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■--タイ空港占拠について
++ つかじ          

一言で言うと「ふざけて居るのだろうか?」です。
国際空港を占拠して、全くタイと関係の無い外国人がこれだけ迷惑を被り、世界にタイがどう言う国かを見せ付けたのに反省するどころか、「私達が国を変える瞬間を目撃出来て良かっただろう?」だとさw
空港占拠するなら国内にしろって!!

自分達の混乱は自分達だけに留める事もせずに、何が改革何だろうか?自分達が政治を見て来なかったから混乱したのでしょ?それを「世界にアピールしたい」のだろうけれども。それで迷惑を被った人達と国家がどう言う顔をするかは考えて居るのだろうか?

タイは観光国家だ。旅行者で持っている国とも言える。
それが自分達で空の玄関口を閉ざし、好き勝手に行動している。本当に、東南アジアは何時になったらまともな政治と言うのを行ってくれるんだろうかね?

また、この空港占拠においても不届き者は出る。空港の売り物は盗まれ、電気・水道は使いたい放題。
なのに、代表者は「被害は出していない」と。そのカラクリは「空港側も支持者」だったからそうな。

だとしたら、本当に性質が悪い!政治経済に悪影響を与え続けた占拠行動を、本来運営を守る側が関与し続けた事になる。一体この国の政治と言うのは何なのだろう?
.. 2008年12月04日 05:56   No.403001

++ 多足       
うーん、あれって要は民衆運動であり、一種の革命でしょう?
その手段として、暴動ではなく無血的な抗議行動として、空港占拠を行った、と捉えてますが。
あれを軍隊で制圧したら、お隣の軍事独裁国家と同列に見られかねない。となると、タイ国内の海外資本が逃げる。それは不味い。だから政権側も手詰まりになったわけだし、国際空港で多くの外国人に影響を与えたからこそ、大きな戦果をあげたわけで。
暴動と同じですよ。社会を揺るがし、政権転覆を狙う。革命、という闘争の一つです。

なもんで、正直つかじさんの捉え方は安定した先進国の人間の見方であって、不安定な発展途上国の考え方とはペースが違うんじゃないかなー、と思ったり。

不届き者、そりゃいますよ。革命、闘争、暴動、抗議行動。なんだろうが、そんな綺麗なものじゃないもん。

.. 2008年12月05日 00:18   No.403002
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様の仰る通り、アレは一種の無血革命……までは行かないにしても、かなり成功した(それがあの国にとって、良かったかどうかは別問題ですが)民衆の抗議行動と言えるのでは、無いでしょうか?
つかじさんの御指摘通り、外国及び外国人に負担を掛けとは言え。
その命を盾に取ったり、怪我させる事無く、大迷惑を掛けると言う事で、自国の経済にとっても不利益である事は承知の上で、というより自国にとって不利益にならなければ、現政権は困らない訳ですから……やはり、目的と結果を考えれば、うまくやった!と、思います。

結局、言わば座り込みだけで現政権を退陣させたのですから、大したものだと思います。
もともとタイは、未だに王制を存続させている、東南アジアで日本に次ぐ歴史を持つ国で、戦争嫌いでも徹底しています。
第二次大戦時、公に日本支持を表明してくれた、唯一の国でもあります。そこにはタイ王室と日本の皇室との、交流の根深さがあるそうです。そのせいか?それとも特に有用な資源がなかったからか、あれだけ傍若無人に振る舞った日本軍も、タイ王国にはほとんど手つかずだったようです。

戦後も本来なら、日本と同様に戦犯扱いされても良さそうな立場ですが、具体的な軍事行動を一切取らなかった為に、中立という扱いをされたようです。
実際には、かなり優秀な外交政策を、戦中戦後に行ったとも言われていますが、その間に周囲が騒然とした為に、国内問題でそれこそ右往左往していたのですが、余り国際的には話題にならずに、とにかく国王の支持が、全てだという事で、事実上軍事政権が長く続いたようです。
ただその軍事政権も、恐怖政治で国民を黙らせるのではなく、あくまでも軍事力を背景に政策を進めたという感じに、見受けられます。

近年ようやく、先進国並の普通選挙が実施され、民主国家になったのですが、御承知の通り最近再び静かな軍事クーデターにより、軍事政権下となりました。
ところが今回は、その下で組織された臨時政府が民衆の反発を買った……理由は、前(民主的に選ばれたけど、汚職政治で失墜した)政権の影響が残っているというのが理由のようなので、これは軍事介入は有り得ないなと……。

タイ王国は、地理的な問題か資源的な経済的な問題か、とにかく本当に外交的な立ち振る舞いが上手くて、どんなに国内が不安定でも、他国に対しては非常に穏やかに振る舞うので、結局他国の介入が為されないのです……この辺で、国王と王室に力が、未だに健在なのかどうか?判断材料が無いので、何とも言えませんが「国王が、何か言ったら最後」という暗黙の了解が、国民に浸透しているようです。
もちろん、軍部もです。ですから、今回の暴動も結局は国王の暗黙の了解の元、軍部との馴れ合いで行われたと考えるのが、妥当ではないかと……。

いち早く、国外に出たい外国人の為に、軍の空港を開いた事からも、馴れ合いというか、根は同じという気配が伺えます。
逆に悪目立ちしたのは、その追われた前政権の元首相が、国外からしきりに軍部を煽り、「軍隊による強制排除の即時実行を!」と喚いていた事が、印象に残ります。

そして、この件も含めて静かな軍事クーデター以来、未だに国王は公式に登場していません。
うーん、微笑みの国は、謎の国でもあるようです。

今回は、以上です。


.. 2008年12月05日 07:55   No.403003
++ HINAKA       
HINAKAです。

追記、ですネ。

つい先日が、タイ国王の誕生日であり、例年であれば壮麗なパレードの後に、国王自らが国民の祝賀に謝意を述べる形で、会見するのだそうです。
多くの国民及びタイ関係者、それに海外のメディア等もここで今回の空港占拠事件や、政権の交代等に関して、何等かの国王の言葉が聞けて、一区切りが付くと予想していたようですが……報道の通り、国王は即位後初めて。パレードへの参加も、この定例の誕生日会見を行いませんでした。

理由は、喉の不調による体調の問題で、大事取った事になっています。
これでほぼ実質的に、国王は例の静かな軍部のクーデター以来、まったく国民にも他のメディアにも姿を現さず、発言もしていません。
国王が国内情勢に対し、未だに楽観視も見通しも持て無いという、態度の表明ではないか?との憶測が、内外で為されています。国内での発言力が絶対的であるだけに、行動と発言には慎重を極めているというのが、外国メディア等の憶測です。

タイ国民は、これで何か国王のお言葉によって、安心できると期待していただけに、失望感と不安感が漂っているようです。
ただ、国軍は冷静なようですので国内治安は、基本的に警察に一任しています。空港占拠の時も対応は警察で、軍は動きませんでしたから、その辺はキッチリ押さえてあると思えます。

ただ、この調子だとタイの国内政治的には、もう一波乱二波乱、あると考えても良いかと思います。
信望のある国王というのも、大変ですネ。

では、これで失礼致します。


.. 2008年12月06日 09:39   No.403004
++ 多足       
東南アジアの国王は凄いですよね、その国での存在感が。お隣のカンボジアでも、内戦の後処理でもめてたら国王の一声で解決って。
でも、それだと民意が反映されてるとは言わないわけで。
自分の発言が決定打になってしまう。それを十二分に自覚しているからこそ、今回も発言が無いのかもしれませんねえ。
錦の御旗になりたくない、または成っても損すると考えてるのか…
不思議な「統治者」ですねえ。

.. 2008年12月06日 19:57   No.403005


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