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■--NHK・日曜日の9時
++ つかじ          

どうして日本は戦争へと突き進んだのか?と言うテーマで、番組が放送されて居ました。第1回は「日本の外交」を取り上げた物ですが、見ていて当時の政治家達を改めて「○○してやりたい」という思いに駆られましたよ。

多少なりとも戦争の歴史を調べれば、この辺りの事は嫌でも出て来ますが。ここまで「行き当りばったりで長期的展開も無く、身勝手で軽率な楽観論」が支配して居たのか!と本当に驚きましたよ。

(大体はしょるとこんな感じ)
張作霖爆殺事件後の満州国建国で、国際連盟から非難が出た際と後の日本の対応。
1・米英国は余り日本に強い姿勢で臨まないだろう
2・本音と建前(本当は国連に残りたいけど強気姿勢)
3・世界と国内世論を読み違いてる
(世界恐慌の煽りで政治が安定して居ない影響で、国民世論が厳しい。要は世界を知らない国民もおバカ)
4・政治家が長期的な展望を持つ事無く、場当たり的な対応で乗り切れると思っている、お気楽脳集団
(政府を信頼して居ない軍部が、情報を政府に報告しないので余計に情報に疎く、コントロール出来ない。結局、日本連盟脱退)

(連盟脱退した後辺り)
5・4と共に国内の派閥抗争の激化
6・その姿を見ている外国から信頼の失墜
7・6を何とかしようと、実効性の展望も無い計画を進めようとして、より一層信頼を無くす日本
(ソ連を対象にした国防同盟(NATO的な物)を作ろうと各国を説得するも、国内情勢混乱を理由に相手にされず。しかも、大使が独自行動するので更に信頼されず)
8・そして行き着くのが「三国同盟」
9・日本終了のお知らせ

省いて有る部分もあるので分かり難いかもしれませんが。大体流れはこんな感じです。酷過ぎる。
って、あれ?何だか最近同じ様な連中が近くに居る様な気がますね?来週が楽しみです。
.. 2011年01月13日 11:23   No.736001

++ 多足       
あれ、完全に見逃してたな、何やってたんだろ…

何か新しい情報、分析、解釈はありましたか?
どうもこのところNHKスペシャルの質が落ちてる気がしてならなくて、あんまし真面目にチェックしなくなってしまって。いかんなあ。

戦前、戦時の内省的な番組を作ること自体はそう悪くないんですが、そこから前進が無いのがねえ。1〜4なんて、今でも普通に起こり続けてることでして。歴史から学んで今を正す、ということをするために、考古学者なんかはもっと発言して良いと思うんだけども。
しかしまあ、政府のレベルは国民のレベル以上にはならないとはよく言ったもので。国政よりも内ゲバで元気になる、というか内ゲバでしか元気になれない首相を見て、支持率がちょっと上がるとかね。もうね。

.. 2011年01月14日 07:47   No.736002
++ つかじ       
新しい物ですか?多分新しいと思える物は、より一層海外からの視点が入って来て居た点では?

特に連盟脱退後の「同盟騒ぎ」に関しては、英国からの情報が入ってましたね。でも、絶対的に新しいって程でも無いか。ともかく見易い作品でしたよ。

.. 2011年01月14日 10:49   No.736003
++ 多足       
今日が第二回ですね。
ま、見てみようかとは思ってます。

.. 2011年01月16日 09:47   No.736004
++ つかじ       
と言う訳で、第2回目は「陸軍の暴走」に関してのお話だった訳ですが。これも当時を知る上で欠かせない部分かと思います。

結論から言うと。「身から出た錆」以外の何物でも無いですね、ホント!「アチラを立てば、こちらが立たず」その物です。
ただし、自分もその集団の中に居たとしたら、やっぱり「変える努力」や「変えなきゃならないと言う思考その物」を抱けたかは疑問ですがね。

まぁ自分としては、「大日本帝国w」なる集団をここまで駄目にした根っこは、やはり明治維新後の派閥人事から駄目だったとしか思えません。
最初の頃は、形振り構っていられないだろうから良かったけど、安定して来てもそのシステムを変えれなかったのは、明らかに当時の政治家や官僚の失敗ですしね。

総じて、見聞を広める為の教育ってのは重要な要素を含んでいるな、と実感は湧きますよ。

この番組の良い所は、人間の側面を良く見せてくれてるな?とは思います。例えば「松岡=智英米派排斥・ソ連仲介」だけの人じゃ無いと報道するだけ良い番組かと。

.. 2011年01月17日 13:07   No.736005
++ 多足       
歴史を動かすのは人である、ということに重点を置いた作り、というのが第一印象ですね。
派閥人事がどうのって部分は別に旧陸軍に限った話ではなく、今現在も色々な組織に共通することで。
「個」の意志のハズがいつのまにか「組織」の意志となり、「個」の手に負えなくなる。この構造は何にでも起こり得ることであり、これを抑えることが出来ない限り、同じ失敗は続くでしょう。そして、それを抑える手段なんてあるのかどうか。
「空気読め」ってことが時として非常に大きな害悪となる、という話です。
次回、メディアの責任について語るようですが… この問題を、メディア自身がどう掘り下げることが出来るのか。注目したいところです。

あ、あと、正直な話人物には疎い方なんで、これを機会に勉強しないとな、と思うところ大です。
そんな自分でも、出てくる名前のいくつかに「ああ、コイツかよ…」と感じるのがありましたね。ビルマの小東条とか特に。

.. 2011年01月18日 18:45   No.736006


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