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先ほどNHK21時のニュースで、元海自の人が出てて、良いこと言ってましたねえ。 中国海軍の行動は、非常に攻撃的なものであり、極めて深刻な事態と言えます。が、しかし、冷戦してる海軍ってのはこんな感じなんですよね。 領海侵犯ギリギリだったり、盛大に領海侵犯したり、大砲向けたり。次のステップはもう攻撃だよねコレ、ってレベルの示威行為をやったりするもんです。
5年くらい前だったかな、ロシア空軍の将軍が、北海域での爆撃機による偵察飛行、領空侵犯について、「防空識別権への侵入とそれに対するスクランブルは、周辺諸国とのコミュニケーションのようなものだ。わが国の愛情表現だ」みたいなこと言ってました。なんかおかしな理論ですが、案外そんなもんです。 冷戦時代、ソ連艦隊と米海軍、海上自衛隊は緊張感溢れる接触を繰り返し、互いに間合いを計り、睨み合う軍隊同士ならではの信頼関係を持っていたわけです。 ロシアってのは冷戦時代でのそういう対峙行為を豊富に経験し、その危険性を知ってるわけです。空軍も、海軍も。
では中国人民解放軍は? 特にその海軍は、近年力を付けて来ており、念願の空母に手が届く状態まで持ってきたわけで。そして、東西冷戦の最前線での睨み合い経験は少ない。 自信を付けてきて伸びてる、経験不足の巨大組織。それが中国海軍の現状なのでは。 となれば、日本はその行為の意味を教えるためにも、厳重な抗議が必要になります。おそらく中国政府は「ウチらに非は無い」って公式見解を出すでしょう。しかし、それはそれで良いんですよ。対外的に強気に出ないと国民に舐められる、って意識が真っ先に働くのが中国という国なんだから。 現実を見ないといけない指導者層に抗議の意味が伝わればOKなわけです。そして、現場がやんちゃしないよう、しっかり手綱を握ってもらわないと。 そのためには日本も冷静な対応が必要です。 メディアが変に煽るのはよろしくない。記者会見見ててもなんかショッキングな言葉を言わせようと嫌らしい質問を投げる記者が居ましたが、論外です。 今、二つの線が衝突しそうになってます。そうならないよう、ゆっくりと平行線になるよう導かないといけない。そういう空気を作らないと。煽らないよう、冷静に行きましょう。
.. 2013年02月05日 21:45 No.802001
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