返信


■--硫黄島2作品レビュー
++ つかじ          

と言っても、多足さんのレビュー程の事も書けない文才の無さが泣けてきます。

多足さんが言って居た、船から落ちる兵士のシーンの意味が分かった。あれはちょっとゾっとしました。
先まで浮かれた気分だった兵士が、急に現実に引き戻されるような感覚でしたね。

「父親たちの星条旗」
>感想
英雄ってのがホントに作り物以外の何物でも無い事を上手く描けているかな?と。
ただ、人によっては米国内のシーンや戦場でのシーンへ飛んだりで見難いかも?

・「米国万歳」で無い点
米軍ならどんな攻撃も出来て、相手の攻撃では死なないと言う在り来りなシーンが一切無く、仲間の都合上の戦死も無い。

・「英雄たちの作り方」を描いた点
事実関係を良く調べず、ただ「こいつ等呼んで来い」と呼び出されて来て見れば、「国債買わせる役を演じろ」と引っ張り回される。今迄の映画なら「英雄の帰国・賞賛の嵐・ハッピーED」ですからね。

特に召集された3人の態度も大事ですね。パーティ・演説会場では政財界から引っ張りダコだが、終わってしまえば現実が待って居る姿も三者三様。

一番悲しくなったのは最後の方からEDにかけて。行方不明になった仲間の無残な姿を発見したり、小隊の仲間達が戦死していく姿。任務終了後、硫黄島で休暇を貰って海ではしゃぐシーン。何がどうのと言うよりも何となく感じる物が有った。
.. 2009年08月24日 11:22   No.578001

++ つかじ       
「硫黄島からの手紙」
名前が「イオージマ」なのは名称変更前なので仕方ないですね。その後も米国では歴史的な島なので名称変更話と決めてるし、何と言っても船の名前にもなっちゃってるし変え様も無いですなw

>感想
この映画程日本軍を上手に描いて居ている映画は無いでしょうね。他は毎回残虐的・悲劇的・殺られ役だし。

ただ、何となく西郷(二宮)が、年齢的にも顔立ち的にもちょっと浮いてる様な気もした。
後、最近気やたらと軍人役で中村獅童が出るのだが、そんなにも合ってるかな?

>俳優
この映画内の日本人役の殆どは、米国内で活躍している日本人俳優か、本当に日本からの配役で行って居ると言う点。
だから、日系人や他のアジア人による間違った日本人像ってのが全然出て来ない!のでそう言った心配がないのも見所の一つかと?

>硫黄島にのみスポットを当てた演出
硫黄島だけに限定する事で、アッチコッチに映像が行く事がないので場所の混乱が無いので集中して見る事が出来る。

>父親〜とのリンク
父親たち〜の中で、擂鉢山での奇妙な音の後自決日本兵を発見したり。仲間が行方不明後、惨殺死体で見つかった所の日本側のシーンが有ったりと、ちゃんと同時進行的な演出が取られて居る。

>個人的嬉しい部分
多足さんも書いて居たが、やっぱり天皇陛下万歳でしょ!(言葉の意味で無く、日本兵に言わせたと言う意味で)

後、絶対に外せないのが。日本側の噴進砲が出てくる所ですねw

>個人的残念な部分
海軍が勝手に発砲して、大砲の在処が暴露されて栗林中将が激怒する所とか。米軍が坑道へ重油撒いて火を付けるとか。バロン西へ対する降伏勧告とかが無かったなぁ〜と。
(有ったら余計な部分だったとは思ってますが、バロン位は有っても良かったかと?)

やはり、映画である以上「映画的演出」や、一部軍人が実名で無い所が見られる所ですね。
それ以外では最高に良い映画でしょうね!
僕の中では、絶対人に勧められる映画でした。

.. 2009年08月24日 12:25   No.578002
++ 多足       
父親たちの星条旗。
つかじさんも感じたとおり、時系列の整理が追いつかないと観てて大変、ってのが唯一の問題点ですねえ。
最後、現在のシーンから回想、硫黄島で泳ぐシーン、それに続いてエンディングスタッフロール。テロップの横に、硫黄島の戦いで実際に撮影された当時の写真が何枚も流れ、最後に「硫黄島の星条旗」がきて終わり。この流れが大好きです。テレビでは多分流れなかったでしょうから、それ観るためだけにレンタルってのもアリだと思いますw

硫黄島からの手紙。
噴進砲のシーンは自分も映画館で吹きそうになりましたw ま、あんなピンポイントで当てる兵器では無いけども。
軍事マニアだと硫黄島の戦いの色々なエピソードを知ってるんで、どうしても「あの描写が欲しかった」的な見方になってしまうんですが。バロン西しかり、海軍市丸少将の手紙しかり。
しかし、西郷という一兵士と栗林中将を通して当時の日本人を描いた作品なんで、軍事的な面を色々描けば良かったってものでもなく。『史上最大の作戦』みたいな作りの映画なら、色々描けたんでしょうが。
おそらく、『硫黄島からの手紙』で馬乗り戦法や日本軍航空隊の夜襲とか描いても、あんまし意味は無かった、というか無駄なシーンになったと思います。そういうドキュメンタリー映画じゃ無いんで。

.. 2009年08月25日 07:55   No.578003
++ つかじ       
>ドキュメンタリーじゃ無い
そうなんですよね!ある意味現場の視点で描いて居るからこその伝わり方ってのが有りますからね。

んで、ちょっと序に硫黄島関連の資料漁ってたら、今度飛行場引っぺがす作業用の予算が付いたとか?これで未だに発見されて居ない人達が見つかる可能性が有りますね。

>噴進砲
ちょっとお尋ねしたいのですが。あの噴進砲の中で名前が分からないのが有ったのです。

あの臼砲の様な土台に設置するタイプの奴で、弾頭がポリバケツ引っくり返した様な奴なんですが。(兵士二人掛かりで設置してた)
あれ、なんて名前なんでしたっけ?かなり前に見たので失念してしまって。検索しても出て来ないんですよねぇ。

.. 2009年08月25日 08:45   No.578004
++ 多足       
おそらく九八式臼砲でしょうね。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%85%AB%E5%BC%8F%E8%87%BC%E7%A0%B2

またはより大型の四式四〇糎噴進砲か。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%BC%8F%E4%BA%8C%E3%80%87%E7%B3%8E%E5%99%B4%E9%80%B2%E7%A0%B2

「硫黄島 噴進砲」でぐぐったら出てきましたよ。
描写としても九八式の方が有力かと。四式は20cmの方はかなり使ってるみたいですが、40cmの方はなんか微妙なんで。

.. 2009年08月27日 07:35   No.578005


▼返信フォームです▼
Name
Email
   
メッセージ
( タグの使用不可 )
Forecolor
アイコン   ICON list   Password 修正・削除に使用