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というわけで、自分が被占領民になったらどうするか、というお話。 自分が武器を持って山に篭る、という姿がイマイチ想像できません。なぜなら、そのリスクを周知しているから。同じく、レジスタンスに協力することの危険性も周知しているので、積極的な支援をするのも躊躇うでしょう。基本怖がりですから。 じゃあ占領軍に協力的になれるか? という話になると… 相手の出方と状況次第でもありますが、これまた積極的に協力するかってーとそれも想像し難い。ドイツ占領から解放されたフランス市民が、占領時にドイツ軍に協力した人たちをどう扱ったか知ってるから。 おそらく、自分はこそこそした抵抗しか出来ないでしょう。占領が続けば占領軍に協力的で無いため利権を得ることが出来ず。解放されたらレジスタンスに協力した人たちと一緒に優遇されることは出来ず。下手をすれば、積極的な協力をしなかったとして弾圧される立場になると思います。 おそらく自分は、レジスタンスを美化してる映画なんかに登場する、皆から非難される日和見主義者に限りなく近い立ち位置になると思います。 自分やその家族、友人の命を犠牲にしてまで戦い続ける愛国者にもなれないだろうし、 占領軍に取り入り大きな利益を得る利口な現実主義者にもなれないと思ってます。 占領軍への愚痴をこぼしながら、レジスタンスの成功に心の中で喝采をあげ、レジスタンスの失敗に落胆とも侮蔑ともとれる感情を持つ。その程度の小物にしかなれないでしょうね。
占領に対して、短期間で成果を出せるような抵抗は非常に大きな危険を伴います。長期的に、占領軍にじわりじわりとダメージを与える、というか手間をかけさせるような抵抗なら、まだ実現可能だとは思ってます。が、これもまた気の長い話でして、実際に続けることが出来るかどうかとなると… 簡単には言えませんね。
.. 2009年09月28日 08:49 No.602001
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