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メルって見ようかと思ったのですが、またぞろ「戦争体験談」だろうなぁと思ってしませんでした。
まぁ内容的には、一言で言うとまさに「体験談」なのですが、一つ気付いた事が有ります。証言を残す方の殆どが曹長以下の下士官ばかり。士官に至っては二名のみでした。
今迄の色んな体験談の番組見て違和感を感じてたのですが、士官の方が殆ど証言して無いのですよね。でも、今回の番組見て少し納得した部分もあります。 要は「生き残った事への恥」や「死なせた責任」「思い出すのが怖い」的な部分で語りたくないって部分ですね。
また、体験談と言う形なので、どうして戦争になったとかの理由に関しては、やはり争点にはならなかったですね。上記の様に上級将校が証言者に居ないから、聞き様も無いってのも有るけど。 しかし証言者の殆どが85歳以上百歳未満。どんどん話を聞けなくなるのは凄く残念だと思う。
あと、戦陣訓の解釈が規律の維持から「生き延びる事の恥」へと変わって行く過程を見れたのは貴重だった。 そもそもアレだって「捕虜になると酷い目にあう」って事で作られた背景があるみたいだしね。まぁ都合の良い方へ利用されたのでしょう。
.. 2011年12月05日 09:58 No.770001
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