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<福岡沖玄界地震>1人死亡、400人以上重軽傷
20日午前10時53分ごろ、九州北部で強い地震があり、福岡市や福岡県前原市、佐賀県みやき町で震度6弱、九州から関東の広い範囲で震度5強〜1を観測した。気象庁によると、震源地は福岡県西方沖で震源の深さは約9キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.0と推定される。福岡市沖の玄界島(同市西区)で家屋倒壊が相次ぎ、博多区で1人が死亡。福岡、佐賀、長崎県で午後6時現在、118人の負傷者(各県調べ)が出ている。毎日新聞が福岡市内の主な病院に確認したところ、負傷者は400人以上に上り、重傷者も約50人に達した。 九州で震度6弱の地震があったのは、97年5月の鹿児島県薩摩地方の地震(M6.4)以来。福岡、佐賀両県で震度5以上を記録したのは、統計のある1926年以来初めて。また、福岡市中央区の一部では、震度6強に達した地点もあると推定されるという。 気象庁によると、余震は午後6時までに、震度3が3回など、有感の余震は計73回発生。福岡管区気象台は「今後、1週間から10日程度は震度5弱〜5強の余震が発生する可能性がある。最大でM6程度で、地盤の悪い所では震度5強となる恐れがある」として注意を呼びかけている。
(203.136.171.99).. 03月20日 01:43 No.399001
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