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ガンダム00が始まってますね。第一話は前半15分は我慢して見たけど、後半でZガンダム(だよな?アレは)がテロリスト(ガンダムのことでは無いです、一応(笑))のMSをあっさり撃破した段階で見るのを止めました。で、第二話は一応最後まで見ました。 え〜っと、主人公側テロリストのやりたい事は、「武力紛争に軍事介入し当事者を皆殺し、自分たちが憎悪の的となることで紛争当事者の敵意を一身に背負い、それによって紛争を終結させる」みたいなことのようですね。 なんというか… 本気か? いや正気か? ってのが率直なトコロ。本当にこの流れで進むんでしょうか。あまりにも幼稚というかなんというか… 戦争当事者の抱く憎悪、というものが戦争を引き起こしている、という考えはあながち間違いではないでしょうが、戦争というものの一側面でしか無いです。戦場において憎悪は果てしないものがあり、第三者の介入程度で拭い去れるものではなく。で、戦争全体で見れば敵への憎悪なんてのは政治指導者が煽るだけで、大義名分の一つでしかなく、本質的には経済活動の延長でしかないです。戦争と経済、というより戦争による金儲けの話は種Dでロゴスという具体的な敵として描かれましたが、あんな判り易いものであるわけもなく。判り易い悪の組織が戦争を牛耳っている、みたいな描写はあまりに安直でしたねえ。それを武力で打破できるとは。アホだ。 なんか、凄まじく出来の悪い『沈黙の艦隊』を見てる気分でした、00は。沈黙の艦隊は「核を使用した国に、理由の如何を問わず核を叩き込む」という「抑止力」でしたが、それも冷戦時代の終焉と地域紛争の拡大により、つまり漫画連載中の世情の変化により現実味の薄いものになってしまいましたが、ガンダム00はそれに輪をかけて酷い発想に感じます。今後の展開に期待、と言いたいところですが、今までのことを考えると… とても期待は出来ませぬ。一応しばらくは見る予定ですが。 しかしまあ、爆撃機のカレの自己陶酔っぷりには呆れるというか悪寒が走るというか、嫌悪に近いものがありました。殺した相手の顔も見えず、血を見ることも無い英雄は嫌いです。
あと戦闘シーン見て思ったこと。あの世界感、というかあの程度の戦闘能力のMS(量産型の皆さんね)が、戦車や戦闘ヘリに取って代わって戦場の主役になってる理由がさっぱりわかりません。泥臭くてカッコイイけども(笑)
.. 2007年10月15日 08:23 No.214001
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