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2020年に東京オリンピックかあ。歓迎ムード一色、ってことにされてしまうんだろうなあ。 正直な話、東京での五輪開催には反対です。日本での開催、には賛成なんだけどね。これが名古屋や大阪での開催なら大賛成なんですが、それでも少々胡散臭い気持ちになる面もあります。
さて、なんで東京での開催に反対かってーと、これ以上首都圏一極集中してどうするんだよ、と。リスク回避のため首都機能の分散を、という話は時々出ますが、それをまじめに考える気は皆無なんだな、と痛感しますね。格差の拡大を後押しする形にしかならないと思えるのです。 東京でオリンピックやるために、色々整備する必要が出てくるわけです。首都圏以外でもインフラ整備なんかは進むかもしらんけど、最優先は東京。当然、そのため雇用が産まれる。それを当てにして、労働力が地方から首都圏に流れ込む。で、オリンピック特需が落ち着くと首都圏で労働力がだぶつく。雇用の流動化を促進しようって動きのある現状、それが意味するのは何か。オリンピック終了後、非正規雇用者の大量解雇が予想できます。その人たちは地方に帰るか? それは無いだろうねえ。地方で仕事無いから首都圏に人が集まるわけで。人口集中を緩和、拡散しないと地方は過疎化する一方でしょ。首都圏と地方の格差が今以上に広がるわけだ。今でさえ、日本の人口の3〜4割が首都圏に集中してるのに。 オリンピック特需の間に仕事を得ても、なんらかの技能を身につけることが出来なければ、特需終了後を生き残ることができない。ここでも差が出てくるでしょうね。個人間の格差が。それを乗り切るため、現在首都圏で単純労働で生活してる人たちは何らかの道筋を描いて動かないといかんでしょうねえ。口で言うのは簡単だけど。
で、首都圏への接続手段が整備される地域。ここでも激しい競争にさらされる覚悟が必要でしょう。これを機にリニアの整備進める気があるのかどうかは知らんけど、仮にリニアが開通しても、地元と首都圏を結ぶ高速輸送手段できただけでどうにかなる、と思ってたら痛い目遭うのは間違いない。それは現在各駅停車しか止まらない新幹線駅の周辺見てれば明白。 それでなくても交通インフラ整備による経済効果は前の東京五輪のときみたいには期待できない。なぜなら、もうすでに結構な輸送手段が整ってるか
.. 2013年09月08日 18:24 No.810001
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