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HINAKAです。
カン様
とりあえず、審議中あるいは審議未了のまま解散によって、一時的に廃案になったものの中から、個人的に困る!と思う法案を、上げておきます。
1.スパイ防止法。 2.人権保護法。 3.児童ポルノ防止法。
これらは、どれもその名を聞くだけならば、「あっても良いんじゃないか?いや、あるべきだ!」と言う法案です。確かに、タイトルの文字通りの主旨からするればその通りなんですが、では中身となると?
1.スパイ防止法案。この3つの中では現在も最も、成立の可能性が低い法案だと思います。 その最大の理由は、現在の縦割り行政と官僚機構を、横跨ぎにする規制・管理・監視・監督・調査・捜査の権限を持つ、強力な組織などどの公官庁も欲しくはないはずです。 そして、もしそのような組織が出来たならば、余程大きな権限を与えない限り、存在意味が有りません。そしてそのその組織を牛耳る立場の人間は、絶大な権力を持つ事になります。かつての行政改革推進委員会の、二の舞になるのだけは、何処も避けたいと思います。
2.人権保護法。 この法律の主旨に反対する人は、まずいないでしょう?ですが、現在その法律の主旨に上がっているのは、特定個人団体(官民問わず)の誹謗中傷の密告や告げ口の受付窓口化。 同時に、調査権も捜査権もないのに、裁判所を通さずに何処にでも侵入し、何でも閲覧できる。簡単に言えば、本人はもちろん誰の許可も必要なく、人の日記を読む事が出来てし舞う。 そしてこれが最大の問題ですが、これを扱う機関の構成員人数その他、一切が秘密です。当然その内容が間違っていても、担当者は処罰されません。疑わしきは調査を!これが、現在の人権法の事態です。 特に最近は、「マスコミに変わって、情報を一般庶民に流すインターネットの規制が、目的になりつつある」そうで。 ここのように、体制批判的な事や軍事の在り方について、好き勝手に書き込む掲示板などは、『不適切』の一言で廃止!とも、なりかねません。さらに、これがまた治安関係機関の巨大な天下りの温床と化する事は、目に見えています。
3.児童ポルノ禁止法改正案。この件は、特別関心がありますので、詳しく選り分かり易い記事を、御紹介していますので、拙ブログからそちらへ飛んで下さい。
*ttp://aonow.blog.so-net.ne.jp/2009-07-02
先頭のhは、念の為に削除させていただきます。 そして何よりの問題は、被害者の存在しない、創造物(アニメやマンガ・ゲームのキャラクター)までも、現在のところ規制の対象にしている事です。これも現在の、東京都や各地方自治体で行われている「青少年育成条例検討委員会」と同じで、委員の数や身元は不明ですが、主に教育や公安関係者の、天下り先と言われています。
要は、何か法律を作ると、べらぼうなお金と人員が必要なクセに、実行力の有無が分かり難い!という、共通した問題とそもそもの主旨と、実際の運営・執行の乖離が、最初から見えている事です。
それよりも、既成の法律や機関をもっと充実させて(予算も人手もかけて、法律の不足や曖昧さを補強して)、運営した方がどれだけましだかわかりません。 少なくとも、100世帯からの生活保護世帯を、市の担当者が1人で受け持つ現状では、新しい法律や機関どころではないと、思います。
それでは、無事に投票が済む事を願って、今回は以上です。
.. 2009年08月30日 05:12 No.583001
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