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情報共有して広め、賢い新電力選びをしよう 電力自由化問題講座に参加して (原発いらない!ちば)
◯ 2月18日スペースたんぽぽでの電力自由化問題の講座に参加した。4月1日からの電力完全自由化で一般家庭も電力会社を選べるようになる。原発を持つ既存の電力会社との契約を拒否して自由に新電力と契約できる。多くの家庭が原発の電気はイヤだと表明して9電力を離れれば、9電力には大きな打撃となる。特に家庭から利益の9割を得ている東電には致命的である。原発を止めることに繋がる千載一遇のチャンスである。 したがって新電力選びで重要なのはその会社の電源構成を知ることである。反原発自治体議員・市民連盟は新電力各社の電源構成のアンケートを実施(対象37社)。その結果が報告された。まず一番問題なのは原発電気の利用と9電力との連携で、これを明確に否定した会社を選ぶことが大事(この点でソフトバンクやKDDIは失格)。明確にこの2つを否定した会社が数社あった。 ◯ 経産省が「電源構成の公表義務化」を見送ったせいで、詳しい電源構成を回答していない会社も多いが、新電力選びにある程度参考になる情報が得られた。石油会社系やガス会社系は概ね自前の発電設備で発電しているので、9電力とは連携しないのが殆ど。 たとえば昭和シェル石油は再生可能エネではないが、98.04%が自前の火力発電所の電気であり、9電力に頼らず、自立している。 今回の調査ははじめてで不備もあったので、再度の調査を予定しているとのこと。今回の結果は対象会社の住所、電話番号とともに反原発自治体議員・市民連盟のHPで公表するので、この情報を友人、知人と共有し、広めたい。 ◯ 新電力は供給力が少ないので、常時存在する需要に対するバックアップとして既存電力と連携する所も多く、隠れ電力会社もあるので要注意。 自分でも調査し(その際情報公開に積極的かどうか知ることも重要)、4月以降も契約変更はできるので、あわてず、じっくり検討して、原発電気を止めるの基本に立って新電力選びをしていきたいと思う。
.. 2016年03月01日 08:09 No.1020001
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