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公示され、選挙戦スタートですね。選挙戦といっても名前連呼するだけのただ五月蝿いだけなもの、というのが相変わらず日本の民主主義の程度の低さを示してる気がしてならないんですけどね。具体的な政策、その実現性、実行力で判断してくれよ… ま、それはさておき。ウチの選挙区は自民、民主、共産の三人が出馬、しかも自民は首相経験者という、これもう投票しても意味無いよね?って思えてくるレベルw いや、行きますよ投票は。比例代表の方がまだ結果見えないんで。無能であることが実証されたトコロと、ただの夢想家の集まりだと、どっちの方が票集まるのかなあ。
さて、今回の選挙なんですが争点が多過ぎ、という話がよく出てます。そこで一つ思うこと。この状況で、脱原発を争点にすることは非常に危険だと思うのです。 原子力行政の見直しには、相当の労力が必要です。実際問題としてほとんどの原発が停止してる現状、電力供給に余裕が無い。火力発電の為の原油輸入増によって貿易収支が赤字。新エネルギーはまだまだ力不足。 つまり、脱原発には程遠いのが現実です。それに対して「あらゆる政策を実施して脱原発を」なんて言う程度じゃ、3年前の民主党となんら変わらない。具体的にどの障害をどうやってクリアするのか、が問題なのです。 でも感情的になって脱原発進めたい人たちが、脱原発を叫ぶ政党に投票することでしょう。そして、選挙後に事態が進まないことにイラだつことになるんでしょう。原子炉を即日停止すれば問題解決、とでも思ってるんですかね。
脱原発に向けた動き自体は結構なことです。自分としても原発への依存は、少しずつ減らして行った方が良いと思ってます。ただ、これを実行するには強力な政権が必要になるでしょう。単独過半数で強引に進めるくらいの実行力が無いと、今更原子力行政の変更なんて利かないでしょうね。 で、今回の選挙。第三極だかなんだかが乱立してる。おそらくこれらに票がばらけて、中途半端な連立政権が出来上がるでしょうね。そして意見の集約が難しくなり、実行力が不十分になってしまう。それに対してマスゴミがまた政権与党第一党に対しお門違いの批判を繰り返し、それに煽られて民意が離れていく。それだとまた停滞、政治空白になってしまう。それを避ける為にも、原発を争点にするのはちょっと避けてもらいたいなあ、と思ってます。感情的になり過ぎて、非現実的な政策を掲げるだけ掲げて転落、ってなりかねないんで。 現状、日本が抱える多くの問題をちょっとでもマシにするには一旦単独過半数な強力な政権を建て、多少強引にでも進めていく必要があると思ってます。第三極はそのあとに活躍してくれ、と。 でも結局グダグダな連立政権になっちゃうんだろうなあ…
.. 2012年12月05日 08:00 No.796001
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