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■--ジパングの話
++ カン          

雑誌を読み返して、自分が間違っていたとわかったのでカキコさせてください。ジパング世界の日本はハル・ノートの大部分を受け入れる形で海外領土を放棄、軍縮してました。つかじさんのおっしゃるとおりでした、すみません。生き延びた軍人や移民が日本に引き上げて来てどうなるかは、また別の話でしょうか。
ハル・ノートをwikiで見て来たら、確かに朝鮮半島や台湾のことにはふれていないようです。また満州国についても具体的には書かれていないように読めました(当時の日本は満州国も含めると解釈したそうですが)。作中、満州国のあたりで石油が出る話に触れていましたから、ハル・ノート受け入れの例外になった可能性が高いと思います。
やはり作中、毛沢東と石原莞爾が接触した話があったと記憶していますが、ジパング世界では中国の赤化を容認したんでしょうか。どこかで出ているかも知れない意見だとは思いますが、ジパング世界では毛沢東は暗殺されて、中国には民主的な白色政府が出現、朝鮮半島は日本の領土のまま、という状況を描くことを作者・編集部がはばかったために、戦後編を駆け足にしたのでは、と考えます。

作中みらいが沈没したのも悲惨でしたが、大和工作隊のメンバーが海上に放置され、やがて死に至ったであろうという点が、とても悲しいことだと思います…
.. 2009年11月11日 22:48   No.620001

++ つかじ       
>中国・民主化
これ、前提条件が非常に難しくないかな〜って思うのですよ。そもそもが、国民党と共産党の内戦と言って良い状態。

国内では、国民党が「絶対にこの戦いに勝つ」と言う自体が無ければ、中国に民主化は無い!
また、外交に置いては。ソ連から中国への支援を妨害するなりしないと、かなりキツイ。
つまりは、国民党を勝たせる為には。ベトナム戦争の様な代理戦争やらないと無理だと思ってます。

この世界の日本に対しては、米国の後ろ盾を得たと見て良いので、最悪ソ連介入は無いでしょう。
(つまりは、戦争後半の悲劇は無い。そうでなければ劇中で戦争継続を国民が訴えたりしない)

>朝鮮・台湾・満州
手放してると見て良いでしょう。植民地が歴史上どうなったか知っている連中が、そんな火種を手元に置いておくのはリスクが高過ぎる。

それにカンさん。この意見はちょっと矛盾があるかと?「海外領土放棄」と言うのは植民地も含めた物言いだと思いますよ?中部太平洋の委任統治地を放棄して植民地はダメってのはちょっと無理な意見かと思います。

>黒竜江省の資源
何も手元に無くても、正式に国交正常化して輸入すれば良いだけですからね。
むしろ日本資本経営にしてしまった方が、利益的にも外交的にも強いです!ま・勿論。どれもこれも妄想の類ですけどねw

.. 2009年11月12日 02:16   No.620002
++ 多足       
中国で国民党が勝つってのはかなり無理があると思うんですよ。石原と毛沢東の写った写真は、国共合作を揺るがすに十分な影響力があるでしょう。インド洋作戦のせいで南からの援蒋ルートのリスクが跳ね上がってるし、国民党にとって不安材料ばっかり増えてる。
満州国を毛沢東がどう扱うかが気になるところですが、国民党の駆逐に成功した段階で満州国で石油が見つかっていなければ、共産中国の範囲が今とはかなり違ったものとして存在し、国民党は行くアテもなく滅んだ可能性も。ただ、石油が見つかった段階で、共産中国やソ連が満州を無視するとは考えにくいです。また、環太平洋同盟的に日米が接近してる以上、ソ連にとって満州が非常に面倒な地域になるでしょうね。ここで困ったことに、満州に石油が出れば、日米もこれを諦めないだろう、ということ。つまり、今の朝鮮半島のような緩衝地帯が生じない。朝鮮戦争のような代理戦争が、より凄惨な形の直接対決になる可能性もあるわけで。それこそ、核兵器を使うような。なんせ核兵器による直接的被害を誰も知らない世界ですから。

ハル・ノートを受け入れる形での講和、とありましたが、それもどこまで受け入れたのか明確じゃないから仮定が立てにくいんですけどね。仏領インドシナは手放したでしょう。大陸での権益の放棄、ってのが日本には受け入れがたいでしょうから、その辺は日米で権益を分け合う、みたいな形に調整しないと日本の軍部が黙ってないと思うし…
やっぱ、肝になるのは満州国と朝鮮半島だなあ。

.. 2009年11月13日 09:01   No.620003
++ カン       
海外領土放棄>
よく考えたらどこまでが海外領土なのか、こちらの基準もあいまいですね。千島列島は?小笠原諸島、沖縄は?ハル・ノートには中国大陸とインドシナのことしか無かったと思うんですが、朝鮮半島と台湾は大陸ではない、と強弁できないかなw占領される方はたまったものではないでしょうが。そういえばNスペの「一等国への道」でしたっけ、えらく批判があったとかで続編が出ませんね。

中国白色政府>
そもそもアメリカは自国の権益のために国民党をバックアップしていた訳ですし、その後の赤化を容認するとは思えないんですよ。白色政府が農地解放をすれば、民衆が共産党を支持する理由もなくなると思うし。日本軍が撤兵すれば援蒋ルートなんて言わず堂々と援助できたと思います。それとも角松は情報を小出しにして、最終的に共産党が勝つことは教えなかったとか?それも考えにくいと思うんですが…そんなことでは財を成せないでしょう(笑)ジパング世界では、ソ連の侵攻は無かったんではないかなあ。関東軍が南方に送られていないはずですし、日米が講和していたら、おいそれとは攻められないでしょう。しかし狂気の独裁者スターリンの行動は読めないかもしれません(笑)核の使用については、正直わかりませんが…無かったと思いたいです。

こう考えると、早期講和しなかった現実の日本は、なんと愚かだったのかと思えてなりません。まあ現実世界では核兵器開発は無理だったでしょうが。中国を放棄するとか言ったら「非国民め!」と言われてボコボコにされるような世の中だった訳ですし、集団ヒステリーと評されてもしかたないかも。

.. 2009年11月14日 00:09   No.620004
++ つかじ       
まず、基本的に最終的な日本の軍事状況は「軍縮」で有る以上、広大な領土を守る事は不可能。

>海外領土の範囲
基本的に戦前に遡って考える必要有り。まず基本的に植民地と指摘を受ける「台湾・朝鮮・満州」。

また、中部太平洋上の島々の委任統治。これは勿論認められて統治ですが、米国が所有を認めるかがちと疑問だし。軍縮上防衛のネックになると思うので放棄かな?(グアムは米へ返還)

>南方資源地帯の扱い
(マレー半島・インドネシア・ブルネイ・ベトナム等。正しパプアニューギニア方面は戦線縮小時に放棄)

そもそもこの地域は英・蘭・仏国の植民地。当然返還要求するでしょう。

>国民・共産・満州
これが一番ネックですね!多分、蒋介石は日本と和睦する事自体は反対しないと思う。これも先の「米国の後ろ盾」があれば仲介してくれるでしょう。

やはり、問題が共産勢力かと?突飛ですが、新生日本軍は国連的組織の枠組みで、元満州国辺りに米国等の西側諸国と駐留する何てどうでしょ?

理由は、北朝鮮が半島全体を占拠したら目も当てられない。なので、西側政権を半島に作り後方を安定。ソ連と国境を制している北側に何らかの戦力を置かないと危険と判断。

>国民党への援助
太平洋側が完全に西側に付いた状態なら、陸海にて援助可能。特にトンキン湾(仏?)香港(英)・海南島・上海・旅順(米・日)で押さえれば海は完璧か?

助かるのが、ソ連中国が本格的な海軍を所有していない事から見ても、上手く行くと思う。
(現実の冷戦時のソ連なら危険有)
ただ、満州は英米が絶対解散させると思う。

.. 2009年11月14日 03:55   No.620005
++ 多足       
たしか日米講和が44年の10月くらいでしたよね。で、ドイツの降伏はどうも史実と変わらないらしく、44年6月っぽい。これが多少早まったとしても、4月とかでしょう。
で、日米講和が成るまでは、やっぱ米国から国民党への支援は制限されたまま。講和後、大陸から日本軍が撤退するのにどれくらいかかるのか。それらのタイムラグを考えると、ソ連の支援を受ける共産党に対して、国民党に時間的なアドバンテージがそこまで無いと思うんですよ。
日米が共同で国民党を支援するってのもなんか即応できないと感じるし、それが出来るとしたら50年代になるんじゃないかと。
となると、やっぱ満州地方で大規模な軍事衝突が発生してしまうんじゃないかな、と考えてるわけです。
アメリカが中国の赤化を容認するかどうかというより、阻止できるかどうか、という問題でしょう。米国がどこまで国民党を見捨てずに行けるか。ベトナム戦争開戦前の南ベトナムの例を見ても、米国が支援対象を見捨てることありますからね。

極東でのソ連の南下も重要な要素ですね。満州侵攻の大義名分が無くなる分、非常にやり難いでしょう。史実のソ連と比べ、失うものは無くとも得るものが少ない、という状態になりそうです。とまあ、この辺考えて満州地域での睨み合い、代理戦争って考えにたどり着いてます。

.. 2009年11月14日 10:21   No.620006


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