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ＨＩＮＡＫＡです。
エッと、マジノ線お話は、完全に付いていけないので、御免なさいです。
それと自己満足の自己主張だけが先行する、長文と言う事にも、注意します。
結局その、前々から思っていたのだけれど、話題として出せなかったので、この際強引に鎌倉から、源頼朝の功績について、話題を展開したかったのです。
確かに、徳川家康は偉いし織田信長は凄い！秀吉だって太閤記にあるように、日本史上初めて平民出身でありながら、日本全国支配者にまで登り詰めた偉人です。
でも、どの戦国大名ほども、話題にならないのが《源頼朝》なんですよネ。判官贔屓と呼ばれて、弟・義経の方は悲劇のヒーローとして、有名だしドラマもたくさんあるし、映画にもなってる。そもそも、歌舞伎と言えば「勧進帳！」ってくらいですもの。
だから、普通は純な弟を犠牲というか利用して、自分の野望を実現した卑怯で卑劣な、腹黒い武将で自分は何もしないで、一番偉くなった……みたいな描かれ方を、しちゃうんですよネ。
確かに頼朝は、政治的駆け引きや裏切りは朝飯前ですが、それは当時の日本。
特に東日本と西日本の状況と、一度もまとまって組織化されていない、東国武士の集合をどうすれば、系列化組織化できるかという段階での、まさに初期状態の混乱の中で、誰がどうすればあれほどの事を為し得るか！？という大問題を、何だか全然無視されているように思えるのです。
家康だって、頼朝無くしては、「幕藩体制」何て当時世界的にも異色の封建的支配体系、を作り上げられたかどうか……。
飽くまでも天皇を敬いつつ、その威光を利用してそれ以前の支配体系である中央主権的な律令制から、名だけを取って実を入れ換える。
これを最初にやったのが、他ならぬ頼朝で、日本最初の武家（軍事）政権の樹立の成功。平氏は、まんまとそもそもは武士でありながら、当時の貴族政治に取り込まれ、自分達も貴族化する事によって、その支配体系をそっくり譲り受けただけですので、武家政権とはお世辞にも言えません。
何の事はない、それ以後の足利幕府にしても、織田豊臣政権にしても、江戸幕府にしても鎌倉と頼朝がいなければ、どうなっていたか？
全く前例のない、独自のシステムを構築し、それに伴う都市・鎌倉を作り上げ、居ながらにして全国支配を達せいした日本史上、希有な軍事指揮官であり大政治家だと、思うのですが……何でこんなに、人気が無いんでしょう？
大体、彼が頼った嫁の実家・北条氏は、そもそも敵のハズの平氏ですよ！？
その勢力を基盤に、建前上は反平家を旗印に挙兵した以上、「源氏基盤」は動かせないという構造矛盾を最初から抱えながらの、政権確立！そりゃ、実家代表の嫁さんが強くなければ、成り立たないでしょう！どうもそれも、後年の日本人の美意識に、そぐわないようで……。
〈やっぱり、続く〉
.. 2008年12月05日 16:20 No.406001
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