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技術の語源でテクニックという言葉で言い表すが、テクニックはギリシア語のテクネーに語源をもつといわれている。 ギリシアでは人間の知能を五つに分け、知的特性と呼ばれていた。技術知、推理知、実践知、理論知、直観知などがそれである。 技術知とは他の四つの知、つまり経験的な知識とはその性質を異にするもので、特色は物事の原因についての知、あるいは物事全体の原因である成果についての知である。 テクネーは、その性格から常に物事の成果と結びついているものであるがテクネーと成果とを結びつけているものは一つの目的である。目的はそれを目指す者の心のなかにある形相である。形相からは二つの作用が生じる。一つは形相実現のための思索がはたらく意識過程、他は形相実現のための制作の実在過程。
(60.238.95.225).. 2006年05月04日 20:43 No.36001
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