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■--英国への宣戦布告について
++ つかじ          

>英国宣戦布告
有る意味重要なのはこっちですな!だって全く日本国内で話題に出ないんだからw

んで「僕の持ってる情報」は。「英国とは最早戦争状態にあるので、わざわざもう一回「戦争しますよ〜」と言う必要はないと思っている」です。

理由は。もうとっくの前に英国とは「戦争状態」と言って良い状況にある事。
この「戦争状態」とは。日中戦争時にはもう中国側への援助・その後の対日資源輸出品目並びに資産の凍結・ABCD包囲網への参加が主な理由ですかね?
つまりは、一々宣言しなくったって「誰が見ても戦争してるでしょ?」と言う事か。

<宣戦布告って何?
ちなみに今回はウィキは参考にしていません。何故なら日本語での「宣戦布告」と英語の「宣戦布告」の意味では、多少齟齬が有るとの事だからです。
なので、昔見た文献での知識です。
(ただそれが何だったかは失念)

そも「宣戦布告」とは。普通の人は「家はあんたの所と戦争するぜ!」と言う事。と思われがちだし有る意味では間違っても居ないんだけど。
厳密にいえば「家はコレコレこう言う理由で、外交上あの国と戦争始めます」と国内・相手・その他の外国に伝えるのが「宣戦布告」の意味でも有ります。

もっと突っ込んだ言い方をしてしまえば。ハル長官へ提出した「対米覚書」の文章は「宣戦布告」「最後通牒」の要件を満たした文章では無いしので「米国に対する開戦通知」ですしね。

なので多足さんが仰った「英国への宣戦布告してない?」と言う発言に関しては「宣言による必要が無かった」のでは?と思う。
上記の理由以外では、ドイツと軍事同盟結んでいる以上ドイツが戦争している相手とは、日本も戦争しているとの認識だからです。

まぁあくまでも、今回の意見は個人的な考えと(失念したが)文献での知識なので、こんな意見が有ると言うので有れば「おk」でもあります。ただ、何となく恒例の「迷走」になりそうな話題でもあるのがねぇ〜wそうならない事を祈るし、させないけどねw
.. 2009年10月02日 13:37   No.604001

++ つかじ       
おっと書き忘れ有った!(何時もスマソ)

>宣戦布告しなかった理由・漏れ
その他には「どーせドイツが紅茶狂い共を、とっとと駆逐してくれるさ!だからわざわざ手間の掛る事なんざ出来るか!」との認識でも有った様です。

>外務省の対応
ある話では。先に書いた通り「もう米英とは戦争状態なんだから宣言する必要なし!だから、はなから「対米覚書」が相手側に届くのが遅れようが間に合おうが構やしない!」というスタンスでも有ったと言う話もあるそうです。

>開戦通知って何?
「戦争相手国に!(ここが宣戦布告と違う所)お前ん家と戦うから」と伝える事(らしい)。
(らしい=僕も流石に言葉の意味全てを知ってる訳じゃ無いので参考位にでも)
ちなみに、こちらは「国際法での義務」は発生していない様です。
しつこいが、あくまでも個人的意見です。以上!

.. 2009年10月02日 13:54   No.604002
++ 多足       
おおむね同意できます。そういう解釈も出来るんでしょうね。

結局、真珠湾攻撃が宣戦布告の前だった、という話がとにかく印象に残る、というか日本人は宣戦布告という言葉をそこでしか知らないんじゃないかというくらい一人歩きしてる言葉かもしれませんね。

.. 2009年10月03日 08:16   No.604003
++ カン       
対英宣戦布告>
やってなかったんですか。またまた知りませんでした。裏は取ってませんが湾岸戦争もアフガン・イラクもアメリカは宣戦布告してないらしいですし、国際的には必要条件ではなくなっているんでしょうか。

対米最後通牒>
宣戦布告ではなかったらしいし、間に合ったとしてもアメリカに難癖つけられて結局奇襲あつかいにされたような気もしますが、アメリカ大使館の連中の怠慢は明らかなようです(こちらでは何度も議論されているようで申し訳ないんですが、ほんと頭に血が上ってしまいます)。調べて書くと言っておきながら本を返してから図書館に足を運んでいないので、うろ覚えの記憶を元に書いてみます。
・開戦当日は日曜日、前夜大使館員の送別会があったらしいが、駐在武官が出勤したときには郵便受けに電報があふれている状態だった。
・事前に重要な連絡が行くことは伝わっていたはずだが当直が置かれていなかった。
・大量の電報を発見した職員が招集をかけて書記官が集まったが英訳タイプできる者がいなかったのかタイピングは一人によって行なわれ、結局、期限の現地時間1時には間に合わなかった。

感想は書かないでおきます…

.. 2009年10月05日 21:11   No.604004
++ 多足       
湾岸戦争開戦時、中学生だったんですが、これって宣戦布告してないよね? と思ったんですよ。これってどーなのよ? という疑問を親とかにぶつけたんですが、あの場合イラクに対して「何時までにクェートから撤退しないと武力行使に踏み切るぞ」って通達をずっと前からしてたから、ということだそうで。でまあ、他の戦争調べても、第二次大戦後ちゃんと宣戦布告したって具体例を見つけるに至ってなかったり。大抵の場合、前々から対立してた国家間で決定的な衝突が発生し、互いを非難し合いながら開戦、みたいな感じでして。
となると… なんか、世界史的には真珠湾前後の云々ってのは、たいした問題じゃ無いのでは、とすら思えてくるわけでして。だからと言ってOKって訳でも無いですが。

.. 2009年10月06日 07:50   No.604005
++ つかじ       
カンさんが来てくれたので、ちょっと話します。

>してなかったの?
先に記述した通り「してなかった」と言うよりも、「する必要性を見出せなかった」と見るべきかも知れません。

まぁ勿論「した方が後の混乱を招かなかった」し、「この事態を大義名分に使われてしまう事も無かった」とは思いますがね。

ちなみに宣戦布告によるの開戦の基準は。
「理由を附したる開戦宣言の形式又は条件附開戦宣言を含む最後通牒の形式を有する明瞭且事前の通告」が宣戦布告の書式。ちなみに1912年に批准済み。

>最後通牒って何?
簡単に言うと。相手国に対して「これが最後です。これ以降は交渉決裂になりますけど、宜しいですね?」と言うのが最後通牒。

ただ、この一連の動きですが。どうやら外務省と陸海軍での間に齟齬があるのではと思われる部分が有る様です。海軍は「開戦前に、最後通牒を外務省が送ると思っていた」らしい。ここまでは普通だと思う。

問題なのは外務省で。当時の東郷外相は「日本の対米回答は「最後通牒」では無く、「最後警告」と見なす物。当時の情況では宣戦布告と同一効果を有する」と思ってたらしい。

しかも、もっと不味いのは。軍事を優先する余り政治をお座成りになった点でしょう。だからこそ、交渉打ち切り直後に間髪いれずに各地に進攻となったのでしょうし。
どちらにしたって、マレーに進攻してるんだから真珠湾攻撃に間に合うとかの問題では無い。

僕の「宣戦布告に対する」結論としては。「対米覚書は宣戦布告でも無く、最後通牒でも無い」。

では、何故米国に対してだけは何らかの通知をしようとしたのかと言えば。これがスレの1・2番目の理由に繋がると思ってます。

.. 2009年10月06日 09:44   No.604006
++ 多足       
言葉遊び続けて各省庁間の意思疎通がちゃんと出来てない。相変わらずですなあ、日本軍というか日本政府そのもの。
ちゃんと伝えないといけない。ちゃんと説明しないといけない。察してくれではダメってのが、なんで判らないかなあ。

.. 2009年10月07日 10:54   No.604007
++ カン       
対米最後通牒は、重要度が高くない形式で来たから大使館員は悪くないと言う理屈があるらしいというのは、本で読んだんだったかwikiで見たんだったか。しかし、仕事を期限までにできなかったというのは事実だし、つまるところ社会人として失格だと思うのです。それを「悪くない」と言い張るのはもう…言葉を失ってしまいます。官僚様は社会人なんて下賎なものじゃない、とでも言うんでしょうかね。その場で事実を見聞したという武官の回顧録では、開戦前に大使館員が、個人所有する車を「戦争になったら売れなくなるから今のうちに売却しよう」という話が出て、敵に情報を与えるつもりか、と武官が怒ってやめさせたという話があるとか。さもありなん…

自分の前回レスで「アメリカ大使館」ではありませんね。駐米日本大使館でした。これも違ってたりして…

.. 2009年10月07日 20:48   No.604008
++ 多足       
重要度がどーので優先順位がアレだから、という話が出るのもまあ、わからなくもないんですけどね。結局のところ、じゃあ太平洋戦争に関して今でもずっと言われ続けてる「宣戦布告前の卑怯な行い」ってものの責任者が誰なのか、という議論なんですよね。この責任を末端に求めて、そこを攻撃することで全体の不備に目をつぶろうということなのか?
それじゃダメだと思うんですよ。確かに、駐米大使館員の不備は見過ごせない。だからといって彼らに責任を押し付けるのも納得いかないんですよ。あそこでちゃんと宣戦布告が行われたとしても、どこか別の何かによって「卑怯な日本の騙し討ち」という論が米国内で出るのは確実だろうし、日本の思惑通り初撃で米軍に大打撃を与えようがなんだろうが、米国が講和に望むこともありえないだろうし。
まあレだ、末端の責任も大きいけども、組織ってのは上意下達で責任は上へ上へと行かなければならないのだから、末端だけ責めるのはお門違い、という話。

.. 2009年10月08日 07:38   No.604009
++ カン       
全責任が通牒の遅れにあるとは思っていませんし、間に合ったとしてもあまり意味は無かったとも思っているんですよ。繰り返しになりますが、自分の仕事ができなかったことについて「自分は悪くない」と言い張るのは子供じみた言い訳に過ぎない、と呆れているだけなんです。
.. 2009年10月10日 00:53   No.604010
++ 多足       
責任転嫁は普通の自己防衛反応ですよね。ま、結局それなんですよ。結果が大きすぎるし、責任を認めたところでどうにも出来ないし…
末端がそんななさけない言い訳をするような状態。それはつまり、組織が何かをやる時に、その責任をどう取るか、組織内でどう分担するのか、誰が最高責任者なのか、そういう構造が、ちゃんと出来ていない、つまりリスクに向き合う体制が出来てないということです。さあ、再発防止ができるかな?

.. 2009年10月11日 21:57   No.604011


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