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スカウト陣が早速熱視線。今秋のドラフト上位候補、近大・巽真悟投手(21)が9日、奈良県生駒市の同校グラウンドで始動。阪神からは3人のスカウトが派遣された。MAX149キロと縦に大きく落ちるスライダーが武器の本格派右腕に。虎は今後も密着マークを続ける。
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地元の有力選手の練習初日に虎スカウト陣が集結。佐野西日本統括スカウトと畑山、山本両スカウトが、巽に熱視線。担当の畑山スカウトは、密着マークを続けることを宣言した。
「当然、上位候補に入ってくる投手であることに間違いない。真っすぐとスライダーは(プロの)一軍のレベルに入っていける。スキルアップすれば十分即戦力の投手。全試合見る? できる限り見ていく。キャンプにも行くつもり」
昨春の京大戦で23奪三振のリーグ新記録、翌週の同志社戦ではノーヒットノーランを達成。MVP、最優秀投手、ベストナインに輝いた“虎の恋人”を、どこまでも追いかける。2月21日から広島・呉で始まるキャンプにも視察を予定し、リーグ戦も見守っていく。
昨秋の大学・社会人Dで獲得した白仁田は右肩のリハビリ中、黒田は約1年間、実戦から離れている。本当の意味での即戦力ではない。巽への思いはひとしおだ。
中日からもスカウトが訪れ、計4人に見守られた巽は「それだけ自分のことを見てくれているということなので、ありがたいです」。今年の目標に大学通算20勝(現在10勝2敗)とMAX150キロを掲げた。住馬(いこま)大社への初詣では、「始終ご縁がありますように」とお賽銭は45円。阪神と約10カ月後に“ご縁”があるか。
(122.19.232.169).. 2008年01月10日 13:10 No.61001
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