返信


■--基本的には、全て「感想」です。
++ HINAKA          

HINAKAです。

多足様、皆様。

余りに、スレッドが長くなってしまったので、口火を切った者として、別スレを立てます。

実は雑記帳を使うことを始め、色々と今までの皆様の御意見に対する、自分の考えを説明しようとしたのですが、どうもこの考え自体が致命的に間違っている気がします。

まず基本的に、自分の説明の仕方が「始めに結論を出して、それに対する自分の囓り掛けや片言の知識を組み合わせて、正当性を主張するというのはまったくその通りです。ですから、それが間違っているという時点で、こちらとしては考えを述べる術を失うのです。
正直ここで、ある種思考停止が起こりました。そこで、ではいったいなぜこんなにも、皆様が激しく意見を述べられるのか?そのほとんどの考えに、反対した覚えは無いので、非常に困惑する訳です。
ただ、あくまでも自分の考えはこうだということの、補足説明と相手の仰っていることの、自分の中での理解の確認を行ってはいます。
その点、レーダーの1件で多足様の説明と、自分の理解のズレを認識することに時間が掛かったのは、仰る通りです。

さて、そこで本題ですが、レーダーの件も含めて今回の流れの中で、個人的に「意見」も「主張」もしていません。
ある事象に対して、単に「感想」を述べたに過ぎません。ただそれだけでは不充分と思っているのと、性格的な問題でその裏付け的な、説明は行っています。これを「根拠」と、考えていただいて結構です。

例えば、「自衛隊の立場が微妙」というのは、自分も含めてかなり一般的な感情と、受けとめています。
これは「警察」や「消防」に対するモノとは、明らかに違うと思います。まァ、どこの国でも軍人は色眼鏡見られる存在のようですが……少なくともこの国の自衛隊は、既にその名称からも、存在の扱いそのものが微妙だと思います。

〈続く〉

.. 2008年03月27日 00:24   No.278001

++ HINAKA       
〈続き〉

個人的な、自衛隊論は別にします。
多足様を始め皆様が、この「自衛隊の在り方が微妙」という認識に付いて、ただならぬ思いを抱いていらっしゃることはわかりますが、あくまでも一般論としての見解です。

さて、共産主義者でもない私が「日本は共産主義国家だ!」と言うのは、もちろん皮肉です。
その根拠というか、個人的な見方の説明が、色々あった訳です。まァ、特に戦前は軍部が台頭したこともあって、あちゃこちゃの「自由主義国家」から「日本は、全体主義的だ!共産主義的だ!」と、揶揄されたのは歴史的な事実だと思います。

で、多足様。
これは知識ですが、明らかに「全体主義」は「ファシズム」の日本語訳です。
もちろんその内容としては、多足様の仰る通りなのですが、対義語が「自由主義」であることも、語彙的には間違いありません。その上で、あえて民族的的な差別弾圧を正当化している場合は「ナチズム」となりますが、日本語では同じ「全体主義」で括っています。

ななし様が仰るまで、経済体制としての保護主義と自由競争という言葉を、恥ずかしながら忘れ果てていました。

最後に、つかじさんが仰った「何が言いたいのか?」という点に関し言えば、「日本は体制的にも、国民性的にも共産主義的ではないか?」という感想だけです。
ただ多足様が仰る「全体主義的」も魅力かな?ということです。そもそも、現実の共産主義は全体主義への1本道ですから、何も否定する必要は無い訳です。もっとも、では「全体主義的な経済体制とは?」という疑問が出たので、そう述べたのです。恐らくは、保護主義統制経済という、限りなく共産主義経済的な形になると思います。
何しろ全体主義は、非自由主義で多足様の言われた通り、個人の自由や権利はもちろん。場合によっては、財産までも、国家という体制に支配されるものですから。
まァ、この辺から全国家体制は全体主義に成らざるを得ない。という、展開になってこれもあながち間違えでは無い、ような気もするのですが……。

でも、「主義・主張」と「感想」の違いが、難しいと言えば言えますネ。

そんなことで、今回は以上です。


.. 2008年03月27日 00:29   No.278002
++ 多足       
はあ… なんか、ため息が出ますが。
全体主義、という言葉を最初に自分が持ち出した段階でのHINAKAさんの回答で、日本が恐怖政治になったこと無い云々、で、これを指して「恐ろしいことに事実です」って断言してましたよね。その態度に対するリアクションなんですよ、自分が国家云々から体制どうこうまで話持ってったのは。感想ですか、そうですか。あんな断言的なものが。そうですか(毒)。
全体主義=ファシストかどうかに関しても、はっきりと前提付けて説明したつもりだったんですが。全体の目的のために、個の利を切り捨てる、という条件を設け、さらに加えて排他性どうこうに触れてファシズムと切り離して話したかったのに、この期に及んで日本語訳がどーこ言われたら、今までの説明が全て無駄だった感すら出てくるんですけども。
ああ、もう、まるで2chみたいだ。

.. 2008年03月27日 12:03   No.278003
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

申し訳ありません。
この話をすると、「議論が全て無効になる」と言う感想を持たれることが、必至だとは思ったのです。ただどこかで、この行き違いというか、考え方や捉え方の違いに関して明言しておかないと、ひたすら話がズレてしまう……それも、色々と考えを説明してくれている相手の方に対して!という、危惧が大きくなったので、非難罵倒を承知で、敢えてハッキリさせました。

こうしないと、自分がほとんど絶対に意見(敢えて「感想」としました。というのは、「意見」は相手の考えを聞いて変わるかも知れませんが、「感想」は感情的感覚的印象的なモノですから、よほどのことがない限り変わらないと思います。もしコロコロ変わることがあれば、その方が信用できません)を変えない理由の説明には、ならないと思ったからです。

一番困ったことは、「感想」ですから別に信念、思想、理想が、何等かの個人的な論理があって得た結論ではないので、強く主張できないという、致命的な欠陥があることです。
逆に言えば、白旗を揚げることは簡単ですが、それは自分の「感想」が変わるものではないということの表明ではなく、討論打ち切りの表明に過ぎないと思っています。

実を言いますと、基本的によほど、その人が好きな事象や、こだわって研究している事柄以外に関する、個人的な発言は相手の方がどう思われているかに関係なく、個人的には「感想」だと、受けとめています。
ですから多足様が、「全体主義を単にファシズムと捉えるのは、問題がある」仰ったことも、これは多足様のファシズムという言葉の持つイメージなんだと、捉えた訳です。
でもそれを言ってしまうと、話が続かないというか、恐らく多足様のそれこそイメージを損ねてしまうと思っていますので、「基本的には、全体主義の日本語訳」だという自分の知識、もしくはある意味での事実を、明言した後にその全体主義という言葉の持つイメージについての、こちらの感想を述べた次第です。

〈続く〉


.. 2008年03月27日 20:39   No.278004
++ HINAKA       
〈続き〉

多くの方が、「意見や主義・主張」だと思ってらっしゃる事を、「考え方って、要は感想だよネ」というと、大概大反発を招きます。
ですから、まァ余り公にはしないのですが、知識や理論及び価値観(経験)から来る、論理的結論としての意見や主義・主張などが、そう簡単にホイホイ出て来るモノではないと、個人的には認識しています。あくまでも個人的な認識ですから、一般的な事実とは、異なるのかも知れません。

まさにこの「考え方=感想」論こそ、まさしく個人的な主義・主張であることは、疑いありません。
「頑固」とは、何を言われようがこの「感想」を、変えない人を指す言葉だと思っています。しかし、「意固地」あるいは「意地っ張り」とは違い、他人の意見や考え(つまり「感想」ですが)を否定する人とは異なる、とも思っています。

自己欺瞞かも知れませんが、他人の意見や考えが、自分のそれとは違っている場合、それを明言し自分の意見や考えを述べることは、当然でしょう。ただそれで相手が、自分の意見や考えに同調してくれなくても、実害(心理的苦痛も含む)がない限りは、よほど変な考え方でない限りは、「なるほど、そういう考え(感想)もあるのか!」と、納得してしまうでしょう。

知識や事実に対する誤認や誤解は、修正して当然ですが、抽象的な考えや理論(論理ではありません)が、早々変わるとは思っていません。
誰も皆、色々な考えがあって、色々な理論を持ち、色々な判断をし行動する事を認めているのが、文字通り自由主義だと思っています。そしてそれを見て、どんな感想を抱こうと、これもまた自由であると……これは間違いなく、自分の信念ですネ。

全く長い演説ですが、「考え方=感想」という理論を、論理的に述べようとすると、こうなる訳です。
もちろん、これでも突っ込み所が満載なのは、文字数制限のせいばかりではありません。ですが、ここではこれで、ある程度御理解いただけるのではないか思っています。

以上、お気に障ったら、お許し下さい。


.. 2008年03月27日 20:46   No.278005
++ 多足       
ま…………
いやいや、オブラートに大穴が開きそうになった(爆)

振り返ってみましょう。最初のレーダーの話。イージス艦のレーダーが漁船を捉えるか否か? に関して、HINAKAさんは当初の「知識」から不思議に感じた。それが感想でしょ? 魚雷艇とか大丈夫なのかね? って具合で。
それに対し、その「知識」ってのが報道等から受ける印象からくるものであり、結果として事実と異なる知識であった、その為、その「知識」が間違いですよーというのがこちら側が示してる話。
つまり、HINAKAさんが「感想」を抱くバックボーンが怪しいですよという指摘をしてるわけで、こちらとしては感覚的感情的印象的な「感想」を、改めて考え直してさあその結果どうよ? というのを聞きたいわけだ。
理論と感情がぶつかってるのではなく、理論的に考えた結果どのような感情を抱くか、という話。

ファシズム云々に関しては、ある事象(今回の場合国家の体制の話)を説明する上で、必要な単語が「全体主義」だったわけで、実際その説明をしましたよね? 一般的に使われている、本来の意味と異なった印象を与える単語としての「全体主義(=ファシズム)」と切り離して説明しないと面倒だから、何度も説明し切り離そうとしてるのに、いつまでたってもその前提を「ある意味での事実」とやらを持ち出して繋げ直してこられると、こっちがスタートできないのですよホント。

.. 2008年03月28日 08:08   No.278006
++ HINAKA       
HINAKAです。

多足様

この件について、多足様の各個撃破の説明はお見事です!
なるほどネ。こちらの結果としての感想がどうこう言う前に、その元となった直感的な知識・経験が問題ではないか?と言うことですネ!?

確かにレーダーの件では、こちらはイージス艦の無謬性を信じていた訳だから、本来そう思わせたのは何か?
艦の在り方と、レーダーの性能問題が、共通理解されたところで、そちらに問題が移った訳ですネ。あるいは、移って欲しかったと……ところが、こちらがいつまでもその点に関してウロウロしていた訳だから、それは頭にも来ます。確かに……御免なさい!
〈今さらこの件だけをほじくり返しても、というお考えもあるでしょうが、「イージス艦のレーダーは万能!」と謳ったのはそういう知識のある報道機関ではなく、報道機関を通じてそう信じ込ませたかったところだと思います。確かに、そうなると問題が起こったからと言って、「いや、イージス艦のレーダーとはいえ、万能ではありませんよ!そんなの、艦の性質上当然でしょう?」とは、当事者として言い難いでしょうネ……〉
そこで、そー言う感想を抱いている相手に向けての、当事者の説明の仕方の問題と、事故に対する姿勢の問題が出て来た訳です。
これも当初の事実確認と発表の姿勢、これには明らかに問題があったと思いますが、それはその後の最高責任者である大臣の答弁で、片が付いて居るんじゃないか?という、御意見(これは文字通りの、意見だと思います)になった。ところがこれもまた、最初の印象に囚われている当方としては、その後大臣の答弁などは問題じゃ無いという態度を取り続けたので、何も分かっていない野党と同じ!という事になった訳ですネ。
うーん、納得!

〈続く〉


.. 2008年03月28日 09:44   No.278007
++ HINAKA       
〈続き〉

そして、「全体主義」については通常に使われている「全体主義=ファシズム」という考えとは、自分は違った意味で使うんだよ!と、仰っている多足様に、こちらがいつまでも基本的な「全体主義」に囚われているから、話が前に進まなかったと……。
確かに、その前置きは何度も記されていましたが、言葉として本来意味での「全体主義」が基本にあると囚われている方にとしては、どうしてもそこから抜け切れませんでした。結果として、これもまた堂々巡りを繰り返してしまったことに、全く気が付きませんでした。
申し訳ない、こちらの読み取り不足です!!

大体そもそも、こちらの「日本共産主義国家論」が〈通常の共産主義という考え方ではなく、敢えて言えば日本版共産主義とでも言うべきもので、本来の共産主義の考えとは懸け離れていることも多い〉という点を抜きにして、いきなり「共産主義」という言葉を持ち出したのは、完全に勇み足でした!
この点は、重々反省しています。

その上で、多足様が仰る地方分散型国家というのは、あの田中角栄が唱えて一大ブームと、現在に至る様々な問題の根元、「日本列島改造論」に近いのではないかという、印象を受けました。
よく言われることですが、「田中首相の列島改造論は、間違ってはいなかった。ただ結果として、利権と汚職が日本人の談合体質(和をもって尊しと為す、事なかれ主義)と相まって、違った方向へ暴走してしまった」という考えは、そんなにおかしくないと思っています。

さて、「道州制」がどの程度のモノかは知りませんが、この小さな島国で大きな地方自治権を与えた、連邦国家が成立するか否か?
江戸時代の幕藩体制は、世界史的に見ても見事に成功した地方自治制(封建制)でしたので、その現代化も可能か!?という気がしますが、一度中央集権の味をしめた国家官僚が、地方官僚や政治家の特権化に納得しますかねェ〜。

それでも、これは既にこちらも同じ考えを示した通り、税制面におけるより徹底した地方分権化か、より強力な中央への権力集中(これも、「全体主義」と呼べるでしょう)化のどちらかしかないと思います。
そして、どちらもイバラの道で、結局は頓挫する可能性が高いと思います。結果として、アメリカか中国に、吸収合併されるのかなと……余り考えたくない、未来図ですけど。

こんなところで、今回は以上です。
もしまた勘違いがありましたら、容赦なく御指摘下さい。もっとも、その気なられればと言うことですが……。


.. 2008年03月28日 10:41   No.278008
++ 多足       
おおっとレスが早い!
まあそれはさておき。
ご理解いただき幸いであります。
なんかこのスレッド自体結構アレなんで、新たに地方分権スレ立ち上げましょう。

.. 2008年03月28日 12:45   No.278009


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