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ということで新規スレにて日英艦隊対決を考察してみよう! ええい、この掲示板は軍板か!
まず実際に日英海軍対決はどうだったのか? マレー沖、インド洋作戦と、完全に日本の勝利に終わってます。 ただ、注意すべき点は、極東に派遣された英海軍は主力とは程遠い連中だった、ということ。そして、日本海軍の勝利は、海軍航空隊によるものだった、ということ。 艦艇vs艦艇をやってないからなあ。
さて、対決をシミュレートする前提条件を考えましょう。何年何月の段階の戦力か? 場所は? 航空機の扱いは? 訓練度は? 実戦経験値は?
…とまあ、色々考えてたんですが、細かく設定するのが面倒になってきました(爆)
自分の結論からだと、まともに殴り合ったら日本海軍が少々不利なんじゃないかと思っています。 日本海軍の英海軍に対する最大のアドバンテージ、航空戦力のことを考えると日本側圧倒的有利なんですが、事情の違う海軍を比べる上で、日本側だけ有利な要件のみを決定打にするのはいかがなものか。
次に魚雷の話。 日本お得意の酸素魚雷、たしかにソロモン海では駆逐艦の魚雷が大戦果挙げてますが、例えばベーリング海なんかでは射程長いからって遠距離から撃って全弾ハズレ、逆に接近してきた米駆逐艦の魚雷喰らって被害受けてる例がチラホラ… 一個水雷戦隊の一斉雷撃140発、ってのは興味あるけど、実戦で出来た試しが無い。相手側の妨害や遠距離での回頭考えると、大きな戦果は期待できるけど、過信は出来ないってのが正直なトコロじゃないかと。 イギリス海軍による雷撃の成果に関しては、地中海で結構やってるんで侮れない。あと、戦艦ロドネーが「戦艦から発射された魚雷」の世界で唯一の命中例を持ってるぜw
砲撃戦。 これも大和級を擁する日本艦隊が有利、と思わせて実際どうか不明瞭。長距離砲戦での命中例となると、英戦艦ウォースパイトの、2万4千mでの命中例が出てくるわけで。 日本戦艦の場合、霧島による米戦艦サウスダコタへの命中距離は5千mくらい。現実問題、アウトレンジ砲撃は命中が期待できず、中距離での泥仕合になる可能性が高いということ。こうなると数の多い(20隻−Pow、フッド、レパルス、アンソン、ハウで15隻)英戦艦群相手にかなり面倒な戦いに。 巡洋艦の砲撃力は日本の方が威力的に上に見えますが、連射能力の高い英軽巡軍団はやはり侮れない。15cmだろうが20cmだろうが、当たれば致命的なんで数が多い方がねえ。
訓練度に関しては、日本の訓練度は高く、砲撃命中精度がすごいって言われてるけども、命中率を出す材料に差がある点に注意。 日本の場合、少ない砲撃回数で慎重に狙って撃ったものであって、分母が小さい。 これに対し、英海軍はバカスカ連続で撃って、つまりより実戦的にやった数字。分母がでかい。 これはもう経済的な事情が大きく、訓練に金をかけることの出来るイギリスと、貧乏日本を単純に比較するのはキケンなのでは。
実戦での経験値となると、航空部隊はとにかくとして、水上艦艇の経験値が日本側かなり不利。北海と地中海での、ここぞという状況での思い切りの良さは英海軍に勝てるものなどそうそう居ないのでは。
むむ、なんだこれ自分ってこんなに英国贔屓だったのか!www 反論求む!w
.. 2010年09月24日 20:07 No.719001
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