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■--電脳コイルと攻殻機動隊
++ つかじ          

先に書かせて頂くとちょっと長くなります。
お付き合いして頂ければ幸いです。

BSアニメ夜話にて「電脳コイル」のお話が有りました。僕は電コイは視聴した事無かったのですが、その話の中で同じく近未来の日本が舞台の「攻殻機動隊」の話と比較が有りました。

その電コイの説明としては「電脳世界の情報は「電脳メガネ」と呼ばれる眼鏡型のコンピュータによって現実世界に重ねて表示され、手で触れて操作できる。「電脳」は日常生活に溶け込み、子供でも当たり前に扱える」

で、「電脳」は。電脳を使ったペットや道具、電話、インターネットを使いこなせると言う機能の道具。
って言うのが電コイ。次へ続く。
.. 2009年02月24日 11:28   No.458001

++ つかじ       
で攻殻機動隊は。
「マイクロマシン技術を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。」ってのが攻殻機動隊。

「電脳化」は。脳にマイクロマシンなどを埋め込み、脳にネットワークを直接接続したバイオネットワーク技術と言うのが攻殻の「電脳」です。

.. 2009年02月24日 11:55   No.458002
++ つかじ       
で、その二つの電脳のお話を聞いている最中に、僕は攻殻の世界がちょっと恐ろしくなりました。
(戦いとかそう言う意味では無くです)
何故かと言うと。

攻殻の話に「笑い男事件」と言う誘拐事件が有って、その際にその周囲に居た人と、配信される映像データに、その男の顔部分に笑う男のマークに上書きされて居るってシーンが有ります。

その後「笑い男」が逃げるシーンで、「その男の姿を見れたのは、電脳化を施されて居ない浮浪者のみだった」って台詞が有って、そこを思い出してゾっとしたのですよ。

また、その義体化・電脳化に反対するテロリスト集団との戦いで義体率の高いバトーが、「義体化どころか電脳化すらしていない連中」を相手にだと、略一方的な攻撃になっているのです。
この世界は「電脳化・義体化していないと、生きていく事が出来ない社会」。

そこで電コイと照らしてみると、同じく「社会に浸透した電脳」でも、電コイは「主に楽しい娯楽としての電脳」。

攻殻の電脳は「生きて行く為に施さなくてはならない電脳化」の違いが出てくるのですよ!
同じ近未来を描いた電脳でも、物語の土台が違うだけでこうも捉える事が違うのか〜と、今回のアニメ夜話は考えさせられる事が多かった回だと思います。

皆さんは、アニメ・ドラマ・映画等で「こんな思いに至った」等の、ご意見をお持ちの方居りますか?

.. 2009年02月24日 12:23   No.458003
++ 多足       
あ、『電脳コイル』ってそんなのだったんだ。テクノロジーが生活スタイルを豊かにする、まさに「明るい未来」ですね。夢があってよろしいかと。こういう作品から、「よっしゃ、オレもこんなの作るぜ!」って技術者の道を進むようになる人もいるんでしょうね。

『甲殻機動隊』。
これは、笑い男のシーズンはちゃんと見ましたよ。こちらは、近未来で起こりうる社会的な問題、歪みってものをシミュレートした作風ですよね。どうしても暗くなりがちですが、こういうのも大好きです。
「目を盗む」って表現は、的確で暗示に満ちた素晴らしい表現だったと思います。バトーはあの場で、笑い男を見失ったけども、果たしてそれ「だけ」だったのか? 脳に送られてくる電気信号。それが、実際に何に触れた結果送られてきた信号なのか。義体を通して触れる世界が、彼らの思う世界とは全く違うのかもしれないってのは、『マトリクス』と通じますね。
『ブレードランナー』、『トータルリコール2070』、『未来世紀ブラジル』など、近未来を扱った作品だと、自分的にはちょっと暗めの作品の方が印象に残ってますねえ。

.. 2009年02月25日 09:47   No.458004
++ つかじ       
>技術者の道を進むようになる人
あ・流石は多足さん、良い所を付いてきますね!
実際、出演されて居る技術者の方が。「攻殻機動隊」を見て居ないと議論に参加させて貰えない、と言って居ました。

でも、義体は何となく分るけど。電脳は絶対嫌だなぁw
義体は、体の不自由な方でも「仮の体(義手・義足の延長として)」を手に入れる手段となるかもしれないけど。電脳は完全にコンピューターですもの。アレ?でも高度な義体を制御するのには、やっぱり電脳化は必要なのかな?
う〜む、生身の脳がどこまで機会に耐えられるかが問題かw

.. 2009年02月26日 02:22   No.458005
++ 多足       
脳の機能をどれだけ機械化できるかって話になるとよくわからんのですが、素人的に考えると…
五感を感知する機能は、ある程度簡単に機械化できると思うんですよ。機械の目で見たものを、視覚情報として脳に伝える、機械で触れた物の質感を伝える。このへんなら、単純な電気信号として解析できるでしょうから。
逆に、脳で命令した電気信号を、正確に機械が読み取れるか。つまり、考えた通りに機械の体が動くか。
これは、使用者の訓練が必要でしょうね。微調整の感覚は、個人差が大きいでしょうから、各自用にカスタマイズされたものしか無理があるかと。
また、別のレベルの話として。その人が何を考えているか、何を記憶しているか。これを読み取るのは非常に難しいでしょうね。特定の感情は、今の脳神経外科レベルでも解析できるんですが、感情と記憶はまた別物になりますから。外からの情報で、脳に誤った記憶を植えつけることは出来るでしょうが、正確な記憶を脳から読み取るには、技術面だけで考えてもクリアするべきハードルが高いんじゃないかと思います。専門分野では無いんで、推測ですけども。

.. 2009年02月26日 08:18   No.458006
++ つかじ       
いや、十分な説明だと思いますよ?感謝です。
まぁこのスレはもうこれ以上は付かないかな?
ちょっとマニアック過ぎなのかな?

.. 2009年02月26日 09:51   No.458007
++ 多足       
説明ってーか素人考えをまとめただけなんで、根本的に違うのかもしれません。専門の人から言わせれば、また違う可能性、問題点があるのかもしれませんね。
話がだいぶ変わってしまった感が強いですが(苦笑)

.. 2009年02月26日 11:06   No.458008


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