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■--規制委員会へ
++ 山崎久隆 (社長)…583回          

高浜原発工事認可計画書の認可に対し異議申立 (下)
 |  6.吉田調書が示す教訓
 |  7.地盤安定性
 └────  (たんぽぽ舎)
※事故情報編集部より 長文なので3回に分けて掲載致します。
 (上):1.免震重要棟を作らない事業者
    2.異議申し立ての主要因「白抜き黒枠」
    3.「基準地震動」の過小評価 ……2/2【TMM:No2696】発信ずみ
 (中):4.ストレステストの二次テストを放棄した原発
    5.制御棒駆動機構……2/6【TMM:No2700】発信ずみ
 (下):6.吉田調書が示す教訓
    7.地盤安定性

6.吉田調書が示す教訓

【吉田調書より】
 『シビアアクシデント上は、MUW(注;Make Up WaterSystem補給水系)だとか、FP(Fire Pipe消防用水)を最終注水手段として、何でもいいから炉に注水するようにしましょうという概念はいいんですけれども、設計している側に、本当にそれを最終的に注水ラインとして使うんだという意思があるんだとすると、耐震クラスをAクラスにするでしょう。それ以外のラインが全部耐震クラスAだし、電源も二重化しているようなラインが全部つぶれて、一番弱いFPと、MUWは今回なかったわけですけれども、そういうものを最後に当てにしないといけない事象というのは一体何か、私にはよくわからないです。』
 吉田調書とは政府事故調査委員会のヒアリング聴取書のことである。700人以上の関係者聴取を行ったが、全く公表されていなかったのを朝日新聞がスクープし、その後記事の内容を巡り大論争になった。政府は記事を「捏造」とでっちあげ、その「証拠」として吉田調書を公表した。これが公開に至る経緯だが、内容に基づく記事そのものは何ら捏造ではなく、吉田氏の調書と周辺取材を積み重ねて書かれたものであることが明らかになった。詳しくは「朝日吉田調書報道は誤報ではない(彩流社)」に詳しい。
 さて、吉田氏はこの場面で何を語ったのか。
 福島第一原発事故において実施された過酷事故対策は2つだった。まず「格納容器ベント」で破壊を免れるために減圧する。次は「消防用水系統を使った注水」である。
 この注水ラインについて吉田氏は、通常のECCS系統など炉に水を入れるために設備される配管類は全て「Aクラス」つまり現在の「Sクラス」であるのに、消防用水設備、つまり通常のスプリンクラーなどの消防設備のことだが、これらは一般産業なみCクラスで設備される。消防用設備配管が脆弱なのに、Sクラスで敷設しているECCS系統が破損しているような大きな力が掛かった地震の後に、消防用設備で冷却をすることを想定するなど、実際あり得るのだろうか。
 吉田所長の発言は原発の過酷事故対策に対する根源的な問いだった。
 現在の原発も、本質的には変わっていない。福井地裁はその矛盾を突いた。そうしたら規制委員会の田中委員長が的外れの反論をした。規制側が元からSクラス(Asクラス)で設計要求していないのに、事業者の自主的取り組みにより高いクラスと同程度の強度を有しているから良いというのでは、何のためのクラス別の基準なのか意味がなくなる。
 現実に原発で起きているのは、高い健全性を要求されるべき設備が、随所で強度が最も小さいということだ。ECCSの配管強度が最も脆弱という実態を既に述べたが、蒸気発生器の細管も強度としては弱い。また、加圧器逃がし弁の管台も脆弱である。
 これらは一次冷却系統の漏えい防止に極めて重要な意味を持つ設備である。

.. 2016年02月09日 11:21   No.1013001

++ 山崎久隆 (社長)…584回       
7.地盤安定性

  大雨が降る度に、どこかで土砂崩れ災害が起きる。日本はいずこも地滑り危険地帯に囲まれている。高浜原発の周辺地形も例外ではない。堆積土壌の土地柄で切り立った崖地も多い。弱点の多い地盤だから、関西電力は地盤安定性の評価書の図面や配置図などを白抜きにして公表した。やはり後ろめたいことをしている自覚があるのだろう。それでも、わずかに分かる所を見て驚いた。地盤安定性とは、特に地盤崩壊に対して安定であるかをみるのだが、例えば1を下回ると崖崩れの可能性のある「安全率」については、原発の後背地斜面に相当する場所で「1.3」という数字が書かれていた。これはあまりに小さすぎる。せめて安全率は3を超える値が必要だ。
 福島第一原発事故では、5、6号機への外部送電鉄塔が建っていた場所の上が崩落し、巻き込まれた鉄塔が倒壊、送電線が切断された。地震に伴う地盤変状、つまり液状化が崩落の原因になったと見られる。
 この地盤の安定性は、事故後に東電が解析したところ「0.6」であったという。
 1を下回っていたから崩れて当然といわんばかりだが、事故前に評価をしていたら「2」などとしていた可能性は高い。逆に、1以下と評価していて何の対策もしていなかったならばそれだけで違法だ。ただし対策はさほど難しくも高コストでもないから評価値は一定以上の値があったのだろう。
 高浜原発で「1.3」とされた地盤に「累積雨量が1000ミリを超える豪雨の後に襲う基準地震動を超える地震」という条件を与えて解析したらどうなるだろうか。年に1、2度はある豪雨被害の数値だ。おそらく一瞬にして崩れ落ちる。
 そのうえ、図面で見て取れる崩落の仕方はおそらく「深層崩壊」だ。これでは原発は埋まってしまうだろう。以上が、高浜原発が運転できない理由だ。それを認めない規制委員会の今回の決定は、不当であり撤回するべきである。


.. 2016年02月09日 11:30   No.1013002
++ 渡辺秀之 (高校生)…63回       
東京電力は福島第一原発事故の責任をとれ!
 |  3月10日(木),11日(金)追悼と東京電力本店抗議
 |  柏崎刈羽原発再稼働するな!汚染水止めろ!
 |  第30回東電本店「連続」合同抗議のご案内
 └──── (たんぽぽ舎ボランティア)

 2011年3月11日の東京電力福島原発事故発生以来、丸5年が経過した。
 しかし、原発事故被害者の補償・賠償は値切られ続け、放射能汚染水は漏れ続けている。 事故収束の見通しは立たず、約7,000人の作業員が被ばくしながら現場を支え続けている。 子どもの甲状腺ガンが150名を超えた。だが、その元凶である東京電力は、被害者の支援をなおざりにして、柏崎刈羽原発再稼働に動き出した。
 国民の半数以上が原発再稼働に反対している中、川内原発、高浜原発が再稼働された。これは、東京電力が事故発生の責任企業でありながら、責任を取らなくても許されているからだ。電力消費地の私たちは、東京電力の責任を明確にし、その責任を取らせなければなりません。
 また、今年4月からの電力小売り自由化を活用し、「原発電気はいらない、東電さようなら」の電力契約変更運動を大きく広げよう。
 全国各地の電力会社への抗議行動に連帯して、東京電力への抗議行動を強めよう。
私たちは、「福島」をどこまでも忘れないし、福島原発事故の惨状を許さない。
諸悪の根源・東電の破たん処理=解体まで、福島と連帯して、闘い続けましょう。

第30回東電本店「連続」合同抗議を、特別版として以下の要領で開催します。
都合の良い日に東電本店に集まり東電の責任を追及する抗議の声を挙げましょう。
宣伝ビラは、たんぽぽ舎新HP こちら を参照願います。

○開催要領
(Part1)日時:2016年3月10日(木)18:30〜20:00
(Part2)日時:2016年3月11日(金)18:30〜20:00
場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
呼びかけ:経産省前テントひろば(070-6473-1947)、たんぽぽ舎(03-3238-9035)
賛同:東電株主代表訴訟、ピースボートなど123団体

○抗議内容(予定)
(1)発言者
 福島から:井戸川克隆(前双葉町長)、
      鴨下祐也(福島原発被害東京訴訟・原告団長)、
      佐藤和良(福島原発告訴団・副団長)、古川よし子(富岡町)
 鎌田 慧(ルポライター)、澤地久枝(依頼中)、
 広瀬 隆(作家:メッセージ)、山本太郎(予定)
(2)音楽、コールなど多彩なアピール


.. 2016年02月10日 10:17   No.1013003
++ 柳田 真 (大学院生)…117回       
5つの団体が「たんぽぽ舎」へみえました
 |  (「現代思想社」の解散にともなって)
 └──── (たんぽぽ舎)

「沖縄一坪反戦地主会関東ブロック」、「千代田ユニオン」、
「袴田巖さんの再審を求める会」、「アジア記者クラブ」、「回答する記者団」

《説明》
 40年余続いてきた共同事務所=「現代思想社」(2DKマンション)が諸般の事情で2015年6月で解散しました。
 その時、「現代思想社」を構成していたほとんどの団体=5団体が永年の友好団体である「たんぽぽ舎」へ移り、レターケース団体となりました。
 「たんぽぽ舎」は、「現代思想社」(三崎信愛ビル502室)から、1分の距離にあります。広さは、5階事務室77平方m(23.5坪)、4階学習室兼、貸し会議室98.4平方m(29.8坪)の2室で構成されています。
 1989年創立から今日まで27年つづいている・原発廃止を主目的とした団体です。
 5団体の連絡先が「たんぽぽ舎気付け」と変わった経過と理由の一端を述べました。今後とも「たんぽぽ舎」をどうぞよろしくお願いいたします。


.. 2016年02月10日 10:25   No.1013004
++ 柳田 真 (大学院生)…118回       
たんぽぽ舎27周年、28回総会の見どころ(2月28日)
 |  第1部は27年続けてきた「苦闘と汗のかたまり」の報告・方針…
 |  第2部は興味深い2人の話(広瀬隆、内田雅敏)−今後のヒントも
 |  第3部は異業種交流会といわれる「人と人をつなぐ懇親会」
 └──── (たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

◎たんぽぽ舎27周年、28回総会が2月28日(日)(第1部から第3部)13時30分より19時30分まで、たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ)で開かれる。
 是非、多数の方の参加をお願いします。(会員でない方も参加歓迎)

 2月28日のみどころの一端を紹介します。

◎第1部の28回総会は、24頁の議案書にそって、過去1年の経過・まとめと決算、今後1年の活動方針(目的)とそれを担う人事・財政の話です。
 たんぽぽ舎が1989年以来27年間続けてきた運動が、これらの報告から感ぜられるかもしれません。人間集団の1年間の苦闘と汗のかたまりであり、今後1年の見通しですから。

◎第2部の記念講演は、興味の多い話題を2人の当事者から語っていただきます。今後の運動のヒントがいくつも含まれている話になると思います。

 ☆広瀬 隆「電力自由化で原発と東電を葬る」
    (たんぽぽ舎も参加している「再稼働阻止全国ネットワーク」の共同代表)
 ☆内田雅敏「戦争法案と今後の私たち」
    (たんぽぽ舎アドバイサー・「総がかり行動」の事務局長)

◎第3部は異業種交流会(故前野良氏の命名)ともいわれるたんぽぽ舎名物の懇親とお酒での交流会です。約2時間、昼間は用事で参加できなくとも、夜のこの第3部だけに参加してくれる人もいつも2桁います。
 異業種交流会という名の由来は、異なった分野、社会運動の場で活躍する人がたんぽぽ舎に心をよせて、この場で会う―知り合う―交流するというイミです。
 東京圏は縦割り型の運動の影響が多く、たんぽぽ舎のようなヨコ型(ひろば)の場が多くないのでしょう。おいしい料理と飲み物で、約2時間の歓談の場です。

  「たんぽぽ舎第28回総会&27周年記念講演」

日 時:2月28日(日)13:00開場〜
    第1部 13時30分より 第28回総会
    第2部 15時より  記念講演
    第3部 17時15分より 懇親会

   記念講演の資料代: 800円
   第3部 懇親会費:2500円
   記念講演と懇親会の両方出席の場合は、3000円

会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
問合せ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035


.. 2016年02月12日 08:04   No.1013005
++ 山崎久隆 (社長)…585回       
.「安普請」の「事故対策拠点」
 |  予想どおりの体たらく 川内原発が良いのならと他の原発でも追随
 └──── (たんぽぽ舎)

◯ 東京新聞が2月7日に報じたところでは、再稼働を申請中の11原発で、免震機能を省く方向で検討をしていることが明らかになったという。

 「…原発事故が起きた際の対策拠点をめぐり、電力各社が原子力規制委員会に新基準による審査を申請した全国十六原発のうち十一原発で、地震の揺れを緩和する免震機能をなくし、当初方針より規模も小さくするなどしていることが本紙の取材で分かった。必要最低限の施設を整え、低コストで早く審査を通したい各社の姿勢がうかがえ、東京電力福島第一原発事故の教訓はないがしろにされている。…」(2月7日東京新聞3面より抜粋)

 100億円近くの費用が掛かるため、難色を示す電力が多くなった。しかしだからといって安全対策の値切りを結果として受け入れるならば、福島原発震災の教訓どころか、これまでの安全対策要求さえ放棄するものとなる。
◯ もともと免震重要棟が東電の福島第一原発に存在したのは中越沖地震により被災した柏崎刈羽原発の教訓であった。
 その必要性は2007年から明白であったのに、東電が新潟県と福島県から要求されてやっと建てたものである。もし福島にそれがなかったならば、地震とその後の爆発による爆風で大破した事務棟に居続けることになった従業員と下請作業員に大量の死傷者が出た後、全員が退避を余儀なくされたであろう。
 その場合、収束作業を行うことができる人は誰も居なくなり、結果として関東一帯を含む170から250キロ圏が居住不能地域になったかもしれない。被災者は3000万人にも上ったであろう。
◯ そのような災害が予見できる時に、事故収束の拠点となる施設を免震構造で強固な設備として作る必要性を認めない電力会社に、そもそも核(原子力)を扱う資格などない。これだけで原発の設置許可が取り消されてしかるべきだ。
 東京新聞が調査して、免震機能のない「安普請の」設備に変えていた原発は北陸電力志賀原発など11原発にのぼり、当初計画通りの施設整備をしたのは東京電力柏崎刈羽原発と中国電力島根原発だけだったという。


.. 2016年02月12日 08:13   No.1013006
++ 反原発自治体議員 (小学校低学年)…7回       
関西電力高浜原発の再稼働に抗議し原子炉の稼働を
 |  直ちに止めることを求める
 |  安全を保障しないと明言しながら、再稼働を許可した
 |  『原子力規制委員会』に抗議する
 └──── ・市民連盟 2016年2月3日

 2016年1月29日、福井県高浜原発が再稼働しました。福島第一原発過酷事故から5年経ちます。国内原発稼働ゼロ(大飯原発が1年間、一部再稼働)の状況を経て、地元はもちろん全国の再稼働反対の世論を無視し、昨年10月、九州電力の鹿児島県川内原発が稼働しました。今回の関西電力福井県高浜原発3号炉が2ヶ所目です。しかもプルサーマルです。
サーマルリアクター(軽水炉)でプルトニウムを利用することで、ウラン燃料だけの川内原発よりも、原発事故が起きた場合の危険性が、格段に高まります。
 プルサーマルの高浜原発3号炉が壊れた場合には、燃料中のプルトニウムが拡散するのです。福井県内はもちろん、近隣の京都や滋賀、さらには関西圏一帯をプルトニウムが襲うのです。関西の水瓶と言われている琵琶湖も汚染されます。魚介類の宝庫、若狭湾も汚染されます。
しかも、恐ろしいことに高浜原発が位置する若狭湾沿いには14基もの原子炉が建設されています。その中には壊れて動かないとはいえ、プルトニウム増殖炉「もんじゅ」もあるのです。大地震も大津波も若狭湾沿いのそれぞれの原発を同時に襲うのです。免震重要棟も整備されていない状況で、原子炉のどれか1つでも壊れたら他の原子炉も制御できなくなる危険性があります。原発事故が連鎖し、どうなるかは想像するだけでも絶望的です。
福島第一原発過酷事故の経験から、私たち国民が得た教訓があります。まだ、現在進行形ではありますが、原発事故は周辺住民の人生を狂わせ、故郷を奪うという事実です。福島第一原発事故を経た現在、原発事故を想定する中で、原発と暮らす周辺住民には、地元の原発についての情報と知識、そして事故が起きた時の覚悟と備えが必要になったのです。

1.地元自治体の首長が了承すれば「地元の同意」を得たこととするという、政治的偽装を行なった『安倍政権』
2.法律には規程がないからと、周辺住民への説明会も行わない『関西電力』
3.安全を保障しないと明言しながら、再稼働を許可した『原子力規制委員会』
  に抗議する
 この三者に怒りを込めて抗議し、高浜原発3号炉の稼働を直ちに止めるよう強く求めます。

※2月3日、「再稼働阻止全国ネットワーク」主催の
 高浜原発再稼働阻止「第13回関西電力東京支社抗議行動」において、
 関西電力東京支社へ出した抗議声明です。


.. 2016年02月12日 08:18   No.1013007
++ 木原壯林 (小学校高学年)…21回       
原発再稼働阻止、原発全廃のためにご奮闘の皆様
 |  高浜原発4号機再稼働阻止!緊急連続行動に起ちましょう!!
 └──── (若狭の原発を考える会)

 関電は1月29日に高浜原発3号機の再稼働を強行しました。4号機の再稼働も2月末(26日?)に企んでいます。もっとも危険な30年越え、加圧水型、MOX燃料原子炉である高浜3、4号機の再稼働は大犯罪です。
 この犯罪を、大きな反撃もなく許せば、関電、政府などの犯罪者は、更に増長して、大飯原発や40年越えの高浜1、2号機のような老朽ポンコツ原発の再稼働も平気で企むでしょう。原発の新設まで企むでしょう。
 老朽原発の再稼働や原発新設を阻止すれば、最悪でも、国内の原発は2030年に13機に、2046年にはゼロになります。原発のない社会を実現できます。再稼働反対の行動に起ちましょう。
 原発は、人が動かしているのですから、人が決意すれば止められます。断固とした行動で原発を拒否しましょう。今、行動することが大切です。
具体的に呼びかけます。
 1.2.20 高浜原発前抗議行動
 2.2.20-21 高浜、おおい、舞鶴アメーバデモ
 3.2.25 関電本店前(大阪)「再稼働阻止」全国 行動
 4.2.26 高浜原発4号機再稼働阻止現地緊急行動
「若狭の原発を考える会」有志
  (連絡先:木原090-1965−7102、高瀬090-3034−7391)

 ※2/20−21 東京からも=ツアー募集中!
2月20日(土)から21日(日)高浜へ大型バスで行く!(新宿出発・到着)
   「若狭の家」の人々と共にアメーバ大行動プラスα
      詳細は、2月4日のメールマガジン参照


.. 2016年02月13日 07:55   No.1013008
++ にしざきやよい (高校生)…52回       
もうすぐ5年、関電前で官邸前で、叫び、悩み、答えを探し続けています
 |  終わりの来る時まで…
| 2月5日第182回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
 └────  (たんぽぽ舎ボランティア)

 もうすぐあの事故から5年が経つのですね。私が官邸前へ通うようになって3年、原発ゼロの2年半が有り、今は再稼動を各電力会社と政府が急ぐ中、川内原発1・2号機、高浜原発3号機が再稼働し、今月末には高浜原発4号機も再稼働されようとしている。
 今日も富国生命ビル前で、再稼働反対を叫ぶ、9階の関西電力の窓はいつも通り、ひとすじの明かりも漏れない。あの中にも、色々な思いの人が居るだろうに、私に見えるのは暗く並んだ窓だけだ。それでも声を限りに叫ぶ、自分に出来る事はコレだから、それで何か変わるのか?と問いかけられる。其れは判らない、でも、此処で言わなければ、私があの事故を悔いている事が誰にも判らないから。私があの事故が二度と起こって欲しくないと願っている事が分からないから。
 官邸前にも、国会前にも、希望のエリアにも同じ思いの人が、今日も集まる、先週雨で来れなかった人も、今日は国会前で、プラカードを掲げている。地下鉄から階段を杖をつき一歩一歩上がって来る人は、口ずさむように官邸前から聞こえるコールに合わせる。
 「安倍さん聞こえてますか?」と希望のエリアのコールが問いかける、「私達の声きこえてますか?」と問いかける「悲しい思いはもう嫌だ、引き裂かれるのももう嫌だ」何度となく叫んだ言葉を今日も繰り返す。
 この5年、色々な事を自分に問い掛けた。正しさとは、今優先すべき事は、大切な物は、時々で答えは変わって行ったけれど、その時々で、一心に考えて来た。
 そして、この官邸前には、問いに対する答えの端っこがいつもあった。その端っこを握りしめて電車に乗り家に帰る。その端っこを前に置き考える。また翌週、官邸前に行き端っこを探す。まだこの日々は続いていく、何時か終わる時が来るまで。



.. 2016年02月13日 08:16   No.1013009
++ 坂東喜久恵 (中学生)…32回       
丸川環境大臣―なんという不見識、責任者としての発言として
 |  あまりに非常識であり、被害者に対する冒涜である
 |  年間1mSv(法定の限度線量)でも、厳密には既に危険領域なのだ
 └──── (たんぽぽ舎)

○丸川環境大臣は、2月7日におこなった講演で、福島県内の除染などで年間1ミリシーベルト以下の被ばく線量を長期的な目標としていることを巡り、「反放射能派と言うと変だが、どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく、時の環境大臣が決めた」などと発言したと、報道された。
 それに対し、「重大な発言であり、何を根拠に発言したのか」とただされ、当初そのような言い方はしていないと抗弁したが、12日になって、環境省で記者会見し、「私が『何の科学的根拠なく』などと発言したことを確認した。こうした発言は事実と異なり、福島に関する発言をすべて撤回させていただきたい」と述べた。そのうえで「福島をはじめとする被害者の皆様には誠に申し訳なく、改めて心からおわびしたい」と陳謝した。

○なんという不見識、責任者としての発言としてはあまりに非常識であり、被害者に対する冒涜である。
 環境省は、自然環境だけでなく、生活を営む全体の安全を司るのが任務であり、環境保全と共に公害対策など多くの役割を担わなければならない。
 しかし、環境省はこのところ特に、軸足がどちらに向いているのか?と疑わざるを得ない。

☆国連ではUNSCEARという純粋な科学機関の勧告に基づき、年間1ミリシーベルト程度以下の「人工放射能」による被曝を一般公衆の生活上の永住条件とし、世界に勧告しており、ICRPもIAEAもそれを採用している。
 つまり、自然状態での自然放射線被曝以外の人工的活動による放射線被曝の限度で、それは自然被曝と同程度から低く抑えられている。
 平均的に自然被曝は年間1〜数ミリシーベルトで、地盤や空気などからの自然放射線被曝は1ミリシーベルト程度以下(他に宇宙線被曝や飲食物の内部被曝や医療被曝などがある)。

※参考
○【年間1mSv(法定の限度線量)でも2500人に1人は晩発障害で死亡】
【小出裕章講演会(長野)】こちら
     約10分〜
 「年間1mSv(法定の限度線量)でも2500人に1人は晩発障害で死亡」
 つまり、⇒日本の総人口におおよそ換算すると「1億2500万人に5万人は晩発障害で死亡」
 年間1mSv(法定の限度線量)でも、厳密には、既に危険領域で、年間1mSv(法定の限度線量)は、あくまで政策的許容限度ということになる。

 ※関連新聞記事
  ◆環境相「根拠ない」撤回 除染目標年1mSv以下 閣僚辞任は否定
   汚染 今でも住民不安

  丸川珠代環境相は12日、記者会見し、東京電力福島第一原発事故後に国が除染の長期目標を年間被ばく線量1ミリシーベルト以下に定めたことに「何の根拠もない」とした自身の発言を撤回した。被災者に謝罪する一方、引責辞任は否定した。東日本大震災から5年の節目を控える中での不用意な発言は国会で野党に追及され、撤回を余儀なくされた。 (後略) 
      (2月13日東京新聞1面より抜粋)


.. 2016年02月15日 08:05   No.1013010


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