|
ちょっと気になったニュース。 ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100421/214113/ 日本に進出する海外企業の優遇策として、法人税を安くしたり、関係者の入国を簡単にしようという政策だそーで。 外資を積極的に取り込んで景気を良くしよう、というのはわかるんだけどさ、どうなんだろうねコレって? 法人税を減額することで企業の体力をつけるって考え方は理解できる。理解できるんだけど、じゃあ体力回復した企業は、それを何に還元するのかって話をもっと真剣に捉える必要があるんじゃないかな。 例えば、公的資金を投入して立て直した企業が、業績が回復したからって役員にボーナスを大盤振る舞いする、ということを平気でやってしまう。 この例は今回の件とはちょっと違うけども、「企業を公的に優遇したならば、それがどこに還元されるのか」という部分までしっかり押さえないといけないんじゃないか、という話。 海外企業の法人税を安くしました。結果入ってきた企業が、日本で利益を吸い上げるだけ吸い上げてハイさようなら、ではお話にならんのですよ。 例えばその外資系企業で働く日本人の人件費にしっかりと利益が還元されるような制度が必要だろう。または、その外資系企業が日本企業と業務提携することを進めるとか、国内企業・産業を守る処置も必要なのではないかな? 「グローバル化」って言葉で誤魔化して、日本を切り売りするような政策には賛成できないのです。真のグローバル化というものは、自我をしっかり持った国が、他国に自らの自我をぶつけながらも、相手国の性格を理解し、相互に受け入れるというものじゃないのか、と。
あと、海外の力を日本に引き入れるって考え方自体は別に良いんだけど、そこでなんで入国手続きの簡易化とかが同列に扱われるのか、という話。話を混ぜこぜにしてると思うんだが。
.. 2010年04月23日 08:35 No.687001
|