陸自隊員の中国大使館侵入事件は「遺憾」では済まない | 自衛隊のトップと防衛大臣、 | さらには総理が辞任してもおかしくない └──── 上岡直見(環境経済研究所代表) 報道のとおり2026年3月24日に陸上自衛隊の陸上自衛隊えびの駐屯地 に勤務する三等陸尉が刃物を持って中国大使館に侵入し逮捕された。 これに対して政府は中国に謝罪せず「遺憾」で済まそうとしているが、 とんでもない話である。 三等陸尉は任官したばかりとされるが、えびの駐屯地には、島嶼防衛用 のミサイル(HGV)が配備予定とされている。これは島嶼防衛用と呼ば れているが事実上の弾道ミサイルであり、敵地攻撃にも使えるとされて いる。 過激思想を安易に実行に移してしまう人物がいれば、上部の命令によら ずに独断でミサイルを発射してしまうかもしれない。 そうなればいくら日本が「遺憾」だと弁解しても報復のミサイルが 飛んでくる。 図(※1)の矢印は、日本が九州から南西諸島にかけて配備中あるいは 配備予定のミサイル拠点である。点線は、えびの駐屯地から1,000kmあ るいは2,000kmの範囲を示す。△は中国のミサイル関連拠点である。 これを中国からみれば鼻先にミサイルを並べられているのと同じで、 日本こそ脅威を煽っていると考えるのも当然である。 今回の中国大使館侵入事件は「遺憾」では済まない。 本人や部隊の上司はもちろん処分の対象になるだろうが、自衛隊の トップと防衛大臣、さらには総理が辞任してもおかしくない事件である。 外国の研究者によると、1816年から150年間の世界の戦争を統計的に 分析した結果、対立する国同士が軍拡競争を行った場合は82%が戦争に 発展したのに対して軍拡競争をしなかった場合は4%にとどまった。 「軍備を増強すれば抑止力になる」という発想こそ幻想であり「お花 畑」だということを政治家は認識しなければならない。 (※1)こちら (※2)Michael D. Waalance, “Arms Race and Escalation”, Journal of Conflict Resolution, vol.23, No.1, p.15
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.. 2026年03月31日 05:36 No.3448008