電力を送る作業を行う「並列」を行った瞬間、「発電機トリップ(停止)」信号が発せられた。
この原因は分かっていない。
 発電機が止まるとタービンも止まる。引き続き原子炉が止まるかどうかは場合によるが、今回は起動途中であることや原因が分からないトラブルであることなどから原子炉停止信号つまり「スクラム」信号が発せられた。なお、原子炉を止めずにタービンへの蒸気を復水器に逃がして原子炉を動かし続ける「タービンバイパス」という方法もある。もちろん極めて危険な方法だ。

◎ 電源設備の怖さ

 発電所で発電機にトラブルを起こしても原因がすぐ分からないのだから深刻である。止まっていた4年7ヶ月、関電は一体何をしていたのか。発電所を壊していたのだろうか。
 長い間止まっている機械は、急激に動かすとトラブルを起こしやすい。徐々に慣らし運転などをして、安全に稼働することを確認するのが常識だ。しかし原発には常識は通じない。スケジュールありきで、何が何でも動かせと政府からも圧力がかかり続けている。
 原発の電源設備は極めて重要な「安全系」である。高浜原発では電力は3号機のみで作られている。4号機は発電していないので原子炉の冷却から保安設備まで全て「外部電源」に依存している。所内変圧器から4号機の電気が送られていても3号機の電力は外部電源であることに変わりはない。
 原子炉を起動し、タービンが回りだし発電機が並列されると、一定の発電量になれば所内電源に切り替えられる。この段階で起動変圧器から所内変圧器に電源が切り替えられるので、以後は発電機が止まれば直ちに外部電源に切り替えないとステーションブラックアウトを起こす。
 福島第一原発2号機では、2010年6月に実際に外部電源喪失から非常用ディーゼル発電機起動失敗事故を起こしている。原子炉はスクラムしたものの炉心水位が急降下し、ECCSの作動寸前にまでいった。
 この事故で電源の脆弱性が問題となり、市民団体が東電と保安院に抗議を行っている。その9ヶ月後に福島原発震災が発生し最悪の全電源喪失が発生していた。
 この事故を反省し、福島第一原発に電源設備の脆弱性対策が少しでもされていたら、あるいはもう少しマシだったかもしれない。


.. 2016年03月02日 08:04   No.1020004
++ 山崎久隆 (社長)…590回       
◎ 原子力規制委員会は何を見ているのか

 先日の冷却材漏れといい、規制基準適合性審査を通った原発が次から次にトラブルを起こすのはどういうことかと思われるかもしれない。しかし規制委の審査はそんなところを見ているわけではない。新たな基準に沿った強度、例えば耐震性などがあるかどうか、または規制基準に合致した設備や設計になっているかを見ている。配管からの水漏れだとか電源設備の安定性は規制以前のことであり、そんな当たり前なことは事業社が当然達成していなければならないレベルである。
 しかし当たり前のレベルにさえ達しないのが今の電力業者であり原子力産業である。規制委が目をつぶろうと無視をしようと現実には、高尚な事故対策以前に、達成されているべき電源設備や配管の健全性からして、崩壊しているのが今の原発だ。
 なぜそうなるのか。いうまでもない。老朽化していて隅から隅まで歪みだらけになっているうえ設計も悪い設備を、金をかけて補修したり健全性を維持したりりすれば、その分儲けが減るからだ。
 古い原発はできるだけ費用をかけないで動かさなければ元が取れない。しかも新規制基準に適合するため、既に1000億円もかけてしまった。
 そんな事業者の懐具合に親切丁寧なのが規制庁だ。40年の老朽炉1号機にしても日程に間に合わせて動かし続けさせようとしているではないか。
 規制委が何かを見つけて危険を未然に回避できるどころか、むしろ見て見ぬ振りで再稼働を推進している。これではどんな事故が起きても不思議ではない。
 再び原発過酷事故を引き起こすならば、国や事業者の責任は言うまでもないが再稼働を容認した議会や首長や全ての人々にも応分の責任があることも言うまでも無い。



.. 2016年03月02日 08:15   No.1020005
++ 冨塚元夫 (大学生)…82回       
2/28広瀬隆さん「電力自由化で原発と東京電力を葬る」
 |  ガスコンバインドサイクルシステムは高効率の発電システム
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 2月28日たんぽぽ舎第28回総会の記念講演、広瀬隆さん「電力自由化で原発と東京電力を葬る」、プレゼンのタイトル「続・電力自由化と私たちの態度―絶好のチャンスを生かそう!」を聞いて。
 広瀬隆さんのお話は魅力がある、論理が明快で面白い、というわけで、第1部総会出席者が105人というのも広瀬効果です。さらに第2部講演会出席者は105人を上回ったそうです。あのスペース(4F・「スペースたんぽぽ」約100平方m=30坪)にどうやって入ったのでしょうか?

◎ 電力自由化は今や最後の段階に入りました。すでに大口ユーザー(家庭以外)は自由化の恩恵を享受しており、大手9電力から離れているか、または買い手に有利な価格で購入しています。これは資本主義においては当たり前のことで、9電力の地域独占体制がいかに一部の人たちの利権構造であるかを示しています。あの甘利元大臣は電力会社にパーティー券を大量に購入してもらって1000万円も受け取っていたのです。マスコミはなぜ報道しないのか?国会議員はなぜ国会で追及しないのか?運命共同体(利益共同体)だから。

◎ 電力業界は大手バイヤーからは利益を取れず、9電力平均で家庭から7割、東京電力に至っては家庭から9割の利益を得ています。家庭が東電から買わなければ東電は倒産するのです。いかにして東電以外から買うかこれが当面の課題です。再生エネルギーの電気を使いたいという人もいるでしょうが、当面は不可能です。自然エネルギー(大部分は太陽光)電気は約3%で、水力を入れても再エネの電気は12%程度です。
 ガスコンバインドサイクルシステムは高効率の発電システムです。企業は自家発電を増やしており25%に達しています。送電線網は1つしかありませんから、どこからどのような電気が来るか選べません。別の送電線網を設置するのは経済的に不可能でしょう。

◎ しかしどの新電力でも同じではありません。旧電力と提携している会社(ソフトバンクやKDDI)はダメです。間接的に旧電力から買うことになります。大手ガス会社を中心として地方の多くのガス会社は自家発電を増加させることで販売を増加できます。そうした会社から購入すれば東電をじわじわと追い詰めることができます。
 旧電力が必死で原発を動かそうとするのは、しかも建設後40年の古い原発を無理やり再稼働するのは、減価償却の終わった原発からは大きな利益が得られるからです。
 倒産を避けるための原発再稼働のために国民は危険にさらされているのです。
全く理不尽極まりないこの国の政治です。安倍政治を許さない!早く退陣させましょう!


.. 2016年03月02日 08:20   No.1020006
++ 斎藤なぎさ (高校生)…54回       
書籍の紹介:林田 英明著『それでもあなたは原発なのか』南方新社
 |  「原発とは何かを多角的にとらえている」
 |  原発そのものの否定を基本に考えたいと思った
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

◎ この本は2014年3月20日に発行された。広瀬隆さん、藤田祐幸さん、小出裕章さん、樋口健二さん、石丸小四郎さん、佐藤幸子さん、椎名千恵子さん、宇野朗子さん、依光隆明さん、パーベル・ブドビチェンコさん、青木泰さん、松井英介さん、鎌仲ひとみさんたちの発言を集め、原発とは何かを多角的にとらえている。
◎ 東京電力福島第一原発事故から今年で5年目となるが、被曝労働者、震災がれき、内部被曝など多岐にわたる問題を自分の中で再確認しておこうと読み進んだ。
 するとテレビや新聞では出にくい舞台裏を知ることができて面白かった。たとえば毎日新聞の記者である著者ががれきの問題で、北九州市が宮城県石巻市のがれきを受け入れる過程を「市長は拙速に走ってはいけない」(2012年4月30日「毎日新聞」北九州版)と書いたところ社の先輩から「がれき受け入れは『人の道』として至極当然」と反論が届いたという。さらに著者は秋に「一方的な押し付けは横暴」と新聞用に記事を書いたが、社内で掲載見合わせとなり、やむなく日本ジャーナリスト会議の機関紙『ジャーナリスト』に掲載したという。
◎ 信じがたいことに原子力規制委員会は2月24日、40年を超えた関西電力高浜原発1,2号機が新規制基準に適合と判断した。
 2010年11月、「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」が発足し宇野朗子さんが委員長になる。そのオープニングイベントを半月後に控えた日に原発震災が襲った。宇野朗子さんは福島から即座に脱出し、車、飛行機、新幹線を使い山口県へ行く。その行動力と原発反対運動のけん引力を重ねてみることができた。
◎ 読み終えて、やはり小出裕章さんの「超優秀な核兵器材料となるプルトニウムは人類最悪の猛毒物質。利用すべきではない」(p.72)という原発そのものの否定を基本に考えたいと思った。



.. 2016年03月02日 08:25   No.1020007
++ 工藤わかめ (小学校中学年)…13回       
活動方針=7つの柱が確認されました
 |  2/28たんぽぽ舎第28回総会/記念講演/懇親会が大盛況
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 2月28日(日)、たんぽぽ舎第28回総会が「スペースたんぽぽ」で開催されました。総会はほぼ満席状態でスタート。第1部・第2部共参加者100名を超え、第3部67名と大盛況でした。
◎ 第1部の総会は今井丈夫さん、稲村友美さんの司会で議事が進行。2015年度の経過報告を事務局長の沼倉潤さん、2016年度活動方針案を共同代表の柳田真さんが提案。
 「経産省前テントひろば」から正清さん、浜岡ネットの佐野さん、脱原発とうかい塾の相澤さんから連帯の挨拶がありました。
 スタッフ紹介は、共同代表の鈴木千津子さんが行い、新メンバーが運営委員に1人、応援する人たちに6人加わり、2016年度たんぽぽ舎が始動することに。
◎ 第2部の記念講演では、広瀬隆さんとたんぽぽ舎アドバイザーの内田雅敏さんの講演が行われました。広瀬さんからは、4月から実施される電力自由化についてのお話。『原発電力会社から電気を買うのをやめることによって電力会社に打撃を与えることができる。「電源を選べない」という問題はあるが、新電力会社へも、原発の電気だったらNOの注文をつけていこう』という元気の出る内容だった。電力自由化についてはやはり関心が高く、講演の後で行われた質疑においても参加者からの多数の質問が寄せられました。
 内田さんからは、憲法をないがしろにし続ける政権に対抗して進められている違憲訴訟のお話があり、今の情勢と関連して興味深い内容だった。
◎ 第3部の懇親会は、おいしい料理とお酒で、大いに盛り上がりました。最後は金曜官邸前抗議行動でおなじみの武笠コール(武笠紀子さんの元気一杯コール)で締めくくられました。ご参加いただいた皆様、長時間、大変お疲れ様でした。

   ★たんぽぽ舎2016年度活動方針

1.「ひろば」としての役目・機能を高めます。人と人を結びつけるひろば
2.原発即時ゼロをめざす活動〜再稼働を阻止する・原発輸出を阻止する
3.「福島」を忘れない活動・・福島支援と福島原発事故究明(検証)の活動
4.日本核武装(原爆保有)に反対します
5.多くの団体と協力・共同します・・再稼働阻止、原発ゼロをめざして
6.「ひろば機能」から生まれた研究会に協力し、広めます
放射能汚染食品の測定、山谷労働者支援、学習会講師派遣
7.たんぽぽ舎の体制の充実―活動する人を増やし、財政を確立します


.. 2016年03月03日 07:53   No.1020008
++ 上岡直見 (中学生)…37回       
高浜原発4号機自動停止現場ビデオを見て
 |  大勢いる運転員がみなボーッとしているだけで統制された
 |  動きがみられない
 └────  [環境経済研究所(技術士事務所)]

  福井新聞のウェブ版に、高浜原発4号機の原子炉自動停止の瞬間の制御室の動画が掲載されているのを知り、閲覧した感想を述べたい。
こちら
 このようなナマの場面が配信されるようになったのはさすがに福島第一原発事故の深刻さが辛うじて反映しているからなのだろうが、筆者のプラント運転経験(原子力ではないが)からみて、全く統制がとれていない頼りない体制にあきれた。
 送電のスイッチを入れたとたんに警報が鳴り、担当者が「おっ」と発声するのが記録されている。
 しかしその後、指令者が誰なのかはっきりせず、大勢いる運転員がみなボーッとしているだけで統制された動きがみられない。
 米国のスリーマイル島原発事故で「たくさんの警報ランプが点灯し何をしていいかわからなかった」との証言が残っているが、まさにその状態から進歩していない。
 原子炉のスクラムは自動で入ったと思われるので良かったが、もし本当に緊急事態で、防護システムが起動せず、手動で対処しなければならないとしたら、こんな体制ではとても対処できないだろう。
 緊急事態には、状況を素早く判断して優先度の高い操作から実施する必要があり、現場にも飛んで行かなければならない事態もあるだろうが、そうした機敏さが全く感じられない。
 書類をいじっているだけの規制委員会にはこの問題はわからないだろう。


.. 2016年03月03日 08:01   No.1020009
++ 木村雅英 (平社員)…134回       
関西電力高浜原発を直ちに止めろ
 |  2月29日14時に4号機が再びトラブルで自動停止
 |  規制委は規制機能を放棄した無謀再稼働容認委員会だ
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その85
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)

 高浜原発4号機が29日14時01分に自動停止した。
(関電プレスリリース2月29日)高浜発電所4号機の原子炉自動停止について
   こちら
 「高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉:定格出力87.0万kW)は、本日14時01分、並列操作を実施したところ、発電機がトリップし、「主変発電機内部故障」および「PT※故障」の警報が発信し、タービンおよび原子炉が自動停止しました。現在、原因については、調査中です。 なお、環境への放射能の影響はありません。また、高浜4号機のタービン、発電機、原子炉の自動停止状態は良好です。 ※PT:計器用変圧器」

 真っ先に「だから言ったじゃないの」と言いたい。
 4号機は使用前検査中の2月20日に放射能汚染水もれ事故を発生していた。
    (関電プレスリリース2月22日)
  「高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット、第20回定期検査中)は、平成28年2月20日15時42分頃、1次冷却材系統の昇温に向け化学体積制御系統の水をほう素熱再生系統に通水したところ、「1次系床ドレン注意」警報が発信しました。
 このため、同日15時45分に当該系統への通水を停止するとともに、当社運転員が現場を確認したところ、高浜発電所4号機の原子炉補助建屋の脱塩塔※1室前(EL10.5m)の床面に水溜り(約2m×約4m×約1mm:約8リットル)を発見しました。
 その後、水溜り(放射能量は約1.4×104Bq※2(約1.74Bq/cm3×8リットル))は拭き取り、水溜りのあった箇所は汚染が無いことを確認しました。
 なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。」

  それにも拘らず、関電は、原因を「B−冷却材脱塩塔の入口側弁のボルトの締め付けについて、現場の取り付け状況等の要因により、一部のボルトの締め付け圧が低い状態であったため、化学体積制御系からほう素熱再生系統への通水操作による系統の圧力の一時的な上昇に伴い、当該弁から漏えいが発生したものと推定しました。」と発表し、予定通り2月26日17時再起動してしまったのだ。
 高浜ゲート前で抗議行動をした私も、水漏れ事故ゆえ当然再稼働は遅れると予測していた。
 この水漏れから今日の事故発生まで、原子力規制委員会は何をやっていたのだろう?
  4号機は30年前に稼働した古い原発であり、かつ4年7か月も止まっていた。その使用前検査で再稼働の数日前にボルト締め付け不足で一次冷却系の放射能汚染水漏れが発生した。
 それにも拘らず関電が強引に日程優先の再稼働をした。関電トップの焦りがありありと現れているではないか。これを止める役割をすべき組織が原子力規制委員会だ。ボルト閉め漏れが他にないか、他にも気の緩みや古い機器の劣化が無いか、水平展開を含めた再点検を指示するべきだった。
  ところが、全く何もできずに関電の要望を受け入れ、全く何もできずに再稼働を容認した原子力規制委員会の責任が重い。
 原子力規制委員会は、再稼働推進委員会と言うよりも、無謀再稼働容認委員会だ!


.. 2016年03月03日 08:07   No.1020010


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