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さて、愛国心スレ(なんかヘンな響きだw)でカンさんが良い引きをしてくれたんで、話を次の段階に進めようと思います。次のお題は「国家とは何か?」。 国家論は色々文献とかあると思うけど、ここは自分なりの解釈、考え方で行ってみますと… 「国家」とは、ただの利権団体に過ぎない、ということです。ある共通点をもとに集まった集団の、単位の一つでしか無いとうこと。そんな神聖不可侵なものと考えるべきでは無いと思ってます。 「ある共通点をもとに集まった集団」ってものの最小単位は「家族」だと思います。共通の利益のために結成された組織。そこに所属する、という帰属意識。「家族」ってのは、これらが少なからずそろっている「組織」と言えるのではないでしょうか。 この「家族」という組織が、同じ地域で複数集まったものが「集落」や「邑」ですね。で、その組織がより広い範囲、多くの人で構成されるようになっていった先にある、大きな組織が「国家」となるわけです。違う方向に組織されていった結果が「民族」とか「宗派」になったりしますが、まあ今回は国家の方だけで話進めましょう。 問題は、その組織に所属する人が増えれば、それだけ多くの利害が生じるってこと。つまり、個人の思いが、組織全体の思いと相容れなくなる可能性が出てくるということです。その軋轢はどれくらいの組織単位で起こりうるか? それはもう、最小単位である「家族」においてすら起こりえます。その軋轢を調停し切る事が出来るか否か。これが組織運営の重要なポイント。ここで組織に対する「帰属意識」が問われてくるわけで。個人の主張は自分勝手なものなのか? 調停側は、各々の意見を整理し、どう妥協することで組織全体の利益とすることが出来るか? 両者に帰属意識が欠けていた場合、無責任な結論を出してしまい、誤った方向に組織を導いてしまうでしょう。 上がしっかりしなければ、下は着いてこない。下がしっかりしてなければ、上も力を発揮できない。組織ってのはそんなものでして、これをしっかりさせるためにために重要なのが帰属意識だと考えます。
.. 2010年03月10日 08:23 No.673001
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