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■--野望の果てに・・・
++ パピヨン (大尉)…47回          

こんばんは、KML様。
キツネ狩り184話読みました。

長かった死闘、あまりに激しかった桐山君と周藤君の戦いに遂に終止符が打たれる時が来ました。
崖を転がり落ちていく車を舞台に一進一退の攻防を繰り広げる二人の戦士。そして全く同時に放たれた決着の銃弾。
先に崩れたのは桐山和雄。しかし致命の一撃を受けたのは・・・周藤晶。
お互い同時に攻撃してそれが決着となる場合先に倒れた様に見える方が勝者というバトルマンガの最も有名なお約束の一つを導入した決着でしたね。

致命傷を負った周藤君。迫り来る死に対する恐怖も後悔も無くあるのはただ自分がやろうとしたことを果たせない無念。
彼は自分が今まで賭けてきたことの全てを弟の輪也君に託します。
これからの生き方、勝ち抜いていくためのアドバイス、そして総統の座を目指せと。
もし自分と敵対してる者の下につかねばならないのなら氷室君の下につけと言うところなどやっぱりライバル同士だったけど氷室君のことを認めていたんですね。
彼になら弟を任せても良いと・・・
しかしこの時の輪也君の心情を想うと・・・民間人を狩るだけの簡単な仕事だったはずなのに異変については誰も知らせてくれず、誰よりも尊敬する兄から突然届いたのは遺書。
世界が崩壊したかのような衝撃と絶望だったのではないでしょうか。
彼は今後どのように生きていくのでしょうか。周藤君の言葉通り総統を目指すのにしても、特選兵士でもない彼が総統を目指すのは尋常一様な苦労ではないでしょうね。
それから桐山君は彼の兄の仇ということになりますが、瀬名君みたいに桐山君への復讐を誓ったりするのでしょうか。
何にしても大変などという言葉では言い表せないほどの困難が待ち構えていそうですね。
どうか強く生きていって欲しいものです。

それとこれは以前から気になっていたのですが、大東亜共和国の総統というのは世襲制ではないのでしょうか。
周藤君は前々から総統の座を目指すと言っていましたが、彰人殿下が登場したとき後継者候補ナンバー2だとあり総統の座は世襲制で順番が決まっているようだったので幾ら特選兵士がエリート街道を行くといっても総統にまでなれるのかがずっと疑問だったんです。
輪也君が周藤君の遺志を継いだとしても総統一族と血の繋がりがない彼が総統の座を目指すというのは制度的に可能なんでしょうか。

周藤君の最期は自決。
たとえ敗北しても他者の手で命を奪われるを潔しとせず、自らその野望に満ちた人生の幕を降ろしてしまいました。
これは凄く周藤君らしいですね。とてもプライドの高い彼の性格がこの終わり方を選択させたのでしょう。
なんかもうすごく泣けてきましたよ。輪也君へと語り掛けるところも結末の瞬間も(涙)
自分の夢を果たせない悔しさ、弟へと託した想い、自ら最も血塗られた道を歩むことを選び、一度も後悔することなく逝った彼の生き様と死に様。
どれもこれも涙無しでは語れません(涙)
どうかこれからは天国でこれまでは無かった安らぎを・・・

迫り来る皆殺しエンドは敵にも味方にも平等で今回遂に周藤君も逝き、いよいよ完結も間近のようですね。
キツネ狩りでは死んでしまった周藤君ですが、パラレルワールド(Solitary Islandや第三作)では生き延びて幸せになってくれるよう心から望みます。

では。
(218.47.44.149).. 2007年11月06日 04:34   No.1449001

++ 管理人KML (総統)…1451回       
パピヨンさま、こんばんわ。

対周藤戦もやっと終わりました……。
崖を転がり落ちるシーンは、ハリウッド映画イメージして書いたんですが、本当はもっと迫力あるものにしたかったです。
文章能力が追いつかず、あんな駄文に……。
最後の銃での決着はまさに少年漫画のお約束ですね。
最初に主役が倒れるんですが、後から倒れた敵のほうが実は致命傷という、リアルに考えたら、そんなわけないというオチでした。

周藤は死ぬのは怖くなかったんですが、どうしても野望だけは終わらせたくなかったんです。
自分の命や人生を全部つぎこんできた夢でしたからね。
だから自分がかなえられないのなら、自分にとって一番近い存在である弟にやらせようと無謀なこと考えたんです。
それほど、その野望に全てをかけていたんですよ。
氷室はライバルとはいえ、嫌な奴じゃなかったですからね。
ライバルであった自分の弟でも、私情で扱うようなマネはしない男だとわかっているので氷室を推薦したんです。
反対に立花の下についたら、利用するだけ利用されて最後は捨てられるので、立花にだけはやめろと忠告したんです。

パピヨンさまが心配なさってくれているように輪也は桐山に対して深い憎しみ抱くようになります。
周藤は輪也に対して個人的感情で動くなと常々言い聞かせていましたが、彼は真っ直ぐな人間なので、そういう器用なことはできないんです。
瀬名にとっては親友の仇ですが、輪也はたった一人の肉親だったので、根は深いですよ。
ともかく、輪也は兄の死で変わることは間違いないです。
今後は死ぬほど努力して軍人として成長してもらいます。

大東亜共和国の総統はほとんど世襲制になってます。
なぜなら、国全体が封建社会に近い状態になっているというのがうちのサイトでの設定でして。
ただ、憲法などで世襲制としているわけではなくて、単に総統一族が権力持ちすぎたがゆえに世襲制を可能にしているだけなんです。
だから不可能ではないんですよ。
総統になれるだけの権力と実績を持てば。
でも、それはまだまだ数十年後を想定しての話です。
周藤は数十年後を考えて、自分の手で歴史を変えてやるつもりだったというわけなんです。

周藤は自殺はしないけど、自害はするっていうタイプなんです。
もう時間の問題でしたから。だったら敵の手ではなく、自分の手でピリオドつけるってのが彼のけじめだったんです。
だから非業の死を遂げても、後悔はなかったはずです。
自分の生き方には常に全力つぎ込んでましたから。
キツネ狩りでは死にましたが、まだ他のオリバトでは生存してますので、そちらの周藤も応援お願いしますね。

周藤も死に、これでまた最終回に近付きました。
残るバトルも後一つです。
どうか最後まで見守ってください。

では、また遊びに来てください。お待ちしています。

(202.53.114.109).. 2007年11月06日 22:35   No.1449002


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