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■--占領されたらレジスタンスになるか?
++ 多足          

というわけで、自分が被占領民になったらどうするか、というお話。
自分が武器を持って山に篭る、という姿がイマイチ想像できません。なぜなら、そのリスクを周知しているから。同じく、レジスタンスに協力することの危険性も周知しているので、積極的な支援をするのも躊躇うでしょう。基本怖がりですから。
じゃあ占領軍に協力的になれるか? という話になると… 相手の出方と状況次第でもありますが、これまた積極的に協力するかってーとそれも想像し難い。ドイツ占領から解放されたフランス市民が、占領時にドイツ軍に協力した人たちをどう扱ったか知ってるから。
おそらく、自分はこそこそした抵抗しか出来ないでしょう。占領が続けば占領軍に協力的で無いため利権を得ることが出来ず。解放されたらレジスタンスに協力した人たちと一緒に優遇されることは出来ず。下手をすれば、積極的な協力をしなかったとして弾圧される立場になると思います。
おそらく自分は、レジスタンスを美化してる映画なんかに登場する、皆から非難される日和見主義者に限りなく近い立ち位置になると思います。
自分やその家族、友人の命を犠牲にしてまで戦い続ける愛国者にもなれないだろうし、
占領軍に取り入り大きな利益を得る利口な現実主義者にもなれないと思ってます。
占領軍への愚痴をこぼしながら、レジスタンスの成功に心の中で喝采をあげ、レジスタンスの失敗に落胆とも侮蔑ともとれる感情を持つ。その程度の小物にしかなれないでしょうね。

占領に対して、短期間で成果を出せるような抵抗は非常に大きな危険を伴います。長期的に、占領軍にじわりじわりとダメージを与える、というか手間をかけさせるような抵抗なら、まだ実現可能だとは思ってます。が、これもまた気の長い話でして、実際に続けることが出来るかどうかとなると… 簡単には言えませんね。
.. 2009年09月28日 08:49   No.602001

++ カン       
いや、自分も銃を取っては戦えませんし。そっと支援するくらいが関の山だと思います(それもばれない程度に)。家族が全員殺されでもしたら、自爆テロすると思います(これはかなり本気)。
レジスタンスの話が出た時からずっと書きたいと思っていたことがありまして(たいしたことはないんですが)細くて短い鉄パイプの両端を尖らせてくの字型に曲げて中央でマキビシのような形で溶接した道具があるんですが、第二次大戦のドイツ占領地でドイツ軍車両に対して使われたそうです。踏むとたちまちタイヤがパンクしてしまうんだとか。ナチスはこれに相当悩まされ、ついには所持しているだけで死刑にするようになったとのこと(兵器関係の本で読みました)。レジスタンスにもいろいろあるなあ、と思いまして。あと、気に入らないヤツの家に投げ入れて密告するとか横行したのかなあ、と考えたり。

M新聞のコラムで紹介されていたんですが、岩波新書だったかアフガン・イラク戦争からの帰還兵へのインタビュー本が出たらしくて、内容が少し載っていました。それによれば(爆弾テロの横行が原因かも知れませんが)民間人の殺害が日常的に行なわれていて、上官が推奨すらしているとのこと。誤って射殺したような場合は死体脇にシャベルを置けば問題無しとしているとか(地雷を敷設したことにしてしまうそうです)。北斗の拳の悪役よりひどいかも知れません。是非入手して読んでみたいと思っています。そういえば、危機の二十年も探さなきゃ…

.. 2009年09月29日 00:25   No.602002
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

占領されたら、レジスタンスになれるか?
仰るようにどういう状況で経緯で、占領されたかに選りますが、まず難民として国外脱出。
相手のによっては、ウェルカムで占領相手に迎合、後相手が去って開放されたら、「自分はみんなの為に進んで協力したんだ!」と、涙ながらに、苦渋の選択を強調するんじゃないかなァ〜。


カン様

現在の日本でも、工事現場や工場で事故にあって、瀕死の重傷を負った場合、使っていなければヘルメットを被せ、安全靴を履かせてから、救急車を呼びます。
なお、救急車を呼んで貰える現場は良心的で、普通は意識を失っても邪魔だから隅に寄せるだけで、何もしないで放って置かれるそうです。
救急車や警察が来ると、作業が止まるので、それを何よりも、現場は恐れるのだそうです。その為には、作業員の命など、大した問題ではなく、作業終了後まだ起きられなければ、タクシーで病院へ行くように指示されます。もちろん、自腹です。
ちなみにこれは、友人が死にかけた時の実話なので、間違いありません。

確かにマンガの「砲神エグザクソン」では「科学力が圧倒的に勝れば〜」と言っていますが、個人的には「科学」と言うよりも、戦争に必要なのは「技術」マァ「科学技術」となれば、同じですが……。

さて、ここで以前に出た星間戦争の在り方ですが、このマンガではいわゆるゲート、星門とも言いますが、特殊な力場を宇宙空間に構築し(同じくゲートを使う物語では、先に出た「星界の紋章シリーズ」も同じですが、こちらは自然現象としてそういう場所があるという、設定だったと思います)、当然ですがそうなればその出口さえ塞いでしまえば、侵略者の補給路はなくなり、援軍もすぐにはこれなくなり(何か天文学的な話しで、作るの何百年も掛かるとか、今度は作ってもこちら側の出口が完成したところで、破壊すれば良いだけとか、言う事だった様に思います)。

占領した側が決定的優位に立てるのは、相手が貧しく、教育水準が低ければ低いほど良いと、聞いた事があります。
やはり、軍事占領の目的!これが一番重要な、反抗のカギだと思います。

ちなみに、軍事占領や脅迫よりも、北朝鮮が崩壊して、難民がドッと日本に押し寄せて、他国も人道支援を盾に、日本に受け入れを共用した場合、どうするのか?
あるいは中国やロシアの陰謀で、天皇朝鮮半島起源説によって、日本が北朝鮮を併合する結果になったら、どうするのか!?(かなり荒唐無稽ですが、彼の国が軍事行動に出るよりも、ありそうな気がします……)

最後まで、夢物語で済みません。


.. 2009年09月29日 07:40   No.602003
++ 多足       
マキビシの件で、カンさんはレジスタンス活動について自分が最も恐れる点に触れていますね。「気に入らないヤツの家に投げ入れて密告する」という部分です。
占領軍がレジスタンスに手を焼いた場合、真っ先に取る選択肢の一つが、密告の奨励です。意図的なものも含め、大量の冤罪を生むのです、これは。
…余談ながら、最近の番組で民主党の議員が霞ヶ関官僚に関して「組織内の不正を暴いた職員は二階級特進」と言ってましたが、行き過ぎるとレジスタンスの件と同じ危険を犯します。最悪の結果として、「何かをやって失敗する人間よりも、何もしないで成功も失敗もせず、批判だけする人間が出世する」という構造になりかねないのです。おお、なんと野党好みな体制だ。

現場での体験談。
うむ、これは戦争話の流れの中で、いつか触れねばならない部分だと思っていた事柄です。
体験談を聞く上で、皆が忘れがちな非常に単純な事実。それは、体験談を語る人が、すべてのモノを見てきたわけでは無い、ということです。
同じ事例を見た人でも、それまでの経験や精神状態、立ち位置の違いで見解は全く異なるという、単純な事実をお忘れなく。
失礼ながら、カンさんは自分の知らない話というものを鵜呑みにする傾向を感じますので。参考にはしてください。が、それが「真実」とは安易に結論着けないようにしてください。答えを焦ってはいけません。

HINAKAさん。
なんかもう、開いた口が塞がらないというか寝言は(ry)。
また例え話で出てきた単語に飛びつきましたね。で、そこで戦争に必要なのは科学技術がどーの、とそれだけでスレ立てれる内容に一人で走り出そうとしてる。「確かにマンガの〜」から「〜言う事だった様に思います)。」は、見なかったことにしときます。どうしても語りたければ新規スレを立ててください。その上で対応しますから。

工事現場の件。
貴方が見た現場ではそうでしょう。しかし、だからと言って「普通は」、「間違いありません」などと、自分の見たものを一般常識のように語るのは止めてください。現場の現実ってこうなのよ、と啓蒙してるつもりですか? そういう印象を強く受けますよ?
貴方は全てを見たわけでは無いのです。勘違いすんな。

で、軍事占領のお話。なんか半端な部分のある文ですが、読み取ってみた感じでは同意するところ大でございます。
占領国の占領目的。それを分析することこそが、有効な抵抗運動の基盤ですね。巧くすれば簡単な抵抗で、大きな成果を挙げることができるかもしれません。占領側とすれば、そういう分析の出来ない国民を支配するのは、楽でしょうねえ。

天皇の起源をどうこう言う必要も無く、人道支援を盾に難民の受け入れは必要になってしまうでしょうねえ。その中で日本国民に極端な排他思想が拡大することも容易に想像できます。外国人受け入れ→人手余る→自国民の失業者増加→失業者を中心に極端な排他主義が蔓延。う〜む、安直な想像かもしれませんが、政権交代後の今の日本で、自分が非常に気にしてる点の一つだったりもします。
韓国が北朝鮮と統一、その重荷を背負って沈む。一方中国では共産党の支配体制が弱まり、各地で民族蜂起。結果5つ位の国に分かれる、というのが自分の考える東アジアの理想像なんですが、そうなると日本へ難民が流れ込んでくるだろうし、当然のように資金援助を求められるだろうし、位置的にその求めに応えないわけにもいかないし、貿易面でも凄まじい影響が出るだろうから日本も傾く、下手したらこけるかもしれなけども… ちょっとずつ、そういう方向に進んでくれないかなあ。これも夢物語、かw

.. 2009年09月29日 08:26   No.602004
++ つかじ       
>占領軍への抵抗
多足さんは、かなりリアルな発言をされたと感じます。多分大多数の方は同様の考えなのではないでしょうか?かく言う自分も同様な感想を抱いています。

あくまでも個人的考えですが。人と言うのは仕事であれ・家庭であれ不満を感じても、自分でどうにか改善しようと行動するのは難しいですし、勇気の居る事だと思います。
まして、それが命に関わる事柄となれば尚更そう感じると思います。

>質問
ちょっとお尋ねしたいのですが。「占領軍(一応そう呼ばせて頂く)」に対して好意的な受け入れをした事例。(これに近いのは、ドイツがゲルマン民族入植地へ進駐した時位かな?仏解放は奪還だから入れてない)

また「占領軍」が平和的に撤退した事例って存在しましたっけ?多分「絶対に平和的な撤退」は無い!と思いますが、もしかしたら自分が知らないだけで「それに近い」行為は有るのかなぁ〜と思いまして。

>北朝鮮・韓国併合
個人的考えですが。戦争しちまった方が早く解決出来るんですけどね。アレはどう考えたって後数十年はあのままでしょ?日本はまたぞろ「戦費出せ・物や船を出せ」と言われるでしょうが安い物でしょ?

難民に関しては確かに発生するでしょうね。麻薬中毒患者が乗るボロ漁船ですら日本海へ出る位なんだらwそれでポッポが一言「友愛なんでw」と、勝手に受け入れると。

.. 2009年09月30日 02:08   No.602005
++ 多足       
映画なんかでしばしばレジスタンスが美化されてるのに、自分は物凄い違和感を感じるんですが、一般的な感覚だとどうなんでしょうかねえ。安易にゲリラ活動が有効と思い込んで武力闘争に走るのが一般感覚なのか否か。よくわかりません。
ただ、つかじさんの指摘どおりとりあえず衣食住が満たされていれば、多少の不便に耐えるのが人間ってもの。現状の安定を崩してまで闘争が出来るか、となるとかなりブレーキかかると思います。

占領軍の友好的な受け入れに関しては、事前の政治的準備が重要ですね。というか占領自体が政治ですから。最近の例だと、南オセチアへのロシア軍進駐は表面的には友好的なものを演出していたと思います。そう、表面的には。
占領地からの撤退、という事例はやっぱなかなか思いつかないんですが、ソビエト崩壊がそれに近い気もします。やっぱなんか違うかな?

.. 2009年09月30日 07:47   No.602006
++ カン       
北はそれこそ密告で体制を守っているらしいですね。そういう国は外圧でしか改善されないのではないか、と考えているので、自分たちの世代では北は滅びないような気がします。若大将に世襲しても、状況は大して変わらないんじゃないかと。

密告は戦前の日本でも横行していたと読みましたが、成功した占領の例として日本は入りませんか?戦前の日本は、反抗する人間は非国民として弾圧する暗い社会だったと認識しているんですが、風とおしのよい(ように見える)社会を作ったアメリカの勝利ではないかと。現在も占領されていると言えるかも知れませんが…まあ、農地解放とかやったアメリカに対しては、家族・知人に危害を受けなければ抵抗運動はしなかったと思います。でも日本占領が成功したからと言って(50年以上前の古すぎる話だし)、イラク占領がうまく行くだろうとか言っていたブッシュは頭悪すぎると思います。今さらですが。

エグザクソンを知っているのはHINAKA様だけのようですね。機会があったら一読をお勧めしますです。園田先生の絵は自分的には好みではないんですが、ストーリーはとてもハードで良いです。

.. 2009年10月01日 01:22   No.602007
++ つかじ       
<カンさんへ
>北
そうですね、あの禿げ狸が死んでも状況は余り変わらないでしょうね。正し、若大将の威光上げの為に、多少の軟化は有る可能性は有るでしょうね。外交で成果上げたぞ!と。
ま・どっちにしろ、あの連中が死んで様と生きて様と迷惑極まりない事には変わらないw
ホント南北共に迷惑な連中だよ奴らは!!

>日本占領は成功?
多分上手く行った方「だとは」思いますよ。
ただ、それを考えるには裏を考えないといけませんよ。戦後当時、もう冷戦構造は構築されつつあります。

<アメリカ側。
・それに備えて敵を敢えて作りたくなかった。
・それに伴い、立地条件上政治不安定地域を作り たくなかった。
・表向き「民主主義を広める」と言う事を掲げて いる以上、民衆を敵に回すのは体面上不味かっ た。
・なので「天ちゃん」もとい「天皇」を手出しし なかったのが良い例。僕個人としては気に入ら ないけど「そのお陰で」より一層の犠牲は避け られた。
・日本で貿易収益を上げたかった(これは学校給 食の歴史を調べて貰えば分かり易い)。

<日本側
・負けてやっと自分達がどれだけアホウだったか 考える余裕が出てきた。
(言葉が悪いけど、馬鹿は死ななきゃ治らないという良い事例。にしては無関係の人が死に過ぎたけどね)
・嫌って様が何だろうが、腹の虫には勝てない。
 (食料・物資供給等)
・カンさんが仰る通り、日本の改革もしてくれて も居るので旧日本よりも良い風に映ったと思  う。
(個人的にですが。当時軍人だった高校の先生が「マッカーサーは助けてくれた」と発言されたので、人によってはやはりそう映ったと思う。要はアメリカンドリームかと?)

>エグザクソン
自分も単行本かつて持ってました。敢えて口に出さなかったのは、現実と物語は違うので出す事も無いかなぁ〜と。

.. 2009年10月01日 03:24   No.602008
++ 多足       
日本占領は、巧くいった方ですが「平和的」とは言い難いかな、と思いまして。ってよく考えたら占領そのものの話か。ドイツ軍のズデーテンランドやチェコ併合の話から、そういった感じで武力衝突無しのパターンで考えてしまってましたw
でまあ、日本占領はもうホントつかじさんの言に付け足すことは特に無いですw 北に関してもw

エグザクソン。
というか園田氏の漫画に関しては、『ガンスミスキャッツ』でグレイが死んで以降の流れ、ゴールディ篇があまりにアレだったんで印象凄く悪くなっちゃったんですよ。なのでちょっと。

.. 2009年10月01日 07:49   No.602009


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