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先週だったか、共産党の志位委員長が沖縄の米軍に関してステキ発言してましたね。曰く、「海兵隊は侵略的な軍事組織。そんなものは抑止力にはならない。無条件の撤退を求めるしか選択肢は無い」。いやはや、「確かな野党」ってより、「確かに野党」って感じだなあ。軍隊ってものを勉強し直して欲しいところです。まあお気楽野党だから、無責任に好き勝手言えるわけでして。 うん、フォローもしておこう。実際、日本共産党は良い政党だとは思います。内政面での弱者救済というか、市民からのちょっとした苦情に、結構真面目に動いてくれるという面は、もっと評価されて良いでしょう。とりあえず噛み付く、という野党根性の表れだとしても。しかしまあ、国防、外交関連となると… ホント視野が狭いと言わざるを得ない。
共産党のことは置いといて、沖縄の話。 正直な話、1944年10月からの沖縄戦の話は本も読んでるんで結構知ってるんですが、それ以外の歴史となるとかなり疎いし、沖縄県民の話を実際に聞いたことも無いので県民感情、特に日本からの独立ってものをどれくらい本気で考えてるか、そういう想いがどれくらい渦巻いてるのかは判断しかねるのですが。 単純に、日本という国土の形を見れば、沖縄という土地は、まさに東シナ海、西太平洋に突き刺さる楔なわけでして。そりゃ単純に考えても軍事施設は集中すると感じるわけです。台湾海峡という緊張水域に近く、さらに中国海軍が外洋海軍になろうという昨今。実際、沖縄周辺の海域には、国際上の慣例に習うならば、攻撃されても文句の言えない状態で航行する軍艦が出没するわけでして。 九州から沖縄にかけての南北に長い地域。これをカバーする軍事力、というものはやっぱかなり重要だと思うのです。負担の拡散は必要ではあるものの、「沖縄に集中するのは異常」という認識ではちょっと足りないのでは、と思えます。「沖縄に集中するのは必然」なのでは? それを踏まえた上で、沖縄周辺に拡散させることで沖縄の負担を軽減するよう考える必要がある訳です。 長崎の海自、福岡の空自が、基地として今より大きな機能を持つことが出来れば、沖縄の負担軽減に大きな役割を果たすことが出来るのではないでしょうか?
.. 2009年12月10日 08:48 No.631001
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