|
去年から連続シリーズでやってるNHKスペシャル「沸騰都市」。相変わらずこういったNHKのシリーズものは実に面白い。世界各地にある、様々な要因で急成長を続ける都市にスポットを当てた本シリーズは、経済素人の自分にとっても解り易い、非常に興味深い内容の連続なのです。 第一回はドバイ。以降ロンドン、ダッカ、イスタンブール、ヨハネスブルグ、そして昨日放送のサンパウロと続いており、次回はシンガポール。全8回で、最後は東京だそうです。 ヨハネスブルグからが後半シリーズになっており、前半とは世界情勢が大きく変わっていますね。番組制作側も、シリーズの途中でこうも大きく世界が変わるとは思ってもいなかったでしょうねえ。あれだな、最終話はぜひ、またドバイをやって欲しいものです。ドバイに始まり、ドバイに終わる。昨日の朝日新聞に載ってたんですが、ドバイの失業者は経済危機の影響で無茶苦茶増えたって話ですから。高層ビル群の建設も、軒並み停滞したるとか。融資も減って。 で、昨日のサンパウロの話は印象的でした。外国からの資本投入で育つのではなく、自国内の生産力で育つ。ゆっくりとだが、確実に。ああ、なんて羨ましい話。日本は、目の前の急成長を追いかけ続け、一次産業を蔑ろにしてますからね。中身はスカスカだよなあ。
…ただ、サンパウロの話は、発展の原動力がバイオエタノールってのがかなり引っ掛かりました。バイオエタノールが環境に良いなんてのは、かなりの勢いで戯言なんで。
.. 2009年02月02日 08:13 No.443001
|