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沸騰都市シリーズ、ついに最終回を終えました。最後は東京だったのです。まあ、自国帰ってきたってことで東京選ぶこと自体に異論はありません。が、しかし。全8回の中で、一番面白くなかったです。東京への一極集中、その密度の高い開発計画。そんな光の当たる面ばっかり見て、影の部分をほとんど扱わない、当たり障りの無い内容でした。しかもシリーズのOPが押井守監修だからって、「近未来の東京をアニメーションで再現しましたー」って押井アニメを延々流すとかありえん。くだらん。ビデオ撮って見てたから、後半のアニメは問答無用で早送りしたさ。 押井守は別に嫌いじゃないよ。シリーズ第一回のドバイの時から、BGMが劇場版『パトレイバー』第一作の曲使ってるのが一瞬でわかるくらいには、押井守の作品を見てはいる。飛びぬけて好きってわけでもないし、『スカイクロウラ』には興味沸かないけど。B36以外。 だがねえ。自分が見たかったNHKスペシャルの内容に、こんなダラダラしたアニメは要らないんよ。東京の開発に触れるなら、なぜ地方格差の話を無視する。なぜ地方から流れてきた労働者が、不況で帰っていく様を流さない。なぜ、中央省庁の問題点に触れない。 海に、地下に、空に拡大する東京。集中する外資。なぜ、それらの良い面ばっかり取り上げて、日本万歳な内容で終わらせる。最終回がこれでは、シリーズ全体として、あまりに締りが悪いじゃないか。
と思ってたら、世界的な経済危機の影響から、特別編が最後に一回追加されることになったとか。好況だった頃の前半シリーズで扱った、ドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブ−ルのその後をやるとか。これだ! これを待っていた! 汚名返上のチャンスですよこれは! 凄く楽しみにしてます。3月末放送だとか。楽しみだー。…汚名を挽回するなよ?
.. 2009年02月18日 08:21 No.454001
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