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わたしは単なる「観光ガイドブック」を書こうとしているのではありません。 このことは「裏の設定」でして、読者の方たちはそうとは知らず、「観光ガイド」だと勘違いして読み始めても構いません。 けれども、読み進めてゆくうちに、謎が示されたり、変わった雰囲気が出てきたりして、「何だか普通の旅行とは違う?」と思わせるねらいがありました。 つまり、わたしとしては物語を書いているのでありまして、読者は物語の作中人物として行動することになります。 普通の観光ガイドをお求めなら本屋さんに行けば良いのでありまして、わたしが書く意味はまったくありません。 ゆっくり書き進めようと思っておりましたが、皆さんがこれほど先走りすぎるとは予想しておりませんでした。このように種明かしをしなければならなくなってしまったのは、完全にわたしの失敗でした。
.. 2007年11月01日 02:41 No.65006
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