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江戸時代、大火災の時に大八車で荷物運んで避難する事は重罪だったそうです。なぜなら、大八車に火が移り、火災が拡大するから。 首都圏直下型地震のシミュレーションでも、防火帯になるハズの大型道路が、駐車車両を介して火が広がり防火帯として役に立たないって話があります。 阪神大震災の際は、消化ホースを野次馬が踏んだせいで小さな穴が開き、給水効率が悪くなった、という事例が多数ありました。
何が言いたいかってーと、被災地周辺で安易に動くな、ということです。 当初の予定では明日が例大祭で、東京に行く予定でしたが、当然例大祭は中止。 「せっかく休み取ってるし、例大祭中止になったけど知人に会うために東京に行くか」と思ってる人もいるでしょうが、絶対に止めてください。 被災地の様子を見るため東北に行ってみよう、って野次馬は論外です。
救援物資を届けたい、という気持ちはとても素晴らしいものですが、 個人レベルで現地に届けるってのはあまりオススメ出来ません。 野次馬であれ、善意の行動であれ、被災地周辺での人の動きは、復旧活動、救助活動の妨げになる可能性が高いのです。 現地の救援組織の指示に従ってください。 ありがたいけど帰ってくれ、と言われたら大人しく帰ってください。
あと津波。 まだ津波警報が出てます。 到達する津波の予想高さは50cmって出てますが… 50cmの波ならなんてことは無い、って思ってる人はまだまだ多いでしょう。 ただの波じゃ無いんだ、「津波」なんだよ。 50cmの津波を食らって立ってられる人間なんて居ないんじゃないかな。 一気に水位が上がるわけで、そのエネルギーは莫大なもの。 絶対に海岸や河川の河口付近に近寄らないように。
まだまだ情報が錯綜してます。 素早い動きはプロに任せて、我々一般人はまだ動くときでは無いと思います。
.. 2011年03月12日 08:43 No.742001
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